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悪魔と天使の誕生日☆9
『あの、晃くん・・・あ、あれって・・・///』
『うん。いかがわしい人がくれそうな、
いかがわしいモノ、だね』
『・・・・・・う・・・////』
うはは!
照れてる遊・・・かわいいぞっ!
――って、そうじゃなくてっっ!
『まぁ、店長らしいっちゃ らしいけど』
『う・・・・うん・・////』
2人で はぁ・・・と、ため息をついて
ふと、封筒が 落ちているのが
目に入った。
・・・・・・手紙?だよな?
一体、何が書いてあるんだか・・・
『遊・・これ・・・手紙かなぁ?』
『え?』
封筒を遊に渡す。
遊の目が、字を追っていく。
読み終わると遊は・・・ガックリ項垂れ、膝を抱えて顔を隠すように伏せてしまった。
あ、あれ・・・?
何 書いたんだよ~、あの悪魔っっ!
声をかけようにも遊は、ずっと伏せたまま、
動かない。
何が書いてあったんだろ・・
シーン
話しかける雰囲気じゃないけど
このままじゃ埒があかない・・・!
コホン、と1つ 咳払いをしてから
思いきって遊に話しかけた。
『ゆ、遊・・・なんて書いてあったか・・・
聞いてもいい?』
すると、遊は顔も上げずに封筒をクイッと、上に上げた。「読んでもいい」って事らしい。
なになに?
「遊くんへ
お誕生日 おめでとう♡
優しい大人の俺から、
遊くんが大人の階段を登るための
素晴らしいアイテムを授けます。
使い方が、分からなければ いつでも
連絡下さい。優しい大人の俺が直々に
教えてあげます。
P.S.
使用した際は、必ず 俺に
詳しく報告するように。
必ず、だ。」
『・・・あぁ・・・・もう・・・・!』
ガックリ
ダメだ・・・・・
ダメな大人だよ・・・てんちょー!
何が優しい大人だ・・・!
アンタは、鬼畜で ドSな悪魔だっっ!
部屋に充満するなんとも言えない妙な空気。
遊と一緒にいて、こんなに居たたまれない
気まずい雰囲気になった事があっただろうか・・・・・
困り果てていると、この空気を変えようと、
先手を打ったのは遊だった。
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