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悪魔と天使の誕生日☆12

『あ~、今日は すごく・・いい誕生日だった・・』 お風呂から あがって、ベッドに入ると 遊がぴったり くっついて、そう言ってくれた。 『去年ね?晃くんがケーキ買ってくれて 2人で食べたの・・・、すごく嬉しかった・・・ でも、今年は、晃くんのご飯が食べれて 腕時計も もらって・・・ あとは・・・・・/// 色々あったけど・・・・ でも、すごく嬉しかった・・・』 『遊・・・・・』 『ありがとう・・・』 『・・・・うん』 よかった・・・ ギュッと抱きしめる腕に力を込めると 遊が、もぞもぞ し始める。 体を起こして、俺の胸に頭を乗せて、 上から抱きついてきた。 『あの・・・晃くん・・///』 『・・・・・・ん?』 『あ、あの・・・///』 『うん?』 『あの・・あの・・薫さんがくれた・・・アレ・・///』 『・・・・・アレ?』 『あの・・紙袋・・・の・・・////』 ─────っ! 『あ///・・あぁ・・・、アレ・・・///』 『あの・・・アレって・・/// あの・・・晃くんは・・・えと・・・・///』 『・・・・・・俺?』 『あの・・つ、使って見たいもの・・なの///?』 『――っ・・・へ・・・・?』 つ、使う・・・? ゆ、遊に・・・・アレ・・を・・///? 『えと・・・、えっと・・・僕は・・・・/// ・・む、無理かも・・・なんだけど・・・/// あ、晃くんは・・どうなのかな・・って・・///』 『い、いやいや、俺もちょっと・・アレは・・///』 って、ホントは気になるけど! めっちゃ気になるけど! 『ホ、ホントに・・・?』 『・・・・・・・え?』 『ホントに・・・興味ない?』 『いや・・えと・・・・////』 興味? あるに決まってんじゃん! 遊が・・アレであーなったり、こーなったりするトコ・・絶対 かわいいっ!! 心の中で叫んでいると、遊が頭を上げ、 上から ジーッと見つめてくる。 『晃くん・・・正直に言って?』 『え。い・・・や・・あの・・・(汗)』 って、無理って言ってる遊には 言えない・・・・。 でも、こんなに真っ直ぐ見つめられると・・・ 俺・・・ウソつけない・・・っ! 『えと・・・ちょっとだけ・・・アリマス・・////』 『・・・・・ん////…、分かった・・・・////』 分かった・・・?何が? 『あの・・心の準備が・・・出来たら・・・・』 心の準備・・・?何の? 『だから・・・待っててね・・・///?』 待つ・・・・?何を? 遊は、言って満足したように また胸に頭を乗せてグリグリ擦りつける。 顔、真っ赤だし・・・・なんか・・・ 恥ずかしかったのかな・・・?? おもちゃの話してて~ 興味あるかって話になって~ 心の準備が出来たら・・・・・ 『・・・・・・・・っ////!』 ・・・・・・え? え? え? い、今のって・・・・ 今のって・・・・まさか・・・///!? え? え? え――――――っ?! 使っていいってコト!? 心の準備が出来たら、 使っていいってコトー!? ウ、ウソーっっ////!! 絶対、ダメだろうなって 遊が嫌がる事はしたくないって 諦めてたから びっくりーっっ////!! あ・・・・・でも・・・待てよ? もしかしたら・・・俺の事 考えて・・・ 俺のために言ってくれた・・気がする・・・・ 遊は優しいから・・・俺のために。 ホントはイヤなのかも・・・ 無理しなくていいのに・・・

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