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晃の受難☆3
遊が戻って来ないか・・・しばらく様子をうかがって、そーっと、アソコを撫でてみる。
やっぱり、痛みは・・・ない・・・
勇気を出して・・・見て・・見る?
もう痛くないから・・大丈夫・・だよね?
でも・・・、怖い・・・・!
どうしよう・・!
なんか とんでもないコトになってたら・・・!
こ、怖いよぉ・・・!
・・・・・・・・・。
・・・後にしよう。うん。
後、後っ!
とりあえず、
ゆっくり立ってみて・・・、よし!
歩き出してみて・・・、よし!
軽くジャンプしてみて・・・、よし!
大丈夫じゃーん ♪
あー、よかった ♪
部屋を出ると、夕食を作る遊の後ろ姿が見える。さっき、変に思われてたから・・・普通に、普通に・・・・。
『ゆ、ゆゆゆゆー』
『あ、晃くん。・・・・大丈夫?』
一度、こっちを見た遊が、フライパンに視線を戻して 聞いてくる。美味しそうな匂いがお腹を刺激する。
『うん。えーと…お風呂は・・・?』
『もう やったよ~』
『じゃあ・・俺・・・洗濯物を・・・、』
『・・・ホントに大丈夫?』
『うん!だいじょーぶ』
『じゃあ、お願いしまーす』
『はーい!』
炒めものを皿に移しながら、遊が
心配そうに こっちを見ている。
うーん・・・
やっぱ、話しとかなきゃ・・だよなぁ。
『出来た!僕も手伝う~!』
夕食の準備を終えた遊が、洗濯物をたたんでいる俺の傍に来て 座った。
洗濯物を取って、一緒に たたみ始める。
『そういえば・・洗濯物、具合 悪かったのに
入れてくれて、ありがとう』
『いや・・・あの・・さ、遊・・・』
『ん~?なに?』
『実は・・・さ、』
『・・・・・・・・え?』
『実は・・・・・・』
俺は、夕方の出来事を、遊に話した。
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