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晃の受難☆5
勃たない・・・!
その現実に、俺は・・・
ショックを隠しきれなかった。
遊が せっかく作ってくれた晩ごはんも
味が全然しない。
話しかけられても
うまく言葉が出てこない。
遊は、俺の突然の変化に戸惑い、困惑しているのが分かる。
心配してくれてるのも、すごく伝わってくる。
けど、どうしたらいいのか分からない。
結局、おかしな空気のまま、ご飯を食べ終わってしまった。
お風呂も、一緒には入ったけど
あんまり温めない方がいいんじゃないかと思って、シャワーだけにして遊より先にあがり、
新しい保冷剤をタオルでくるんで ベッドに向かった。
仰向けに寝転び、ズボンの上から、擦ってみる。
うーん
やっぱ 痛くはないんだけどな・・
なんて勃たなかったんだろ・・・
今なら勃つかな・・・?
ちょっとだけ・・・
反応するか どうかだけ・・・・
頭に思い浮かべるのは、遊。
エッチしてる時のエロい顔
イッた後の気だるそうな顔
キスした時の恥ずかしそうな顔
『う、あ・・・っ』
あ、反応し・・そう・・?
少しだけ、大きくなりそうな気配。
ぃよっしゃ!
こい!
頑張れ!
ちょっと力を入れて擦ると、段々 中心に熱が集まってきて 熱くなってくる。
────と、
急にタマ○マが キューっと縮こまる感じがして キリキリと痛みが襲ってきた。
『いっ―――!』
・・・痛ぁっ!
い、痛いぃぃ――っ!
痛みは どんどん、どんどん 大きくなっていく。
痛いっ!
痛いっっ!
痛ぁいぃぃぃっっっ!!!
『ぐおぉぉぉぉぉぉ――っ!!』
と、悶絶していると、その声を聞きつけて、
遊が部屋に駆け込んできた。
『晃くんっ!?』
股間を押さえ、悶える俺。
情けない!
見ないでぇぇっ!
叫びたいけど、声も出ない。
マジで、どうしよう!
俺・・・・
俺・・・・っ
2度と勃たないんじゃ・・・!?
だれか 助けて――――っ!(泣)
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