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晃の受難☆9
『ごめんね・・晃くん・・・』
『遊・・?なんで・・謝るの?』
聞くと、遊は また俺にしがみついて、
顔を肩口に埋めてしまった。
そして、震える声で 話し始めた。
『だって・・僕が・・自然に治る、って言ったのに
晃くんと一緒にいると・・苦しくて・・』
『え?』
『晃くん、大変だから・・僕もガマンしなくちゃ・・ううん、ガマンできるって思ってたんだけど・・どんどん・・寂しくなってきて・・ダメなのに、さ・・触りたいとか、触ってほしいとか・・
思ったり・・・して・・///』
『遊・・・・・・///』
『でもね?晃くんに痛い思いとか ツラい思いとか・・してほしくない気持ちも もちろんあって・・・色々 考えてたら、晃くんの傍に行けなくなっちゃって・・・・・・。
・・・・・・・・どうしようっ////!』
突然 叫んで、ガバッと顔を上げる。
『・・・・え?な、なにが?』
『僕・・僕・・、
すごくエッチな体になっちゃった・・・!
どうしようっ!晃くんっ/////!』
真っ赤な顔でそう叫んで・・・へなへなと
うずくまってしまった。
『・・・・・・・・・・////』
えーと・・・?
つまり・・・?
遊の言った事を まとめると・・・
俺に 触ってほしかった、けど・・・
ガマンしなくちゃいけないって
ガマンしてたけど
また、俺が痛がるんじゃないか、とか
勃たなくてツラい思いをするんじゃ・・、とか
色々 考えてたら・・・
傍に来れなくなって悩んでた・・、と。
つまり・・・
要するに・・・、
色々すっ飛ばして極論を言うと・・・
俺と・・・・エッチなコトをしたかった、
・・・ってこと?
俺が都合よく、勘違いしてるんじゃ
ないよな?
エッチな体・・・///
全然、大丈夫!
大歓迎だよっ!
ウェルカム!
もう、「勃つ 」とか 「勃たない」とか
関係ねーっ!
触りたいっ!
俺だって ガマンしてたんだ!
遊に、触りたいっっ!!
『遊・・・っ!』
俺も しゃがんで、うずくまっている遊の肩を掴む。
驚いて顔を上げた遊は・・・
未だに、真っ赤な顔で、恥ずかしさからか
ちょっとだけ目に涙が滲んでいた。
よかった・・・、泣いてなかった・・・。
『ごめんなさい///・・僕・・自分勝手で・・』
『・・・・・っ!』
『エッチで・・・ごめんなさい・・//////』
出た・・・!
悩殺上目使い・・・!
か、
かーわーいーいー////!
もう!たまんないっ!
何で こんなに かわいいんだ――っ!
もう、
ガマンできません!!
俺は、遊に のし掛かると
勢いよく 畳に押し倒した。
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