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晃の受難☆22

*** 遊・side *** ホントはキスしたい! イチャイチャだって、したい! でも・・・キスしたら・・・ 止まらなくなる・・・ きっと はしたなく求めてしまう・・・ やっぱり、ダメ・・・! ガマン・・ガマン・・ガマン・・・ッ! 必死に気持ちを押さえて、ご飯を作る。 明日は、大学が午後から、だから・・・ にんにく使お・・・。 魂胆みえみえかなぁ・・・/// ご飯が出来て・・・晃くんの方を見ると、 ソファーで横になっていた。 声をかけるけど、反応はない・・・ あれ? 寝てるのかな・・・? 傍まで行って、座って そっと手を伸ばして 頭を撫でてみる。 このくらいなら 触っても・・・ガマン出来る・・・! (・・・多分!) 何度か撫でても晃くんは目を覚まさない。 寝てる・・・よね・・・? ちょっとだけ、甘えちゃおうかな・・ 晃くんの胸にちょこんと頭を乗せてみる。 いつもの癖で グリグリと擦りよせてしまう。 久しぶりの晃くんのぬくもり・・・ あ~、好き・・・・ ドキドキする。 ギューってしてほしい・・・ っ・・・・//// あ・・・・どうしよう・・・・/// 体が 熱くなってきちゃった・・・/// 晃くん・・・僕、もう・・・・ どうしよう・・・・///// ガ、ガマン・・・・ガマン・・・//// 体の熱を逃がそうと、大きく息を吐いた。 でも全然ダメ。全然 冷めてくれない。 それどころか ますます熱くなっていく・・ 『晃くん・・・僕・・もう・・ダメ・・・かも・・///』 思わず、そんな事を呟いてしまった。 まさか、晃くんが起きてるなんて 思いもせずに。 『ゆ、ゆーっ・・・!』 突然の叫び声、そして 突然 抱きしめられて、僕は・・・パニックになってしまった。 自分が何を考えてたか、晃くんに知られてしまった。 恥ずかしくて、情けなくて・・・ 僕は晃くんの腕を振り払い、自分の部屋へ 走って 逃げ込んだ。 うわーん・・///! やっちゃった・・・//// は、恥ずかしい・・・・っ! 顔も体も熱くて、とりあえず気持ちを落ち着かせようと深呼吸を繰り返す。 ああ・・・もう!僕のばか・・・っ! なんで あんな事 言っちゃったんだろ・・・ 「もうダメ」なんて・・・言われたって 晃くんが困るだけなのに・・・///! 晃くん・・どう思ったかな・・? 僕が・・・エッチ過ぎて、 嫌われたら どうしよう!! うぅ・・・・・・やだ・・・ 晃くん・・・晃くん。 僕を嫌わないで・・・・ ・・・・・ダメだ。 ここで泣いてたって気持ちは伝わらない。 逃げちゃダメだ・・・っ! ちゃんと話さなきゃ・・・っ! そう思って ダイニングに戻ろうとした時、 バーンッ!と 襖が開いて、晃くんが何か叫びながら部屋に飛び込んできた。 晃くん・・っ!来てくれた・・・! 僕、嫌われてなかった・・・! 嬉しくて、嬉しくて、 思いっきり晃くんに抱きついた。 思いの強さを、腕に力を込めて。 好き・・・! 大好き・・・・! 晃くん、大好き・・・っ!!

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