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遊の災難☆3

『え・・・?なんだよ・・・、誰?』 『ど、どうする?』 『くそ・・・・!』 慌てる男たち。 すると、また ガンッ!ガンッ!と、ドアを蹴る音が・・・・だんだん大きくなる。 『おら!出てこいッつってンだろーが!』 『ど、どうする?』 『どうするったって・・どうする?』 『・・・・逃げるぞ。鍵開けたら一気に飛び出す。・・・いいか?』 『お、おう・・・』 『わ、わかった・・!』 3人が僕に背を向ける。 頷きあい、タイミングをはかって 鍵を開け、ドアを開けた。 男たちが飛び出そうとする。 ナイフを持っていた、おそらくリーダー格の男が逃げていく、その背中を見ていたら・・・ 体が勝手に動いた。 渾身の力を込めて、前蹴りを喰らわす。 『うわっ・・・・!』 リーダー格の男が、つんのめって倒れる。 スマホを持っていた男も、巻き込まれて一緒に倒れ、ナイフとスマホが床を滑って行くのが見えた。

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