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晴臣の試練☆6

『はぁ・・・・・』 遠い・・・・・・・ いや、仕方ない・・・ 走って来た距離が、俺へのペナルティ! ――と、反省しつつ、ファミレスを目指し トボトボと歩き出した。 * * * そして、やっとファミレスの前まで 戻ってきた・・・ん・・・だけど。 『う。・・・・は、入れない・・・・・・』 ・・・気まずくて ど、どうしよう・・・・ 外から、中の様子を覗くけど・・・ 英道たちの座ってる席はちょうど見えない位置で、3人が今 どうしてるのかが分からない。 とは言え 見に行って・・・見つかったらヤだしなぁ・・・ まさか・・! か、帰っては・・ない・・よな・・・? いや、帰ってたら・・・ 英道がメールか何かくれる・・はず・・だよ ・・・な・・・・・・? スマホ・・・・ 『───あ!あ~・・スマホ・・・・・、 カバンの中だ・・・・!』 勢いで出てきたから カバン、置いたままだった・・・! 『あぁ・・最悪・・・・・・』 ヘタリ・・・と、入り口の階段に座り込む。 出てくるの・・・待とうかな・・・。 そう思った時、扉が開いた。 もしかして、英道!? ───と、思いきり期待して見たら・・・・ 出てきたのは 若いカップルだった・・・。 『あ・・・・・・/////』 “何してんの?”って顔で ジロジロ見られてしまう。 ・・・恥ずかしい・・・・ //// くそぉ・・・・! やっぱり、入るかっ! 覚悟を決めて立ち上がったら、 また扉が開いて、今度は 晃が出てきた。

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