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晴臣の試練☆11
『・・・・・うっ・・・////』
なんて顔・・・してんだ・・///
なんというか・・・
切ないような、苦しいような・・・・
でも、その・・愛しいものを見る・・ような・・///
その目に 吸い込まれそうになる。
不覚にも、カッコいい・・・・なんて
思ってしまった。
『なぁ、俺に触られるの、イヤか?』
『・・・・・・っ!?』
『・・・・・なぁ?』
英道が俺の目を真っ直ぐに見て、
問いかけてくる。
『・・・・・・・うっ・・・』
心臓がまた、バクバク動き出す。
両手を置かれた肩が、ジンジン熱い。
これまでも同じこと、何回も聞かれた。
冗談っぽく、深刻な感じじゃなかったから
ごまかして曖昧にして・・・・
逃げてきた・・・けど、
今日は・・・逃げられない・・・気がした。
なによりも、俺が逃げたくない。
努力する・・・って決めたし・・・
言葉にして、伝えなきゃ・・・・
伝え・・・・なきゃ・・・
思えば思うほど、心臓は激しく鳴って・・・
考えようとする俺の思考のジャマをする。
『俺が、イヤか?』
答えない俺に焦れたのか、質問が変わった。
『・・・・・っ・・・!』
イヤな訳ない・・・
そんなの・・・
コイツにだって分かってるはず・・・
言わなきゃ・・・
ちゃんと、気持ちを伝えなきゃ・・
『─────お、俺・・・、俺はっっ!
ひ、ひ、ひ、英道が・・す、好きっ/////!』
さすがに目を見ては言えなくて・・・、
ギュッと目をつぶって、下を向いて叫ぶ。
『だ、だから・・・!
これからも、ずっと!傍に いたい!
だから・・傍に・・いて!いて下さいっ///!』
『・・・・それは、友達として・・か?』
『───へっ?
いっ・・、・・いや・・あの・・っ・・・その・・///
こ、こ、こ、こ・・ぃ・・こい・・・、こいっ・・
恋人として///・・・・で・・・す・・・・・っ///』
・・・・・・・くぅ・・////
か、顔が熱いっ////!
絶対、真っ赤になってる!
でも、言った!
言えた////!
自分の気持ち・・言えた・・!!
『俺の目ぇ 見て 言えるか?』
『───っっ////!?』
な、な、なんだと・・・///!?
む、むり・・・っ////!
それは・・むりっ////!
絶対!絶対!絶対に・・・むりっ!!!
首を横にブンブン振る。
振りすぎて、くらくらして よろけたところを英道に抱きとめられた。
『はは、冗談。・・よく言えました♪』
くすくす笑いながら、腰に手が回ってきて
強くギュッとされて・・
恥ずかしいけど、ドキドキするけど
・・・嬉しい。
『ありがとう。俺も、お前が大好きだ。
ずっと、一緒にいような』
『・・・・う、うん ////』
あぁ・・・・ホントだ
晃の言ったとおりだ・・・
心が温かくなる・・・
───体も熱いけど。
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