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晴臣の試練☆12

『よし!じゃあ、キスしようか?』 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?』 ―――キス・・・・?・・・・・しようか?? 『────は、はああああっ///!?』 思わず、ガバッと顔を上げると、 ニヤニヤ笑う英道が・・・いた。 さっきまでの顔と 全然 違うんだけどぉ!? な・・・なんて顔・・・してんだっ! 意地の悪そうな・・・、 何かを企んでるような・・・ すっげー 悪い顔。 ヤバイ・・・気がして ならない。 ・・・・・・・ よし!逃げよう! 『は、は、離せぇぇ――っ!!』 本気で逃げるため、渾身の力で暴れてやる、が・・・・・。 くっそぉ! ビクともしねーっっ! 英道のヤツは、涼しい顔してて 俺の抵抗なんて なんとも思ってないようだ。 『どした?もう暴れないのか?』 『─────っっ!!』 く、悔しい!! 悔しいーっ!! 『・・・・ぇ?キスは?する?しない?』 『しない!しない!しないーっっ!』 『えー、なんでだよー。 気持ちを伝えあったら、 こう・・色々 気持ちが盛り上がって キスする・・・ってーのは、純愛ドラマでも 定番だろー』 『・・・な、なんだそれ! そんなん知るかよっっ///!!』 『ハール、好きだよ・・・』 耳元で 囁かれ、抱きしめられ ますます体が密着する。 ぎゃ―――――――――っ!!! 心臓が・・・、心臓が! 口から、出るぅぅ・・・・っっ! 『////!バカっ!バカバカッ!離せよっ!』 『晴臣』 『─────っっっ//////!!!』 また、耳元で・・・///!! しかも、晴臣・・・って・・・・ 呼びすてって・・・/// こ、腰に・・・・・くるぅぅ・・・っ///! 『や・・////み、耳・・やめ・・っ・・・・////!』 『晴臣・・・・』 『─────っっっ//////!!!』 ぎゃ───────っっ! ダメだ・・! 腰・・砕けそう・・・///// 『いい?』 『・・・・・・う・・っ・・・・////』 もう、頭の中が ぐちゃぐちゃで・・・ 首を横に振る気力もなくて・・・ 考えるのも面倒くさくなって・・・ 抵抗するのも疲れて・・・・ どーせ、コイツのコトだ・・・ キ、キス・・・////するまで・・・・・//// 諦めないだろうし・・・・ 仕方ない・・・ 仕方ない・・から、だからな////!? 暴れるのをやめた俺は・・・、 自分から、英道に 抱きついた。

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