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晴臣の試練☆14
『ア、アホな事 言ってないで離せっ///!』
『あー、はいはい♪』
――と、
拍子抜けするほど、あっさり英道が離れた。
『・・・・・・へ?・・・あれ?』
『・・・・・・何?
――あ、まだ離れたくなかった?』
意味ありげに笑う英道に
ポンポンと、頭を撫でられた。
『・・・・・っ!/////ち、違うわっっ!』
『ま、今日はここまでで許してやろう♪』
『───はぁっ?』
何だ、その上から目線は・・・っ!
ギリリッと、睨みつけると・・・
英道は、ニヤニヤ楽しそうに笑いながら、
また顔を近づけてきた。
『続きは また今度・・・、な?』
『・・・な・・・・////////////////////////っ!』
耳元で囁かれ・・・・、
ボンッ・・て、音がしそうなくらいの勢いで
顔が熱くなる。
そんな俺の反応を見て、
やっぱり楽しそうな英道・・・。
く、くそぉ・・・・///
余裕ぶっこきやがって・・・!
『さあ、そろそろ寝るぞ~♪ハル♪』
『・・・・・・・・・・・////』
ま、まぁ・・いいか・・・
喜んでるみたいだし。
――ていうか・・・、続きって何だ?
ま、まぁ・・いいか・・・。
『おっと、その前に風呂 入らないとな♪』
『う、うん』
『先に入るか?それとも一緒に入る?』
『───は、はああ///!?
誰が一緒に入るかっ!
あ、後で・・入るっ・・・・先 入れっっ////!!』
今、入ったら・・・
逆上せて ゆでダコになりそうだし・・・
ちょっと冷静になってからじゃないとな・・・
『じゃあ、お先♪』
腹立つくらいご機嫌な英道が風呂に行って、
俺はリビングに移動した。
勝手知ったる・・・って感じで、
テレビをつけて、ソファーに横になる。
あー、なんかもう・・・。
色々ありすぎて、頭がついてかない・・・
────でも!
ちゃんと、好きって言えたし、
英道とキ・キ・キス!しちゃったし・・・///!
へへへ・・・////
これも、晃と遊のお陰・・・かな
あの2人に会えて、よかったな
また、会いたいなー
目を閉じて・・考えるのに夢中だった俺は
英道が風呂から出てきたのにも
気づかなかった。
ふと、
唇に温かい物が触れたような気がした。
・・・・ん?
なんか・・この感触・・・
さっきも・・・・
ゆっくり目を開ければ・・・
ニヤつく英道の顔が 目が寄りそうなくらい
間近に・・・・あった。
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