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晴臣の試練☆17
『も、もう いいだろっ///!離せっ///!』
『んー、まだ足りないー♪』
だ、抱きしめられてるのは・・・
まぁ、まぁ、ヨシとしよう・・////
(かなり妥協して)
でも・・でもでも・・・////!
『おま・・っ!
変なモノ押しつけんじゃねーっ///!』
お尻にあたる・・コレは・・・
コレは・・・・
絶対、アレだ・・・・////っっ!!
『えー、変なモノって何だよ?』
『───/////?!』
くっ、くっそぉ!
分かってるくせに・・・・!
ホント、たちが悪いなコイツは・・・・!
『わ、分かってんだろっ///!?
バカみちのアホッ!』
『バカみちって・・お前なぁ・・・
男の生理現象じゃん。仕方ないだろー』
『───っ///!!
だーかーら!押しつけんな、っての///!』
『あー、はいはい』
寝る前と同様、あっさり英道が離れていく。
ホッとする反面・・・、
ほんの少し 寂しくもあったり・・・
いや、寂しくない!
断じて寂しくなんかない!
『ハル。朝飯、作るから。
ゆっくり出てこいな?』
『─────/////!!!』
突然、こめかみにチュッとキスを落とされ、
ビックリして固まっている間に、
英道は寝室を出ていった。
ビ、ビ、ビックリしたぁ////!!!
朝っぱらから、もーっ/////!!
心臓に悪いだろー///!!
ベッドの上で、ジタバタする俺。
でも、なんだろう・・この感じ・・・
恥ずかしいけど嬉しくて、
でも、ちょっと怖くて・・・
・・・だけど・・嫌じゃない・・・
ふと、晃が言った言葉を思い出した。
“心が温かくなって、好きが増える”
うん。
晃の言ったとおり・・・だった。
ずっと抱えてたモヤモヤが晴れて
なんだか ものすごく 気分がいい。
もそもそと起き上がって寝室を出ると
フライパンを持った英道が振り返った。
『ハル、卵 何個 食う?』
『・・・3個』
『りょーかいー♪』
英道も ご機嫌だな・・・
──うん。
いいな、こういうの。
窓の外を見ると 眩しいほどの快晴。
俺たちの気分とおんなじだな
今日は、いい日になりそうだ。
*** 晴臣の試練・おわり ***
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