277 / 761
新見さんと☆13
** 一方、寝室では。 **
『お願いっ!詳しく教えて!』
『え・・・詳しく・・・って・・・』
・・えーと。知らない方がいいんじゃないのかなぁ
晴臣さん、あんなに照れ屋なのに
あーんな事や、こーんな事を知ったら・・
ますますエッチなんて出来なくなっちゃうんじゃ・・
『どうしたら、
お前らみたいに普通に出来るようになるかな!?』
『???・・普通に・・・?』
───どゆこと?
『い、今は・・その・・///
英道に さ、されるがままで・・さ、
キ、キ、キス///とか///、だ、抱きしめられるの・・とか
う、嬉しい・・って思ってても・・そう言えなくて・・
恥ずかしくて つい悪態ついちゃって・・』
『うん』
『このままじゃ俺・・
そのうち呆れられるんじゃないか、って・・・心配で』
『・・・・・・』
───ああ、そっち・・・!
気持ちの方、ね。
エッチを詳しく・・かと思っちゃった///
えへへ。僕ってば・・・///
『えーと。・・・それ、大丈夫じゃないかなー。
そういう晴臣さんを、新見さんは好きなんだと思うよ?・・無理しなくても大丈夫』
『でも・・・・・』
『焦っちゃダメだよ。
僕と晃くんが どうであっても、人それぞれなんだし
同じようにはならないよ?』
『・・・・・・うーん』
思い通りにならなくて、
もどかしいのは分かる気もするけど・・・
『新見さんは、
時間かけて ゆっくり・・・って思ってるみたいだし・・・
今は、それで いいんじゃない?』
『・・・うん・・でも・・・なぁ』
『考えすぎない方が上手くいくんじゃない?』
『えー?・・・なんで?』
『だって。
頭で考えても絶対、思い通りにはならないもん。
新見さんに任せちゃった方がいいと思う』
『・・・・・・・・』
そーかー、うーん・・・と唸りだす晴臣さん。
なんか・・・考え過ぎないでって言ってるのに
あれこれ考えちゃうみたい。
『でも前向きだね。
それだけでも すごい進歩だと思うよ?』
『うん・・。やっぱり、好きだから////
・・・英道の想いに応えたいって思うんだ・・・』
『ふふっ・・そっかぁ。
でも・・焦らないでね?
いつでも話は聞くからなんでも言って?』
『・・・・ありがと』
照れ臭そうに笑う晴臣さんはかわいい。
応援してあげなくちゃ。
なんて思っていたら、
『えと・・・じゃあ・・聞いてもいい?』
『・・・・うん?』
『あ~、あの・・・・さ///
は、初めて・・・って、どうだった?』
と、モジモジしながら聞いてくる晴臣さん。
『え?・・・あ・・、晃くんと僕の?』
『う、うん////』
晃くんと僕の・・初めて・・・
初めて・・・・は・・・・・・・・、
『ごめん・・よく覚えてない・・・』
ともだちにシェアしよう!