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新見さんと☆14
『え?覚えて・・・ない?』
『うん・・なんか僕、緊張しちゃって
ワケ分かんなくなって・・・
気がついたら・・終わってた・・・///』
そう・・・、
晃くんが大好きで大好きで
いつかは・・・って思ってたから
ネットで調べて
何となく分かってたつもりでいたんだけど
いざ そういう事になったら、頭 真っ白。
晃くんも相当 舞い上がってたし・・ね///
なにがなんだか覚えてない・・って言ったけど
すごく、すごく幸せだった事だけは ちゃんと覚えてる。
やっと繋がれて、泣きたいくらい嬉しかった。
『ふーん・・そっかぁ。
────で、でさぁ・・そ、その・・・・/////
初めてって・・・やっぱ、その・・・////
い、いた・・痛かった・・・///?』
『───っ、ぷっ・・』
『な、なんで笑うんだよ!?』
『───だってぇ・・・!
もしかして、ううん・・・もしかしなくても
1番 聞きたかったの、それでしょ?』
『───っっ//// !ん な・・っ!
・・・・って・・、まぁ・・そうなんだけど・・さ・・・///』
『んー。・・・あの・・ね・・・////』
どうしよう・・・
これ言うと、晴臣さんに・・引かれちゃうかな・・・
あ、あと・・・晃くんにも・・・
『じ、実は・・・ね・・・?』
実は・・・晃くんと途中までした時・・・
初めて・・・挿った指が・・1本でも痛くって・・
これはダメだ・・って思った。
でも、晃くんを受け入れたくて僕は・・・
僕は・・・・・・////
『───え・・?じ、自分で・・・////?』
『 ・・・っ・・・・・/// う、うん・・・////』
『・・・・・・ほ、ほえぇ・・・///////』
『・・ひ、引いた?・・引く・・よね・・・////』
でもね・・・ものすごく痛かったんだもん・・・
晃くん、優しいから・・・僕が あんまりにも痛がったら
やめちゃう気がして・・・嫌だったんだもん・・・///
『ひ、引かない・・・っ///!』
晴臣さんは、ぶんぶん首を横に振ってくれた。
とりあえず、ホッとした僕・・・だけど
晴臣さんの方は・・・しばらく考え込んだ後、
キュッと唇を噛みしめて・・静かに話し出した。
『・・・・・・あ、あの・・さ・・・・
俺・・英道に言ってない事があって・・・・・』
『・・・言ってない事?』
『・・・・・うん。・・・・これ言ったら・・・・・・俺・・・
英道に・・・嫌われる・・かもしれない・・・』
『・・・・・・え?』
『・・・・・・あの・・・・・あの時・・に・・・
・・・・・・・・・ゆ、指・・・指・・・が・・・・』
そこまで言って、晴臣さんは 自分の体を
ギュッと抱きしめて、俯いてしまう。
よく見れば・・・・体がガタガタと震えている。
『・・・・・晴臣さん・・・?───っ!』
─── あ。
あの時・・って、
・・・・・・・襲われた時・・・、だ。
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