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15[お願い]
あれからしばらくして、季節は冬になり今日はイブの前日。
「カイ!クリスマス泊まっていかない?」
「泊まる。」
「やった!朝、迎えに行くね。」
「何時?」
「んー朝四時とか?」
「無理。」
「じゃあ今日から泊まる?」
「…まぁそれでもいいけど。」
「じゃあ今日から泊まってって!!」
「わかった。」
カイがだんだん素直になってる。嬉しいなぁ…
「カイは欲しいものとかあるの?」
「欲しいもの、か…んー…特に無いかな。」
「え、特にないの?」
「うん。強いて言うなら…」
「なに?」
「パーカー欲しい。」
「パーカー?どんなやつ?」
「黒いパーカー。」
「メーカーとかは?」
「何も書いてないシンプルなやつ。てかなんでそんなこと聞くの?」
「んー秘密!」
「逆に蓮は?」
「んーとね!カイの処女が欲しい!」
「……は?」
「ん?」
「はぁ…」
「え、なんでため息!?」
「いや…別に欲しいものはいいんだけど…お前暴走しそうだから嫌だ。」
「え、いいの!?暴走しなかったらいいの!?」
「ま、まぁ…妊娠とかしたくねぇし…」
「わかった!!クリスマスプレゼントとしてカイの処女貰っていい?」
「別にいいけど…」
「じゃあクリスマスまでにレベルカンストして何にも動じなくなるから!」
「蓮に出来るのか?」
「ガンバリマス…」
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