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第六章 襲撃

「先生ッ! センセッ! 俺、もうイくぅう!」 「大翔くん、いっぱい出していいよ……ッ」  うぉおお、と派手に声を上げ、大翔は楓の内に吐き出した。  これで終わりと思いきや、続けて打ち込んでくる彼の性欲に、楓は焦った。 「大翔くん、もう、もうやめよう」 「もう一回。あと一発!」 「そ、んな。はぁ、あぁあ!」  痛いほど大きく広げられた脚を震わせ、楓もオーガズムに達してしまった。 「あ、はぁ、はぁ、あぁ、あ……」 「楓先生、最近すっげぇ感度イイな」 「そ、そう?」  自分に付けたスキンを始末しながら、楓はどきりとしていた。 (征生さんとのこと、バレてないよね)  今では頻繁にデートをしたり、身体を重ねたりして、愛し合っている二人だ。  それが大翔に知れると、征生の立場が悪くなることは楓にも解っていた。  しかし少年は何も勘繰ることなく、楓に手を差し伸べた。 「立てる? 先生」 「大翔くんが凄かったから、腰が抜けそう」  そんな楓の言葉に嬉しくなったのか、大翔はひどく張り切って見せた。 「俺、絶対合格してみせるから! 親父に、先生のおかげです、って言わせてみせっから!」 「ありがとう。その意気だよ」  季節は、秋になっていた。  大翔のA判定はその後何度か揺らいだが、ここ最近の模試ではいい成績をキープしていた。

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