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第八章・3
「じゃあ、次は首筋とか鎖骨にキスして」
「めんどくさいなぁ」
「こうしないと、身体が固いままだから」
相手をリラックスさせるためにも必要なことだ、と聖也は力説した。
「じゃあ、10回ずつくらいでいいか?」
「数学じゃないんだから、そこは相手の様子を見ながら決めてよ」
とりあえず、大翔は聖也の首筋やら鎖骨やら肩やらにキスを落とした。
「ん……、いいよ、本城くん。すっごく気持ちいぃ」
「マジ?」
「あ、はぁんッ! 噛まないでぇ!」
艶のある聖也の声に、大翔はだんだんノッてきた。
「後は、何となくわかるぞぉ。次は、ココだろ?」
「あぁっ、ふ、ぅんッ!」
大翔は聖也の小さな小さな乳首を舐め、唇で挟んだ。
おもしろいことに、どんどん聖也の性器が勃ち上がってくる。
「おい、聖也。今、気持ち悦いか?」
「う、うん。すっごく、いい……」
蕩けそうな声に気を良くした大翔は、彼の後ろに指を入れた。
「あう! 本城くん、ローション忘れてる!」
「あ、そうか。悪ぃ」
大翔はローションをたっぷりと指に絡め、もう一度聖也にチャレンジした。
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