ぬぷぬぷ、くちゅくちゅと鳴る粘っこい音に、大翔はのぼせ上って指を動かしていた。 「すっげぇヤらしい音。聖也にも、聞こえてっか？」 「ヤだぁ。恥ずかしいよぉ……」 「指、もっと奥まで入りそうだな」 「ひぁ！　あぁん！　そこはダメぇえ！」 「ダメなのか？　痛いのか？」 「いや、あの。ダメっていうのは、気持ち悦すぎてダメ、っていう……」 「逆説の定理、だな！　じゃあ、ガンガンいくぜ！」 「それ、ちょっと違うぅ！　あぁあん！」 　聖也はさんざん大翔に弄られ、精を吐いてしまった。 「おぉ……、俺より先にイッちまうなんて」 　楓先生は、そんなこと絶対なかったのに。 （やっぱ、ていねいなエッチって大事なのな） 「なぁ、聖也。挿れてもいいか？」 「はぁ、はぁ。あ、それ、いい傾向……」 　優しい声をかけてあげるのも、相手を思いやってることになるから。 　そう、聖也は言った。 「いいよ、本城くん。今日はよく解れてるから、痛くないと思うし」 「解った。じゃあ、イくぜ！」 　大翔は性器を手に取ると、硬い先端を聖也の後膣に当てた。