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強姦は、犯罪です!③
「遊びまくってる割に、随分初心 な反応だな。
あんまここは、弄られてなかった?」
楽しそうに聞かれたけれど、恥ずかしかったし答える必要があるとも思えなかったから、イエスともノーとも返事はしなかった。
「無視?まぁ、いいけどね。
追々、分かる事だし」
クスクスと意地悪く笑うその表情は、いつもと違い何処か艶かしい。
コイツのそんな顔を見たのは初めての事だったから、また少し動揺させられた。
そして完全に意識が胸に集中し、油断した隙をつかれて下半身に伸ばされた指先。
いきなり俺の分身に触れられたものだから、びっくりして体が大きく跳ね上がる。
「また、かたくなってきた。
可愛い、山田......」
「......神宮寺、キモい」
本当は快楽に流されそうになりながらも、無理やり口角を上げて笑って言ってやった。
「キモい?
気持ちいい、の間違いだろ?」
クスクスと笑う、神宮寺。
一方の俺はいま、間違いなく苦虫を噛み潰したような、しかめっ面をしているに違いない。
俺の事を彼は野良猫と言ったけれど、どちらかと言うとコイツの方が猫っぽいと思う。
とはいえ俺と違って、冷暖房完備のゴージャスな部屋で、猫脚付きのソファーの上に偉そうに寝転がっている、毛足の長い血統書付きのお猫様ってイメージだけれど。
そんな風に呑気に余所事を考え、現実逃避していると、今度はもう一方の手でお尻 の穴を撫でられた。
予想外の刺激に驚き、さっき以上に大きく体が跳ね上がる。
それを見て神宮寺は、ニヤリと満足そうに笑った。
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