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断じて、合意の上ではない!③

 もう恋なんてしたくないし、誰の事も信じないって、決めていたはずなのに。  ......神宮寺の事は、信じてみても良いかも知れないって思った。  ......思ったんだが、このタイミングで。  この鬼畜変態性悪野郎は俺の中に突っ込む指を、何の予告も無しにいきなり二本に増やしやがった。  凄まじいまでの、圧迫感。  苦しくて、まともに息が出来ない。  これ以上、ぜってぇ無理だって。  前言、撤回。  やっぱこの男、全くもって信用ならねぇ! 「抜......けよ、神宮寺!  マジで、無......理ぃ......!」  すべての神経がアナルに集中してしまい、嫌でも彼の指の感覚が自分の中で存在感を増していく。    指を埋められている場所を中心に、体全体が熱を持っていくのを感じる。  初めて経験する、未知の感覚。 「無理じゃないって。  大丈夫、大丈夫!  頑張れ、お前なら出来る!」  適当な事ばっか、言いやがって!  再び溢れ出した、涙。  それをもう一方の手の指先で拭い、神宮寺は楽しそうに笑った。   「大丈夫じゃねぇわ!  ケツ穴が割けたら、どうしてくれる!  ......俺の事を愛してるなら、我慢出来るよな?」  神宮寺の眉間に寄る、深いシワ。  そして指が俺の中から、ぬるりと抜かれた。  それにホッとした瞬間、指の代わりにそこに当てられたのは、彼の大きく隆起したモノ。  しかもそれにはちゃっかり、ゴムまで装備されている。  ホント、いつの間にそんな準備してたんだよ?  ......もはや、天才手品師の域じゃねぇか。

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