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第17話
★青桜side→
手を引いてバスルームに連れて行かれた。
浴槽には既に湯が張られ、室内も暖められていた。
自分で入る時は暖房なんてつけないのに…先輩は本当に優しい。
優 先輩が厚手のバスマットを敷き始めたからどうしたんだろうと見ていたら
「青桜 、四つん這いでお尻こっち向けて」
とか平然とした顔で言い放った。
「ぇ…」
今…なんて?聞き間違い…か?
パチンッ
ヤバイ!無意識にオレの頬に伸びてきた優先輩の手をはたき落としてしまった
「あ、ご、ごめんなさいっ
ビックリしちゃっただけですから!」
「なに?さっきはあんなに積極的だったのに、
Domじゃない僕には触れられたくなく
なった?それとも命令されないとイヤ
なの?」
「ち…ちがうっ
違わないけど…違うんです…」
なんで、そんな言い方するんだろう…オレは優先輩なら何言われても…何されても…嬉しいのに。
「どうしたの?大きな赤ちゃんみたいだね」
優先輩の言葉に自分の顔が強張るのが分かった。
「ああ…バカだなぁ。先にシャワー浴びよう。で、ゆっくりお湯に浸かってこのガチガチになってる体も心も解すぞ」
苦笑して先輩がシャワーを手にとる。
優先輩はなんでも分かってる。
オレが先輩に大きい体とか言われる事にコンプレックスを持ってる事も。
それでも、先輩はオレの事を大きいと言う。
多分意地悪で言ってるんじゃない…
本当に大きくなってる自分を先輩が捨てもせずに構ってくれる事自体奇跡なんだから…これ以上望んじゃダメだ。
それよりも、
「だ、ダメですっ お湯が汚れるっ…から」
オレは必死で今なすべき事をする!
ただでさえ先輩のモノが腹の中に有るって意識してケツ締めてるのに解されたら…ヤバイ!!
「まぁ…そうだよね…。そりゃイヤだよね。
お前のお尻からと言えども、元々僕の出した
ものだもんね」
先輩の物言いに力が抜けそうになる。
「先輩っ、表現にデリカシーがないっ」
「僕はお前の尻から出るものになんの
抵抗はないのに…」
先輩の感覚はおかしい。
おかしいと言うか、限りなく斜め上を行っている。
人付き合いの苦手な人だから仕方ないのかもだけど…と思っていたら先輩がオレを見上げていた。
う…めちゃくちゃ可愛い…
「優先輩っ!それ以上その綺麗な顔でそう
言うこと言わないでくださいっ」
「はぁ…ホント、お前は僕の顔好きだね。
はい、髪は後で洗おう。湯に浸かりな」
先輩は性格は見た目に反して男前だ。
いや、大雑把と言うか…我が道派と言うか…でも、良い意味で自分の信念を貫き徹す強さがある。
そんな所にも憧れていた。
対してオレは…どちらかと言うと女々しい…
先輩に抱かれてるうちに女の子っぽくなっちゃったのかな…
こんなデカい体で女々しいとかキモいだけだろ…あーダメだ。
先輩をハグさせて貰お…これでハグされるのは恥ずかしすぎるし…
先輩に向けて手を伸ばす。
「今日はこっちなの?」
コクリと頷く。
この人はオレのものだって感じたい…。
チャポン…と水の音。
ギューッと抱きしめ過ぎてハッと力を緩める。
キレイなうなじが覗いてる…舐め上げたくなるのを我慢する。
先輩の前では自分の雄の部分は見せたくない。可愛い後輩でいたい。
勿論、女の子になりたい訳じゃない。
ただ、先輩に
『青桜…可愛い。とても可愛いね。』
ってずっと言ってもらいたいんだ。
先輩のキレイな肩口に額をぐりぐり当てながら先輩のステキな所を羅列していく。
キレイ…先輩…好きすぎる。尊い。
オレも相当自分でキモいと思うくらい先輩フェチだ。
「先輩…好き、男前なところも、優しいところも…」
キレイなプラチナブロンドの髪、男性にしては細い首、綺麗な白い肌…
我慢出来なくなってそっとその肩口に口付けしていく。
シャンプー…同じものなのに凄く良い匂いだ。
耳の後ろにもキスをする。
ケツの中の先輩のものを感じ、無いはずの子宮が疼く。ヤバイ…チンコが…
「…そっか、僕は優しいか…たしかに、青桜に
だけは優しくなれるね。」
「そんな事っ」
少し振り返った見せた先輩の笑顔が儚くてキレイすぎて…益々ヤバい。
少しだけ腰を引いてバレないようにする。
先輩は女子達や周りの人達の自分を見る目に吐き気がして仕方ないらしくいつも早くジジイになりたいと言っている。
他者から性的な目で見られる事を至極嫌っている。
昔、「オレも?」って聞いた事があったけど、「青桜は僕のモノだから大丈夫だよ」と
優しい笑顔で言われて舞い上がるほど嬉しかったっけ。
「で青桜、今日のSEXどうだった?」
いきなり、直球な質問。
先輩はオブラートって言葉をしらない。
でも、腹を探りながら話す必要がないし、聞けばちゃんと答えてくれるから先輩の話し方がオレは好きだった。
「気持ち…良かったです////」
「そう?良かった」
先輩の顔は見えない。でも嫌な感じでないのは声音で分かる。
だから、聞いてみる…少し、先輩が嫌な思いしなかったか不安もあったから
「あの…先輩は?」
「7割良かったかな」
「ぇ…」
やっぱり…付き合わせてしまった?
あんな変なプレイをお願いしちゃったから困らせた?
今まで噛まれた事はあるけどSMらしい事はされた事はない。
嫌だったのかな…どうしよう
脳内でプチパニックを起こしていると先輩が振り返った。
「不満の1割は青桜が僕を先輩先輩呼んだ事。
もう1割は青桜が素直になってくれなかった事。
もう1割はハマりそうで怖かった…かな」
だから、そんなに焦ることはないよ
そう言ってオレの手の甲に口付ける。
キレイな笑顔も見せてくれる。
王子だ…なんで、この人は…そういう所ですよ、ホント…萌え死ぬ。
「そろそろ『先輩』呼びも、敬語もやめない?」
「そんな…」
突然の先輩の申し出に戸惑う。
甘えたいなら仕方ないけど、と付け加えてくれる先輩はやっぱり優しい…
『優さん』と呼ぶのも嫌じゃ無いけど気恥ずかしくて慣れる事が中々出来ない。
甘えたいのは事実だけど『ゆう』と呼ぶこと自体が俺だけが許された特別だからそれで結構幸せだったりする。
昔、同級生の女子が先輩の事『ゆう先輩』って呼んでガン無視されて泣いてたっけ。
男は胸ぐら掴まれて「キモい」とか言われてたっな…オレ…なんで付き合って貰えたんだろ…未だに理由がわからない。
「ねぇ…青桜、僕を抱いてみない?」
「ぇ?!」
ボーッとしていたオレは耳を疑った。
「抱いてはみたくない?
やっぱり抱くなら…女の子が良い?青桜は
カッコいいから大学でもお誘い多そうだもん
なぁ」
「なっ?!オレはっ!俺は優先輩だけです!!」
なんで?なんでそんな事を???
咄嗟に返したセリフがどれだけ恥ずかしいモノだったかに気付き、頭がショートしそうになった
でも、本当だから…オレはずっとサッカーばかりだったし、先輩とは高一の終わり頃からの付き合いだから経験は先輩しかいない。
「…ぇ?」
「お、オレは…優先輩しか知りませんっ////」
──恥ずかしい…っ
なんで、そんなに驚いた顔するんだよっ
そんな顔されたら居た堪れないじゃんかっ!
居心地が悪く俺はザブッと立ち上がった。
が──
「°%#○*☆!!」
あろうことか立ち上がったオレの…オレのチンコを先輩が握り締めた。
あり得ないっ。男の急所を握るか、普通!
「青桜、話の途中で席を立つのはお行儀が
悪いよ。それだからお前の思考が意固地に
なるんだ。僕の事で頭をいっぱいにするのは
良いけど、それはベッドの中でどう僕に
とって媚を売るかを考える時だけで充分だ。」
座れ。
あ、あまりの言い様に顔が赤くなるのが分かる。
この人に羞恥心とかないのだろうか?
何を言われても良いと言うのはこうやって飾らぬ言葉ですべてを話してくるから。
多少傷つくけど、浄化もされるから。
…都度、凹みそうには…凹んではしまうけど。
すこし芯を持ち始めていたオレの『ソレ』を見ながらやんわり揉み込むのもやめて欲しい。
とりあえず先輩の前にお座りさせられる。
出来るだけ小さくなるよう座る。
オレは先輩がオレを抱いて「お前はぼくの腕にすっぽり入って可愛いね…可愛い」と言って貰ったあの日に戻りたいといつも思ってる…なんでこんな育っちまったんだろ…
「昔は…お前の体の至る所にキスマークや噛み跡付けたものだよね」
ピクリ体が跳ねる。
オレが先輩より小さかった頃は本当に良くキスマークとか付けて貰って、体育の時間とか部活の着替えの時は本当に困ったっけ。
でも…家で改めて見ては嬉しくて…興奮しちゃったりもして…自分でその跡をなぞりながらオナニーしたりもしてたっけ。
「あの頃、独占欲が有るなんて気付かずお前の体を好きな様に抱いていたよね」
背中に先輩の唇の感触とリップ音が聞こえた。さっき愛された体はそれだけで甘く痺れる。
「どんどん成長して可愛かったお前がカッコ良くなっていって…僕の周りの女子が僕にお前は誰かと付き合ってるのかって聞いてきたり…」
黒歴史…。先輩に会うまではあんなに身長が欲しかったのに。
育ちたくもないのに毎日成長痛に苦しんだ。
あっという間に先輩の身長も超えてしまった…
捨てられると思って毎日ビクビクしてたっけ。
「今思えば、お前は僕のモノだとか無意識にマーキングしてたんだよね…あの頃、自分はまだ女の子抱いていたのに…お前には、その機会も与えなかったんだね…」
え?
「せん…ぱ、い?」
「どうしよう、あお…お前が可愛すぎて今すぐおまえの中に入りたい」
え?え?え?
戸惑っているオレの腰を上げさせたかと思ったら先輩のアレが──っ!
「あ…ぐっ」
「青桜、青桜…好き」
クチュ、クチュと卑猥な音が聞こえる。
いつもよりスムーズにオレの中に入ってくるソレに戸惑い締め上げたが、その行為は自身に跳ね返る。
より腹の中で先輩の形を、熱を、感じてしまった。
「この淫乱なオマンコは僕だけのものなのは
知っていたけど、こちらが未使用だったと
はね…」
やわやわとオレのチンコを握り扱く。
前の刺激に不慣れで弱いオレは先輩に扱かれるといつも腰を引いてしまう。
そうすると結果的に深く先輩を咥え込む形となるのだが、先輩はこの仕草がオレが強請っているようで好きだと言い、SEXの際にはよくこの様に弄られていた。
「折角包茎にならないように剥いてやったのに
未使用だなんて…こんなに立派に育てて
あげたのに」
「オレ…は、ケツに…突っ込まれないと
もう、イケませ んっ!? ぁぐっ
──あひっっ!!あひっっ!!だ、だめっ
先輩、急に早くなっ…やっ!あぐっ、
もう、そこっ…行き止まりだからっ」
先輩は身体の関係を持ち始めてすぐ、オレのチンコの皮を剥いた。
少しずつ根気よく、敏感な先っぽも慣らして言ってくれたおかげで包茎になる事なく今に至る。
まぁ、あの頃は怖くて仕方ないけど毎回気持ち良い事を体に刷り込まれ、その合間に半身に負荷が掛かる感じだったから、気付いた時には剥けていたっけ。
って…せ、先輩っ?!
なんか…届いちゃいけない所に、先輩のモノが?!!なんか…変っ!?
先輩のチンコの先がオレのS字結腸の入口をノックしていた。
先輩の4分の1の血は北欧のものらしく、先輩は色白で髪もプラチナブロンド…容姿はスレンダーだけど華奢という程ではなくライブの為の体力強化に普段ジムにも行ってるから体も引き締まり腹筋も適度割れていて、顔は鼻筋の通った絵本に出て来そうな王子様の様な美しい顔立ちをしていた。
そこに血のなせる技か、先輩のチンコは凶器に近い長さを誇っていた。
いつも散々オレを啼かせているそのチンコが…更に大きいなった。
ヂュボ、チュパ、ぐちゅぐちゅと緩急つけてペニスがオレの誰も入った事のない扉の入口にキスをする。
ダメ…そこは入る所じゃないのに──っ
「青桜可愛い…僕の形を覚えた良い子だとは
思っていたけど、ずっと僕専用だったんだ
ね…可愛い…可愛い。どうしよう、可愛い
すぎて止めてあげれないよ」
先輩の卑猥な言葉に顔も体も赤くなる。
腰を掴んでいた方の手が乳首を摘む。
乳首…ダメたからぁ
も…ぜんぶ…は…むりぃ
「ひゃっ…ハゲ しっ、あっ、あ゛あ゛
やっ、せ あぐっ」
「僕専用のペニスケース…ううん。おちんぽ
ケース。今ちゅぽちゅぽ僕のペニスとお前の
キスしてるこの貞淑で硬く閉じられた入口は
一体誰の為に開けるの?ね?青桜…この中
まで入れたらピッタリなのに…僕の、
僕専用のおちんちんケース…ねぇなりたく
ない?」
「せん…ど、あぐっ、あっ、ちゅぽちゅぽ
しちゃ、ゃあっ」
「違うだろ?なりたいです…は?
僕のじゃなくちゃここまで入れないよ?
ほら、分かる?良い子、少し扉が開いて
きたね…ぁー、良い子。可愛い…僕専用の
おちんぽケースになると言って」
エロオヤジが言いそうなそのキモそうなセリフは先輩が言っていると言うだけでオレの体をトロけさす呪文と化す。
「青桜?」
「あっあっ、むりぃ…ゆるしてぇ」
「僕を拒んだりしないよね?青桜、僕の青桜」
先輩、先輩、先輩
「オレ、を ゅ…せん ぱい の…あぐっ、
ぁ゛──あひっっ!!あひっっ!!
あひい゛いいいいぃぃいいいん゛…っ
っ!!!」
先輩の甘い声がオレの脳を侵食していく
「僕の?なに?ちゃんと言って
ほら、わかる?体は僕のおちんぽケースに
なりたいみたい…ほら、また…開いてきた」
腰を…とめ、て…オレのカラダ…変わっちゃう
「せんぱ…こわ、いっ、気持ちぃ゛あ゛んっ」
「大丈夫だよ。もっと気持ち良くなろうよ。
ほら、聞かせて?」
優しい声が、卑猥な言葉でオレの脳内を容赦なく犯す
「あひぃっ…ひっ、ぉれ、は。へ んふぁい、
のヂ ンコぁっ、ぁ゛ げーす あ゛ひぃ
あひい゛ぃん゛…っっ!!! 」
ジャバジャバと湯が激しく踊る。
目の前がぁ──まっしろ…
「ほら、違うだろ?もっと可愛く言うんだ
『おちんぽケース』」
あなたのおちんぽケースです
上手く言えたか分からなかった。
グボッと聞いた事のない音が聞こえちゃいけないところから聞こえた気がしたけど
何が何だか分からないまま目の前がまっしろにあなって自分が逝ったのは分かったけど、
先輩はその後もオレの中でぐぽぐぽと動いていた…声にならない声言葉にならない自分の叫声を遠くに聞いていた。
青桜、青桜と先輩の声に意識が戻る。
「ごめん…大丈夫?」
オレは…浴槽にしがみついていた。
あ…生きてる…オレ。
ん?痺れた下半身に違和感を覚えたかと思ったらぁ──
「ひぁあああっ、な、何?!うぐっ…??!」
腹の中に何が入ってきたっ?!!
「あ、腸内洗浄?かき出すのとどっちがいいか
迷ったんだけど、また照れると可哀想だから
と思って」
信じられない!!
お湯が入ってくるそのホース口を自分の尻から抜く。
漏らさない様に肛門に力を入れる。
そして、先輩に丁重にお願いして浴室から出て行って貰った。
すぐにシャワーヘッドを付けて浴槽を出てシャワーを流す。
ブッ、ブシュ、プシャーッ、ブチュブチュブブブッと自分の耳を塞ぎたくなる様な音が浴室に響き渡る。
せめて先輩の耳に届かないで…と肛門に力を入れるが、先輩を受け入れた後のそこは締まり切る事が出来ずバクバクとだらし無くひくついていた。腸液と先輩のモノが流れていくのが分かる
腹に力を入れる…プッ、プッ、シャーッ!ブリュッ、ブブッ、ブリュッと更に音を立てて腸に入ったお湯をいきんで搾り出す。
白い塊が流れるのを見てプレイを思い出す。
生の先輩のチンコを思い出し身震いする。
自然と股間と肛口に指を這わしていた。
オレに子宮があれば流れていく精子を流さずに済んだのに…いつもゴムで注ぐ事さえ許されなかったソレが今日は自分の腹にあると思い出すだけでドクンっと股間が大きくなる。
オレも大概だな…高一のあの夏からきっとオレは先輩に魅了されていた。
先輩の隣に漸く立つ事が出来たのにオレから離れるなんて…きっともう出来ない。
そして、入学式の日桜に吹雪の舞う中で歌う先輩に魅了され恋に落ちた記憶を思い出す。
キレイだと思った。
ブカブカでない制服に先輩だとすぐ分かった。
歌を聞いていたくて空きトイレを探してる途中だったのも忘れ、どうやってお近付きになろうかと考えた。
サッカー部に入り、部活の終わり際にたまたま聞き覚えのあるキレイな歌声が聴こえ軽音部の先輩だと知った。
それから事あるごとに軽音部の方にボールを蹴った。
少しでも先輩の姿が見たくて。
そして、あの事故を起こしてしまった…。
あれは、本当に誤算だった。
血の気が引いて目の前が真っ暗になるって体験を初めてした。
でも、その事故のおかげでオレは優さんを手に入れる事が出来た。
学校で人が居るところでは歌わない優さんがあの桜舞い散る中で歌っていた奇跡。
部活終わりに皆んなが帰った後に1人部室で歌っていた優さんに巡り会えた奇跡。
オレを探して、自分を見つけてとそんな気にさせられる程…胸が熱くなった。
そして優さんの夢と目標は俺の目標になった。
はぁ…オレもかなり斜め上いってるよな(笑)。
「青桜、大丈夫?」
「あ、はい!もう上がります」
ドア越しの声に応える
長湯しすぎて優さんに心配を掛けたようだ。
人の為に動くことのない優さんが、俺の為だけにはこうやって気遣って行動してくれている。
その事に気付いてからは、オレはオレ出来る全てで優さんを支えると決めた。
「僕が髪を乾かしてあげる」
風呂場から上がると笑顔で優さんがドライヤー片手に待ち侘びていた。
鼻歌混じりでオレの髪を乾かす優さん。
「優さん、後で子守唄歌って?」
「珍しいね、歌のおねだりなんて」
あの日の…桜の唄を歌って欲しい
まだ少し早いけど、あの日の歌を聞きたい
2人が出逢った奇跡の歌を────
+++++++
御礼
+++++++
反応有難うございます!
とっても嬉しいです✧*。(ˊᗜˋ*)✧*。
青桜がどんな子か分かるように青桜sideを書いてみました。
誤字脱字修正をちょいちょい行っています。
その際、表現を変える事もあります。
緩く見守って頂けると幸いです(。・ω・。)♪
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