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高校2年生 (7)*
つぷっ、と音を立て、まず第1関節まで潜り込んだ。青花の入院があったり体調を懸念してしばらくここを性的なことて使っていなかったためか、すっかり入口は狭くなっている。まだ指先しか入っていないのに痛いくらいにキュウキュウ吸い付いてくる。青花の力が抜けた瞬間を逃さず指を推し進めていくが、青花は下唇を噛み、声にならない甲高い叫びを上げながら久しぶりに感じる違和感に耐えている。
「青花、唇傷ついちゃうからだーめ。口開けて」
ゆっくり開けられた唇の隙間に空いている方の手の指を二本、グッと突っ込む。
「あがっ!あぅう」
口を開けさせるとほぼ同時くらいに後ろも少しゆとりが生まれた。指をギリギリまで引き抜き、一本足して再びゆっくり押し入れる。
「あぅぁっ…ああぁぁあっ」
初め閉じられていた菊門は、受け入れた三本の指で開かれグチュグチュといやらしい音を立て中をうねらせている。
既に違和感でなく快楽だと思い出した身体は口が開いている事で上手くその快感を逃がせず涙が伝う。
「ほうあ、ほぅあっ」
「んー?青花どうした?」
「いえぇ……はあく!」
「三本入ったし、大丈夫かなぁ。久しぶりだから優しくしたいんだけど、確かに俺ももう限界……」
ずるっと指を抜くと同時に「あぅ」と可愛らしい鳴き声が聞こえ、思わずゴクリと喉を鳴らす。
「えっと確か……あった」
部屋の隅に置いたカバンのポケットからゴムを取りだし、袋を開けて自分の欲望の溜まった屹立にくるくると装着していく。
青花の上に乗り、腹をピッタリ密着させる。両手で青花の顎を挟み、そっとキスをする。
青花にで足を抱えさせ、粘液で艶めいた蕾がよく見えるようにする。
「……いい眺め。入れるけど痛かったらすぐ言えよ」
「ん……んぅあ!あっ!はっ……んんんんっ!」
一気に突くことはせず肉壁を押し開くようにじわじわと進める。逃げようとする青花の腰を掴み、尚道を掻き分けていく。
八割ほど入ったところで少し止めると涙を浮かべた青花が下から覗いてくる。
「ぜんぶ入った……?」
「まーだっ!」
腰を掴む手に力を込め、残りを一突き。と同時に青花の腰は仰け反り、白濁を放ち腹に落ちた。
「入れただけなのに中でイったの?青花可愛すぎ」
蕩けた顔で荒い呼吸をしている青花は頬も耳も、肩すらも紅色に染まっており、風呂上がりの艶やかな肌に滲む汗が情欲を掻き立てていく。髪を撫でてやると、その目は少し空をさまよって、目当てのものを見つけこの上なく幸せそうに微笑んだ。
その笑顔が鍵だった。下半身の熱をゆっくり抜き、勢いよく突いた。
再び青花の腰が浮く。
「ごめん青花、もうちょい付き合ってな」
その後青花は途中でもう一度絶頂を迎え、最後は二人ほぼ同時に果てた。
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