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第1話(22)

 陰茎が大きく鼓動すると、俺は二度目の射精を果たした。 「ああ、またイったんだね。亜瑠兎ばかりずるいな」 「やっ……つきや……も、おねがっ……月夜の、ちょうだい? お願い……」  普段なら、けっして言えないことも、二回もイってしまった俺の頭は麻痺していて、何も考えられない。  欲望のままに言葉を連ねる。  腰を揺らせば、月夜が唾を飲み込む音が聞こえた。 「さあ、亜瑠兎。もっと足をひらきなさい」  言われるがまま、俺は足をひらき、月夜を受け入れる体勢をつくる。  今は全部を見られて恥ずかしいとか、そんなことはどうだっていい。  月夜が欲しい。  ただ、それだけだ。  俺はいっそう腰を揺らし、月夜を待ち望む。  そうしてようやく俺の孔に指よりも太い陰茎が入ってきた。 「あっつううい、ああああっ!!」  俺の内壁は月夜の陰茎を形取る。 「亜瑠兎の中も熱い」

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