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第3話(12)
「月夜に抱かれたことがあるでしょう? 君なら、今がどういう現状なのかわかるよね」
隼翔さんは口角を上げて、ニヤリと笑う。
「え? なに……っ!!」
言葉につまったのは、隼翔さんの手が俺の頬に触れたからだ。
「月夜と別れるんでしょう? だったら、いいんじゃない? こういうことになっても。俺にしなよ。俺なら君を悲しませたりしないよ?」
隼翔さんとの距離が縮まっていく……。
「え? ……あ、いや…………」
衣擦れの音がしたと思えば、服はめくれ、俺の上半身がむき出しになった。
「月夜に大分仕込まれてるね。ここ、尖っている」
隼翔さんが俺の乳首に触れた。
「いや、やめて……」
なんとか拒絶しようとするのに、隼翔さんの力強い腕が押さえつけてくるから動けない。
隼翔さんは乳首を指の腹で回し、遊んでいる。
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