57 / 103
第3話(18)
まるで、こうなることをわかっていたみたいに……。
そこで俺ははっとした。
もしかすると、隼翔さんがこうなるように仕向けたのかもしれないんだ。
さっき、ほんの少しだけ部屋を出たのって、もしかして月夜に電話したの?
俺は、隼翔さんが視界からいなくなるまで、月夜の首に腕を巻きつけながら、苦笑している彼の姿を見ていた。
第3話・さよならはしょっぱい涙味。完
ともだちにシェアしよう!
fujossyは18歳以上の方を対象とした、無料のBL作品投稿サイトです。
57 / 103
ともだちにシェアしよう!