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第7話(4)

 月夜の名を呼ぶ唇が、月夜の薄い唇によって塞がれる。 「ん、っふ」  口内に舌が滑り込むと、我が物顔で俺の口内を蹂躙する。 「やっ、月夜!!」  月夜。なに、やっているんだ。  今仕事中だろ?  この場からなんとか逃げようとしても、月夜が覆い被さっているから逃げおおせることもできず、困惑気味の俺は、身体が固まったまま動けず、月夜のされるがままになってしまう。  気がつけば、俺の両腕は月夜のネクタイで縛られ、俺が着ていたカッターシャツは開かされていた。 「ツンと尖っている可愛らしいここも、俺のものだ」  俺の口を塞ぐのを止めて、俺を見下ろし、まるで花を愛でるように、月夜がそう言った。  月夜の熱視線が、俺の身を焦がす。  身体が、熱い。 「美味そうだ」 「んっ!!」  片方の乳首に吸い付いた。  もう片方は手でこね回され、下肢が疼く。 「やっ、つきっ、んっ」

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