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第7話(5)

 俺の身体を自由に這い回る月夜のなすがままになっていると、突然、ドアを叩く音が聞こえた。  おそらく関係者だろう。 「あの、ご多忙で申し訳ありませんが今日の作品について少しお伺いしたいのですが……」  やっぱり記者だ。ドアの外から声がした。  冗談だろう? この状況でどうやって説明しろと言うんだっ!!  声を漏らさないよう、必死に耐えていると……。  月夜はいつの間に俺のズボンを下ろしたのか、あらわになった陰茎を口に含んだ。  月夜が俺を惑わせてくる。  記者が扉を隔てたすぐそこにいるっていうのに何をしてるんだよ月夜!  だめ。  やだっ、こんな……。 「っひ、っんぅ……」  声を漏らさないよう、必死に歯を噛みしめ、耐える。 「すまない。今朝から秘書が体調を崩してしまってね、もう少ししたらすぐ行くから、少し待っていてくれないか?」  月夜の、ねっとりとした熱い吐息が、陰茎に触れる。それだけで達してしまいそうだ。 「あの、なにかご用意いたしましょうか?」

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