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第33話(マイク)
ピピピピ
何度か通信機からコールしてみたけど、スティーブは出なかった。
「何してんだろ、俺」
今朝、玄関で別れたばかりだ。
朝まで一緒に眠ったベッドに転がる。
少しだけスティーブの残り香。
どうにも埋められないスティーブとの距離に、何とも言えない寂しさを感じる。
俺ってこんなんだっけ?ってぐらい、一日中スティーブの事考えてる。
その時、通信機が鳴った。
ピピピピ
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