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第46話(スティーブ)
「マイク!!」
ドアが開いた瞬間、目の前に飛び込んだ恋人のドレスアップした姿に思わず抱きついた。
「すごく素敵だよ」
このままベッドへ直行してしまいたい。
が、グッと堪える。
パーティーから戻ったらじっくり脱がせる予定だけどね。
いつもはカジュアルな服装にラフな髪型のマイクのフォーマルスーツ姿は年上の大人な色気がある。
ブラックで艶のある生地にタイトなデザインで流れるような腰のラインはセクシーだ。
今日は珍しく髪型も、額が出るように前髪を流している。
「ありがとう、スティーブ!君もカッコイイよ」
頬を赤く染めたマイクが恥ずかしそうに言った。
僕の恋人はなんて可愛い人なんだ。
男らしく、優しく、誠実で、更に可愛いなんて!
「さあ、マイク行こう」
素敵な夜になると良い。
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