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第53話(マイク)
スティーブは用意周到だった。
携帯用ジェルもコンドームもポケットに忍ばせていた。
「スティーブ、もう大丈夫だからっ」
しっかり解され柔らかくなったアナルはスティーブを迎える。
内臓を押し上げられるような圧迫感の後、スティーブがゆっくり腰を振るともう慣れてきた甘い疼きがマイクを襲った。
いつ見てもまるで彫刻みたいな腹筋や胸筋に顔を埋める。
男も憧れるパーフェクトな身体。
それにセックスも上手い。
俺の気持ちいいポイントを突いてくる。
抱かれる事への抵抗感も最近では無くなって来た。俺にとってそれが良い事なのかは分からないけど。
「マイク、大丈夫?動くよ?」
「大丈夫、、、あっあぁ」
激しいピストンに、耐えられずマッサージチェアの背もたれを掴んだ。
激しく突き上げられながら前も同時に擦られ、快感で頭が真っ白になる。
前立腺をピンポンで攻められると先走りの精液が更に溢れた。
「マイク愛してる」
優しいキスとは裏腹に、スティーブの腰は勢いを増して攻めてきた。
「あっ、もうっ、イキそう!スティーブ!」
スティーブの顔が快楽に歪む瞬間が好きだ。
「僕もだよ」
スティーブが一際激しく突き上げると2人は同時に果てた。
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