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番外編 断ち切られた希望

ゴールデンウイーク中、岩切の家に全員で寝泊まりする、という名目で、昼夜問わず犯され続けた。 調教されていた、というのが一番正しい言葉かもしれない。同級生のモノを咥えながら、後孔を犯され、精液まみれでいた時間の方が長いくらいだった。 それは、ゴールデンウィークが明けてからも、状況が変化することはなかった。 いや、むしろ、悪化したのかもしれない。 休み時間や放課後に、岩切を筆頭に、代わる代わるいろんな同級生を誘い、連れ込まれていた空き教室で、フェラをさせられたり、オモチャで犯されたり、専用プレイルームに変わるまで、それほどの時間を要さなかった。 学校での始まりは、岩切、正田、矢作の三人からのスタートだった。お泊まりメンバーの中でも、しつこかったメンバーだ。そこに最初はクラスの誰かを招いて、公開レイプが始まる。 そこで、参加したくなったやつは、男女問わず、参加可能で、ツッコまれることが大半だったが、たまに女子が、突っ込まれているのに、乗ってくる。 前立腺を刺激されて、勃ちあがったその場所に、騎乗位で、勝手に腰を振って喜んでいた。両方を刺激されて我慢も出来るわけもなく、オレにもコンドームをつけて恥ずかしげもなく、乗っかってくるのだ。 たまに『今日は安全日だから平気。中出しして?』と強請って来るような女もいた。そっちの方がよっぽど淫乱だ。 そのうちの、沢見と川谷という女子二人が、主犯格に乗り込んできた。 完全に、不健全な部屋だ。オスの匂いとメスの匂いが充満している。 教室から拉致され、連れてこられる度に憂鬱な気持ちになった。この場所で、処女を捨てた女生徒が何人もいた。 付き合う、付き合わないの前に、セックスしてみない?と完全に遊び感覚で、男女問わずの乱交パーティを、校内でやっているのだから、学校側も何らかの手を打ってくれるまでの辛抱だと、軽く考えていた。 けれど、学校側は手を打つことは無かった。 あろうことか、生徒だけでなく、教師にまで、俺は犯された。オレの意思に関係なく、あの学園の男娼だったのだ。 オレが暴れても大丈夫なように、抑える役がいたり、指名される女生徒がいたり、もうめちゃくちゃだった。 男を抱いてみたいけど、勃起出来ないやつらのペニスを女たちは口淫で勃たせている間に、別のヤツが、オレの後孔をオモチャなどで広げて、相手がすぐに突っ込めるように、慣らされていた。 岩切はどうやらカネを取っているようだった。最初こそ、体育マットのようなものを敷いていたが、柔らかいテンピュールの布団のようなものを並べだし、しまいにはソファベッドのようなものまで置かれるようになった、そうやって、このプレイルームの備品が増えていくのも、その所為だろう。 そして、さらなる悪夢が現れた。 「男相手じゃ勃たないんじゃないかな?」 この日はアイマスクに、両手足首を縛られていた。この声は担任だ。まさか、止めるどころか、参加してくるというのだろうか? 「慣らしてあるから、好きなようにしていいっすよ。躰を舐めてからでも、そのままツッコんでも大丈夫っす。」 「男だってのに、綺麗な躰をしてるなぁ……」 ハァハァ荒い息をしながら躰を弄られる。 見えてないのだから、どこから攻めて来るのかが、全く予想がつかない。不意に胸を抓られたり撫でられたり、身を捩る。口の隅に、熱い塊を押し付けられた時は、なんだかわからず、ビクッと躰が跳ねる。すぐに男の先走り独特の匂いがして、担任のモノだと知る。 口を開かされ、そこに突っ込んで頭をつかんて腰を振る。口淫させられていることに気付くまで、少し時間がかかった。喉まで突っ込まれ、思わずむせてしまう。見えないことが、こんなに怖いことなのだと、初めて知った。 どこから何をされるのか、わからない所為で、かなりの素直な反応をしてしまう。 「はあぁぅん!!……やっっ……あぁん!」 担任はその反応に気を良くしたのか、愉しむかのように、オンナにセックスをするように、丹念に愛撫を繰り返していた。その度に反応してしまう自分が恨めしい。そして、少し躰が離れた。挿入しようとしているようだ。 もちろん、スムーズにいくわけもなく、岩切は助け舟に、ローションをかけてくる。そして、孔へ指を挿れて、良いところを即座に探し当て、前立腺を擦ってオレの身体を仰け反らせる。 「あああ!!いやぁー!!」 「ほら、どうです?感度良好ですよ。」 岩切の声がすぐ近くで聞こえた。 目が見えない分、耳が冴え渡り、先走りを塗り込めながら、ペニスを扱いているような音が、クチクチと聞こえてくる。はぁ、はぁ、と荒い息遣いが本気を伝えてくる。 「先生の立派なソレで、気持ち良くさせてやってください。ちゃんと調教してますから、満足していただけると思いますよ。」 「イヤだ!!やめて……イヤだ…イヤ……あっ…あぁぁぁ……」 担任に犯されるなんて、冗談にもならない。そう言ったところで、やめてくれるわけもなく、容赦なくそれは突き刺さってくる。それと同時にアイマスクを外される。 目の前には、興奮して、欲に塗れた表情で見下ろしている担任の顔があった。自分の中で、脈打つそれが、ゆっくりと動き出す。 「はぁ、…んッッ、あっ、あっ、あぁん!!」 それでも、慣れた躰は快感だけを拾い、胸の尖りにしゃぶりついたその刺激にも、躰が跳ねる。 「……高宮……おまえ、すごい色気のあるな。クセになりそうだ。」 腰の動きが速くなるにつれ、唇を塞がれ、声が篭る。もう、わけがわからない。差し込まれた舌に応えるように舌を絡め、それにもゾクゾクして気持ちよくて堪らない。 ゴールデンウィークに見せられたDVDの男達より、甘く媚びた声を上げて、悦がり狂うように、身を捩る。 心は拒否をしてるのに、躰は、完全にヤツらのモノとして支配されていた。そのセックスに溺れてしまったとはいえ、助けられるはずだった教師にまで裏切られたことへのショックは、大きかった。 それでも、挿入されて、中を擦られたら、ひとたまりもなかった。我を忘れて乱れて、白濁を吹き上げる。 もう、学校になんて来ていても、意味がない。 そう思っても、環境がそれを許してくれない。オレは、感情を心の底に沈めて、その状況を受け入れ続けていくことしかなかった。

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