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第22話
「明日の朝迎えに来るって。兄貴」
『そっか、』
先に虎太郎はシバが以前買ってきた布団を寝室に敷いて寝させて
おれとシバはまだ寝るには早い時間だから
リビングでテレビを見ていた
『なぁあ、きょうへいい』
「どうした?」
と、シバの顔を見ると
シバは俺の上に乗ってきて
すりすりと身体中を擦り付けてくる
『んん、きょうへいぃ』
「シバももう眠いか?今日1日虎太郎の世話して疲れたもんな」
『おれ今日1日抱っこすんの我慢してた』
「そうだよなあ、シバずっと虎太郎の事抱っこしてたし」
よしよし、と背中を撫でていると
シバは眠そうに指しゃぶりを始めた
虎太郎が寝て緊張感が途切れたのか
赤ちゃんになっちまったな、シバ
『んん、っ、』
「シバももう寝るか?疲れただろ」
『きょうへいと一緒にいる、』
と、1度指を抜いたのに
また指しゃぶりしようとするから
手を掴んで止める
『…なに?』
「指しゃぶりダメなー、お前噛むから」
『や、』
「やじゃねえの」
『や、指、』
「じゃあおしゃぶりしよ」
と、最近買ったおしゃぶりを出すと
少し迷った顔をするシバ
指しゃぶりはするけどおしゃぶりは恥ずかしいのだろうか
「ほら、シバおしゃぶりしていいよ」
『おれ、赤ちゃんじゃないんだけど、』
「虎太郎には内緒にするから」
そういうと少し迷っておしゃぶりを咥えた
『んっ、んむっ、ちゅ、』
と、気持ちよさそうにちゅぱちゅぱと音を立てて吸うシバを見ていると
俺の下半身がむず、と疼き出す
『ん、?』
尻にあたるのが居心地悪いのか
シバはもぞもぞと少し腰を動かした
『んん、っ、なんか、あたるんだけど、』
ちゅぱ、と口からおしゃぶりを外して
迷惑そうに文句を言ってくるシバ
「…そんな顔すんなって。シバがエロいのが悪いんだろ」
『えろくないし、おしゃぶりしてるだけじゃん』
「気持ちよさそうにしてんじゃん。好きなんだろ、口の中トロトロにして」
『してないもん、』
と、シバはいうけど
口の端からは涎が垂れているから
それを親指で拭ってやる
「いいよ、シバはおしゃぶりしてな。俺が勝手にするから」
と、服越しにシバの後ろをすりすりと擦る
『…な、に?』
「シバのここかわいいなぁって」
『…なんで、かわいくない、こんなところ』
かわいいのに、とシバの尻をモチモチと触っていると
物足りなくなり
シバの首筋に鼻を埋め
すんすん匂いを嗅ぐ
おー、シバのいい匂いする
『ちょ、な、に?』
「シバはおしゃぶりしてていいから」
『…気になって出来ないんだもん』
「いいよ、気にしなくて」
『気になるから、なに?さわりすぎだし匂い嗅ぎすぎ』
「しょうがねえだろ、俺だってシバ不足だったんだよ、今日。1日虎太郎にシバ取られて」
『…んん、なんか、それ、すき』
と、またおしゃぶりを咥えてから
すりすりと俺に抱きつく
『んむっ、ちゅ、ちゅむ、』
「シバ、それ咥えてちゃ何言ってるかわかんねえよ」
よしよし、と腰を撫でると
ちゅぽ、とシバの口からおしゃぶりを抜くと
不満げな顔で見てくるが
「シバ、こっちおしゃぶりして」
と、ベルトを緩めると
シバは俺の上から降りて
ソファの下に座る
『隣で虎太郎寝てんのにヤラシイやつ』
「声我慢しなきゃなー」
と、シバの頭を撫でると
シバはおずおずと俺の下着に手をかける
こしゅこしゅ、と少しだけ上下に擦って
すり、と頬ずりを
『おれ、これ、すき、』
「お前エッチだなー」
えろいし
えらい、と頭を撫でると
ちゅぱ、と先っぽを咥えて
さっきおしゃぶりしていた時みたいに
気持ちよさそうに俺のものをおしゃぶりする
『んっ、ぅ、』
「シバ、すげえいい、」
『んんっ、ひもひぃ?』
「うん、シバかわいい、」
気持ちいいしかわいい、と
こしゅこしゅと耳をくすぐると
擽ったいのか肩を竦める
『ふっ、んっ、』
シバの耳かわいい、とこりこりと耳を刺激すると
気持ちいいのか
口から空気が漏れて
おしゃぶりフェラが疎かになるけど
それもかわいくて自らシバの口の中に擦り付ける
『んぐっ、んんっ、』
「苦しいか?シバ」
シバの口から引き抜こうと
腰を引くと
『んん、ぷひゃ、ぁ』
と、間抜けな声を出したシバ
「なんだその声、かわいい」
上がっておいで、と
シバの身体を持ち上げ
ズボンを脱がせながらソファに乗せる
「シバ、声我慢な。コタ起きるから」
と、シバをソファの背もたれに寄りかからせる
『いれるの、?』
「あぁ、入れるよ」
と、シバの尻を左右に開く
『や、はずかし、やぁ、』
「かわいいよ、うまそうにひくひくしてる」
中心でひくひくと物欲しそうに動く穴
シバの何もかもがかわいくて
そこに顔を埋め
舌の先で舐める
『ひぁっ、だ、だめっ、んんっ!そんなとこ!や、やだから、』
と、シバはもがいて
避けようと動く
シバはいつまでたってもそこを舐められるのを恥ずかしがる
今までだって散々弄ってるのに
『ひゃあ、っや、っやだって!』
「お前本当にここ舐められんの嫌がるよな」
『だって、そんなとこ、顔近づける所じゃない、』
「舐めてえんだけどなあ」
『や、だめ。絶対いや』
と、シバは隠すから
指にヨダレをつけて
ちゅぷ、と指を挿入する
『んん、』
「シバのこっちも指しゃぶり上手だな」
『や、そ、ぅいうこといわないで、』
「かわいい」
『そんなとこ、かわいくない、』
「そうか?俺の指にきゅうきゅう吸い付いてきて、すげぇかわいいけど」
と、指を増やし
中のシバの好きな所を指先で引っ掻く
『んん、そんな、ぁっ、ぁっんんっ』
「シバ、声抑えて」
『だっ、てぇ、』
「コタ起きちゃうから」
『や、だって、んんっ、はぁ、きもちいい、』
「シバ、後ろ入れるから声静かにな」
『んん、っ、むり、おしゃぶり、おしゃぶりちょうらい、ぁっ、声、しずかにするから、っ』
「おしゃぶりな」
と、口の中におしゃぶりを突っ込んでやると
口の端からふぅふぅ息を漏らしながらも
おしゃぶりに吸い付いて
少し声を抑えたから
ゆっくりと後ろに挿入する
『んんっ、ん、っ』
「っきつ、シバ、力抜いて」
と、1度抜いてシバの身体を抱きしめ
向き合うようになって背中を撫でる
『んんっ、』
「すっげえヨダレ垂れてんぞ」
と、おしゃぶりの隙間からこぼれる
ヨダレを手で拭いてやる
赤ちゃんみたいなのに
すっげええろい、
「もっかいな、」
と、もう一度
ゆっくりとシバの後ろに宛てがい
ちゅぷ、とゆっくりと挿入する
『んん、っはぁあ、っふっ、ぅぁ、』
完全に先っぽが入ると
シバは口が開いてしまい
おしゃぶりを落としそうになりながらまたヨダレを垂らす
「シバ、ヨダレべちょべちょだからヨダレ掛け必要だな、お前」
『ん、や、っ』
「やじゃねえよ、赤ちゃんみたいでかわいいだろ、きっと」
さてと、と
そのまま一気に奥まで突き刺すと
『ひぁっ!ぁぅ、あっあっんんん、』
びゅるっ、と腹に熱いものがかかるからシバがいったことがわかる
「ぁあ、すっげえいい、きもちいい、」
中熱い、すっげえ密着してくる
「はぁ、シバのここ、俺の形になってんな」
『そ、んな、』
「ほら、シバおしゃぶりな」
と、口から落ちたおしゃぶりをまた口の中に入れるが
シバは自分でそれを抜いて
俺に手を伸ばし
ヨダレでドロドロの顔で俺にキスをしてくる
そのままぬちゅぬちゅと音をさせ
腰を動かすが
これ、みこすり半とかになるぞ、本当に
「シバ、おまえ、ずりぃわ。俺、早漏じゃねえのに」
気持ちよすぎてむり、と
まだあんまり動かしてねえのに
勢いよく引き抜き
シバの腹にかけると
でろ、とそれは流れて
シバの下の毛を濡らす
「はぁ、すっげえよかった」
『…んん、そうろうかよ、』
「うっせえ、赤ちゃん」
と、シバの頬を撫で
ヨダレを拭ってやった
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