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第29話
寝る前におしっこもいったし
今日こそおねしょするわけにはいかなかった
だって、今日おねしょしたら
おむつにされてしまう
きょうへい、きっとまた
あんよ開いて
とかいっておれを赤ちゃんにしておむつは付けるに決まってる
そんなのやだった
今日だけ寝ない事も考えたけど
仕事が最近忙しかったし
明日休みと言うこともあり
21時を過ぎた早めの段階から眠くて仕方なかった
だからお風呂はきょうへいと一緒に入って洗ってもらって
髪も乾かしてもらって
どうにか寝る前にトイレに行って
あんまりおしっこしたくなかったけど
頑張って出して
22時過ぎにはもうベッドに入ってたからうとうとしていた
『きょうへい、どこいくの』
「すぐ戻るから」
と、一緒にベッドに入っていたのに
1回どこかに行ってしまって
なんだよ、と思っていたら
何かを持ってすぐ戻ってきた
暗くてよく見えないけど
「アラームかけるのか?」
『うん。3時間』
「3時間な」
と、アラームをセットしてくれると安心して寝れる気がした
起きておしっこ行けばおねしょしないんだし
『きょうへい、ちんちんごしごしして、』
「お前もう眠いんだろ」
『ちょっとだけさわって欲しいの、』
眠いけどおれはなかなか寝れないから
きょうへいにくっついてよしよしして気持ちよくして欲しかった
きょうへいはおれの
寝るとき用のもこもこパンツの中に手を入れてもにゅもにゅと触ってくれる
きょうへいの手、すき
ちんちん触られんのもすき
もにゅもにゅされていたら
緩めの刺激だけど何となく気持ちよくて
ようやく寝れそうだった
◇◆
うるさい音がする
ねむい、やだ、と毛布を頭の上まで被る
「シバ、おしっこだろ」
と、きょうへいが起き上がって
うるさい音を止めた
『…おしっこ、』
なんだそれ、おれは眠いんだ、と
うるさい音がやんだから安心してもう1度寝ようと目を閉じた
お腹の下の方がむずむずして気持ち悪くて
もじもじと脚をこする
「シバ、おしっこしたいんだろ。トイレ行こ」
『や、おしっこない』
「おしっこあるよ、お前脚もじもじしてんもん」
と、腕を引いて起こされたが
眠くて直ぐに横になりたかった
そして起き上がったから気付いた
お腹の下の方がむずむずするの、おしっこかも、
早く楽になりたい、とパンツにおしっこを出そうとしたらきゅっときょうへいに掴まれる
『や、おしっこ、しろって、きょうへいが、』
「シバ、ベッドでおしっこしたらダメだろ」
『や、じゃあ、ねるから』
「寝ない。トイレいこ」
『あさいくから、』
「シバ、今日おねしょしたらおむつって約束したけどいいのか?」
『や、おむつやだから、いじわるいうなよぉ』
今はもう眠たいんだ、
トイレなんて行きたくない
おむつだって履きたくない
廊下だって寒いし
きょうへいのお家広いからトイレまでちょっと歩かなきゃいけない
「じゃあシバ、ここにしよ。そしたら寝ていいから」
と、きょうへいはベッドの下に何かをおいた
『おしっこしていいの?』
「うん、ベッドから降りたらおしっこしていいから」
と、言われて
トイレまで行くのは嫌だったけど
降りただけでしていいなら
このお腹の下のむずむず早く出しちゃいたい、と頷いて
ベッドから降りようとすると
スウェットとパンツをまとめて下ろしてくれて
脱がされると一気におしっこが出そうになって
ちんちんを掴むと
「ほら、シバ、ここに跨って」
と、言われるとおりしゃがんで跨って
ゆっくりとちんちんから手を離して
あひるさんの横についているレバーに手を置いた
「おしっこしていいよ」
ようやく許されて
ちんちんの先っぽから力を抜くと
しょわ、とおしっこが一気に溢れ出して
中に敷かれた紙に吸収されて
小さくぴしゃぴしゃと音を立てていた
おしっこ、きもちいい、
お腹の中軽くなる
しゅわ、しょろしょろ、
ちぃい、とちんちんの中に熱い水が通って
いっぱいおしっこでてる
きもちよくて、体を支えようと
レバーを握る手にキュッと力を入れて
しっかり持つと
おしっこがちゃんと、全部出る感じがした
ぶるっと最後に背筋が震えて全部出たとちんちんを少し振って水気を切ると
きょうへいはパンツとスウェットをまた履かせてくれた
「ベッドの中でおしっこしなくて偉かったな」
『うん、ねるから、』
と、ベッドに横になると
よしよしと背中を撫でてくれて
気持ちよかった
ベッドでおしっこしなかったし、
ちゃんと起きておしっこできた、とちょっとほくほくした気持ちですぐに眠くなって目を閉じた
いっぱいおしっこしたから、朝まで
きっと大丈夫
「シバ、おやすみ」
『んん、ぎゅってして、おれ、えらかったでしょ』
「うん、えらかったよ、ちゃんと起きておまるにおしっこできたな」
と、きょうへいはおれの背中をよしよししてなんかいっていたけど
もうおれは限界で
きょうへいがほめてくれたってことしかわからなかったからそのまま目を閉じた
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