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第41話
目が覚めたら
あきらくんのおうちで寝ていて
なんかよくわかんないけど早く帰りたくて
脱ぎ捨てていたスーツと荷物だけ持って急いであきらくんの家を出る準備をする
「んん、いおりん…?起きたの?」
『おきた、かえる』
ゴソゴソしていたからあきらくんが起きてしまったようで
両手にスーツを抱えて
逃げようとするが
「んん、いおりんかえるのいいけど。おしりもこもこしてんよ。おねしょしてんじゃん?」
『してない!かえる!』
と、そのまま荷物をもって家から飛び出して
すぐにタクシーを拾って家に向かった
家に着くとすぐにきょうへいの姿を探して
寝室に向かうと
きょうへいがベッドに寝ていたから
『きょうへい!』
「おお、どうした、帰ったの?今何時」
と、きょうへいの上に乗ると
きょうへいが起きて
もしゃもしゃと頭を撫でてくれる
「まだ6時じゃん」
『起きてすぐ帰ってきた』
「それあきらくんのスウェットか?そのまま帰ってきたの?」
『早く帰りたかったから、』
「どうしたどうした」
『んん、だって、』
きょうへい、ときょうへいの胸元に顔を埋めて
すんすんと息をすると
ようやく安心してきた
「シバ、お前おしっこでてんだろ、おむつを履いてんの?」
『あきらくんが、そんなんより、きょうへい』
「いや、なにそんな慌ててんだよ」
『だって、』
「どうした?あきらくんに虐められたか?」
『…よく、覚えてないけど、あきらくん意地悪されてない、優しくしてくれた気もする』
「そうなのか?」
『でもなんかわかんないけど早く帰ってきょうへいに会いたかった』
きょうへい、ときょうへいの匂いを嗅ぐと落ち着いてきて満たされて
嬉しくて少し身体を揺らす
「そっか、じゃあシバ、とりあえずおむつ替えような。お着替えしよ」
きょうへいはおれの事
ごろんってするからされるがままになるけど
早くきょうへいにまた抱っこしたくてうずうずして
きょうへいの目をじっと見る
「ちょっと待ってな」
と、スウェットも脱がされて
もこもこに膨らんだおむつを開かれる
「すっげえ出てんじゃん」
『きょうへい、』
早くおむつ終わりたい、
きょうへいに抱っこしたい
きょうへいの目を見てると
きょうへいは少し笑って
ちゅ、とおでこにキスをしてくれる
これいっぱい甘やかしてくれるやつかな、と嬉しくなった
すると
ぷしゃっと下から水が弾ける音がして
そのままぴしゃぴしゃ、とおしっこが飛んだ
「あ、シバ!おむつ開いてる時におしっこしちゃダメだろ」
『だって、急に出た』
「なに?嬉ション?」
と、きょうへいは手で飛ばないように抑えてくれて
すぐにおしっこは止まったけど
お腹の下辺りがむずむずして
もう我慢できなくて
だっこ、と起き上がってきょうへいに抱きついて腰を揺すった
「ちょ、お前おしっこまみれですりすりすんなよ」
『っ、んんっ、だって、ぁっ』
抱っこ気持ちいい
ちんちん気持ちい、
「お前何発情してんの?」
なんだよ、発情って
おれはきょうへいを感じたいだけなのに
『きょうへい、っ、ぁっ、はぁ、ぁ』
ちんちんきもちいぃ、どうしよう
腰止まらない
きょうへいいいにおいする
おれのすきな匂い
「ちょ、あー、シバ、いっちゃうだろ、お前」
お腹の下ぐちゅぐちゅなってる
でも気持ちよくて腰は止まらなくて
息も切れてくる
気持ちいよすぎてビクビクしてしまうから
きょうへいにぎゅっと抱きつくと
お腹の下がじわ、と温かくなって
身体中から力が抜ける
『はぁ、ぁ、っ、』
「あ、おい。もう。なんだよ、朝っぱらから」
『きょうへい、』
「落ち着いたか?お前さっきからおれの名前しか喋んないな」
『きょうへいぃ、だって、』
「どうした?シバ赤ちゃんだからお泊まりまだ早かったか?」
『赤ちゃんじゃねえもん、』
「じゃあどうした?」
『きょうへいがよかった、きょうへいぃ』
「やっぱり赤ちゃんだ」
ちげえしって思ったけど
その間すりすりしていたら
よいしょ、と持ち上げられた
『なに?きょうへい、どこいくの?』
「風呂だよ。お前のせいでオレまでぐしゃぐしゃになってるし」
『きょうへいも?』
「うん、俺も風呂入る」
『おれ昨日お風呂入ってない』
「じゃあ洗ってやるからな、シバ赤ちゃんだし」
『きょうへいぃ、おれ、赤ちゃんじゃねえんだけど』
「おお、そうだったのか?」
『んんん、赤ちゃんにすんなよぉ』
「じゃあお前がちゃんとしろよ」
『んん、怒んないで。おれ赤ちゃんじゃねえもん。赤ちゃん精液でないし』
みせてやろうかな、とちんぽをしこしこしようとすると
やらなくていいと止められて
きょうへいはおしりからシャワーをかけてくれて流されているとようやく思い出してきた
『きょうへい、』
「どうした?」
『おれ、昨日、あきらくんの家でおもらしした』
「ええ、あきらくんの家で?」
『おもらししてきょうへいに会いたくなったから、朝になったら急いで帰ってきた』
キレイにしような、と
身体を洗ってくれてようやく満たされた気分になった
「シバ、お前最近おもらし多いからちょっとトイレ練習しようか」
『…だって、』
「今日から大人パンツにしような」
『……漏れちゃうかもよ、』
「俺の前ならいいよ。ただあきらくんの前で漏らしたらダメな」
『んん、やだ』
「やだじゃねえの。あきらくんの前はダメ」
『なんで?』
「シバ赤ちゃんじゃねえんだろ?」
『そうだけど、』
「それにあきらくんはおもらしに興奮するからダメだって」
『……わかったから、』
きょうへい怒らせたかも、と
悲しくなってしまった
「じゃあしばらく寝る時以外は大人パンツな」
と、身体を流したら
お湯を溜めた湯船に入れてくれた
『もし……しないけど、おもらしして悲しくなったらどうすんの、』
「そしたら俺がキレイにしてやるから」
と、頭を撫でてくれた
最近、ちょっと自分でもおもらしをしてしまう事が多いのは自覚していた
『おれだっておもらししたくねえのに』
「だから一緒に練習しような」
『……うん、』
練習なんて、したくない
練習しなきゃだめって思われてるのも恥ずかしかった
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