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第45話

『きょうへいいぃ、一緒にお風呂はいる、きょうへいと今日は一緒にはいる』 「風呂一緒に入るのか?」 『うん、今日は一緒に入る』 「そっか、入ろうな」 と、どうも甘えんぼうで 風呂に入る時も 風呂から出てもべったりくっついていて 髪を乾かしてやっている間も 『きょうへいいぃ』 「どうした?」 『もう髪の毛いいから抱っこしようよ』 なんで提案方なんだよと笑いそうになりながらも 「もうちょい」 『えええ』 シバの髪の毛をしっかり最後まで乾かしているともう髪を乾かされるのに飽きたシバの手はまた服の上からもみもみと中心を弄っていた 「シバ、ちんちんどうした?」 『……なんでもない、』 「ごしごしするか?」 『しない、』 しねえのな、 やっぱりまだ触りたいだけのようだった 「じゃあ俺と手繋ごうなー」 と、ドライヤーを置いてシバの手を掴むと 『もう髪終わり?』 と、嬉しそうに振り向いたシバ 「うん、終わり」 ベッド行こ、とそのままベッドに手を引いて連れていく 『きょうへい、もう寝る?きょうへいも一緒に寝る?』 「いつも一緒に寝てんだろ?」 『そうだけど』 「今おしっこ無い?」 『無い』 「じゃあもう寝ような」 今日はおねしょパンツを履かせているが このままにしようか少し迷う 甘えん坊だからおむつしてもいいけど ちんちん触りたがるかもしれねえからこのままかな 『きょうへい、』 「なに、どうした?まだ眠くないか?」 『きょうへいも寝る?』 「寝るって言ってんだろ?どうした?」 『ううん、おれも、寝るから』 「シバ今日はなんでも一緒がいいんだな」 『うん、きょうへいと一緒がいい』 ベッドに入ると ぎゅっと抱きついてくるシバ しかし、すぐに起き上がって 『きょうへい、喉乾いた』 「ちょっとだけ飲むか?」 『うん、水がいい』 「お湯と半々のやつな」 と、ウォーターサーバーから 水とお湯半々にコップに入れ渡すと ちょっと不満気な顔をしたが ぐびり、とそれを飲む 「シバ、ゆっくり飲む」 『んん、や、』 「やじゃねえの。おねしょしちゃうだろ」 『や、おねしょしねえもん』 と、ぐびぐひとまた一気に飲む もっとお湯多めにしとけば良かったな…… 「シバ熱いの飲めるようになってきちまったな」 『…おれもともと猫舌じゃねえもんな』 「ゆっくり飲んで欲しいんだけどなあ」 『おれおねしょしないし、』 「しないといいな」 と、頭を撫でてからもう一度ベッドに横になるとまたすぐにくっついてくるシバ よしよしと撫でていたら次第に眠ってしまった ◇◆ もぞもぞ、ととなりでシバが動いていて トイレに起きたのかと俺も目を覚ますと シバは起き上がりベッドのうえで 膝立ちで立っていた 「シバ、どうした?おしっこか?」 『んんー、おしっこ、』 と、何となく自分の下腹部の方に視線を送り 首を傾げるシバ これは寝ぼけてるな、と トイレまで連れていくのは無理だと判断し 少し離れた所に置いてあるおまるを取りに1度ベッドから降りた時だ ごそごそとシバはスウェットとパンツをまとめて下げて自分の物を取り出した 「シバ?どうした?」 『…おしっこ、』 と、ぽつりと呟き 「そうだな、おしっこしような」 『おしっこもうする、』 「は?あ、っ」 と、俺が気付いた時には遅く そのまま しょわ、と先っぽから水が溢れ出す 「あ、ちょ、まてっ」 『ふぅ、っ、』 と気持ちよさそうに息を吐き 寝ぼけてるシバは そのままおねしょマットの上にじょろじょろとおしっこを吐き出していく 『おしっこ、いっぱいでるっ、』 「あー、もう」 ここまで出してしまったらどうにもできないだろう 気持ちよさそうに吐息を漏らしながらおしっこを出すシバ おねしょマットの吸水より早く 水が溢れていき マットの上で少しだけ跳ね返り ぴちゃぴちゃと恥ずかしい音を立てる 俺はこれ以上被害を広げないように おねしょマットの上にタオルを置いて 溢れないように吸水させていく 「シバ、おしっこ気持ちいいか?」 『…うん。おしっこ、きもちい、』 それは良かったと溜息を吐き ちょろろ、とおしっこが全て出し終わった事を確認し そのまま眠ろうとしているシバのちんちんの先っぽをタオルで拭いて パンツの中にしまおうとしたが 「シバちょっとパンツ濡れてるな、替えとくか」 ちょい待ってなー、とほぼ寝そうなシバを濡れていない所に座らせて おしっこ塗れのおねしょマットを おしっこを零さないようにそっと退ける 『んん、』 「シバ、おしっこはトイレでしなきゃダメだろー」 と、ちょっと言ってみるけど無反応でもうほぼ寝てんな、これは マットを退けて もう一度シバをベッドに寝せて パンツとスウェットをまとめて下ろす たくさんおしっこしたからおねしょパンツで大丈夫だろ、と新しいおねしょパンツを足から通して行く 『んん、もうねるから、』 「パンツ替えてから寝ような」 と、グズる赤ん坊を宥めて さっさと服を着せて毛布をかけ シバが汚した物を片付けに行こうとするが 『きょうへいぃ、どこいくの?』 「これ洗いに行くけど」 『やだあ、きょうへい一緒にねようよおー』 「これ洗ったらすぐ戻ってくるって」 『やだあぁ』 「…わかったよ、」 と、洗うことは諦めて シバの隣に寝直し トントンと背中を軽く叩いてやる 『きょうへい、』 「シバ最近おしっこ上手にできないからちゃんと練習しようなぁ」 と、聞いているか聞いていないかわからないシバに一応言ってみるが すでに気持ちよさそうにすぅすぅと寝息を立て始めていた こいつのおねしょもう治んねえかもなあ…

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