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第56話

おしっこしたい、と目が覚めるけど 動くのがめんどくさくて もぞもぞとその場で少しだけ身体をゆらした んん、おしっこしたい、 早く行かなきゃまたおむつに漏れちゃう、と目を擦りどうにか起き上がる 『おしっこ、』 ぶるっと背筋が震えて ちょろり、とおしっこがすぐに零れて おむつがじゅわりとする 『んん、おしっこ、』 と、急いでベッドから降りて どうしよう、とその場でちんちんを抑えて バタバタと足踏みをする トイレまでは行けないかも、間に合わない スウェットとおむつをまとめて下ろして あひるさん、とあひるさんに跨って いっきにおしっこを出すと じょろろろっ、とはずかしい音が響いた おしっこ間に合った、と ふうぅ、と力を抜くと しょぱ、しょろろろっと更に音を鳴らして 全部おしっこが出てお腹の中が軽くなる おしっこおわった、と ぷるぷるとちんちんを振って雫をはらって立ち上がる 脱ぎ捨ててぐしゃぐしゃに丸まっていたおむつとスウェットを拾うと テープタイプのやつ無理やり脱いだからどうやって履けばいいかわからなくて もうおしっこできたし、 頑張っておしっこしたから疲れた、と そのままベッドに潜り込んで きょうへいにくっつく 『きょうへい、』 「んー、」 と、きょうへいは寝ながらも おれの背中をよしよしと撫でてくれて 裸のお尻を撫でるとふにふにと撫でるように揉まれる 『きょうへい、おしりもみもみしないで』 するならちんちんにして、と きょうへいの手をおれのちんちんに持っていってすりすりと擦り付けると安心して気持ちよくなって直ぐに眠くなってしまった ◇◆ 「シバ、起きな。ほら。びしょびしょになってるから」 と、揺すられてまだ起きたくないのに目をこすって起き上がる 『んん、きょうへい、だっこ、』 そうだ、昨日よる起きておしっこできたんだ、ときょうへいに言おうとしたのに おしりの下からびしゃ、と濡れた音がして 一気に嫌な感じに気付いてしまう 『あ、』 「シバほら、おしり拭くから」 と、片付けに動いているきょうへいのパジャマの袖も裾もズボンも、おれがいる側だけ濡れていた 『んん、きょうへい、なんで濡れてんの』 「シバ、お前スウェットもおむつも脱いだなら履かないとダメだろ。おしり寒くなるし、おしっこでてびしゃびしゃになったろ?」 と、濡れてしまったスウェットの上もバンザイと脱がされて ベッドを見るとシーツにはおおきな水たまりができていて毛布もびしょびしょになっていた 『んん、だって、んんん、』 ちゃんと起きておしっこしたから大丈夫だと思ったのに せっかく起きておしっこできたのに、 こんなびしょびしょになるならあのままおむつの中にしてた方がよかったかもしれない 『きょうへい、だっこ』 「今びしょびしょになってるからダメだって」 『んんん、』 もうやだ、と裸のままベッドの濡れていない所で丸くなって顔を隠すと よしよしとお尻を撫でられる 「シバ、尻寒くなるからシャワー行こ」 『や、』 と、ぐずぐずと情けなく鳴る鼻をぐしぐしと拭って顔を隠していると 今度は頭を撫でてくれる 「シバ、起きておしっこアヒルさんにできたのか?」 『……したけど、』 「そっか、えらかったじゃん。1回ちゃんと起きられたんだな」 『でも、結局びしょびしょになったし』 「でも起きたし、おむつの中におしっこ出ちゃう前にアヒルさん使えたんだろ?」 『…そうだけど』 「えらかったじゃん。後はおむつ脱いだ後俺の事おこせば良かったなー」 よしよし、と俺の頭を撫で 脇の下に手を入れられて よっこいしょ、と抱っこして持ち上げられる 「あー、やっぱりお前重いなー。重くてかわいい」 と、ぺしぺしお尻をたたかれる 『重いのにかわいいの?』 「ああ。ずっしりしてて大きくてかわいい」 『なんだよ、それ』 「こんなに大きいのに俺に抱っこしてんのかわいいだろ?ほら、すりすりしてるし」 『赤ちゃんじゃねえんだけど、』 「かわいい」 と、また抱っこしながらもお尻を撫でられる 『お尻、おしっこいっぱいついてるから、触んないで』 「今更だろ、そんなん。俺もお前のおしっこまみれだし」 『…ごめん、冷たくなって起きた?』 「いや、手にお前のおしっこ付いたからすぐ目覚めた」 『おしっこかかった?』 「あぁ、そうだな。お前下裸ん坊だったし、俺の手を脚に挟んで寝てたから」 『ごめんね』 「いいよ、お前のおしっこぐらい」 バスルームに着くと抱っこ すりすりとしていたら下ろされて シャワーをかけてくれる 『なあ、なんでお前おれのおしっこ平気で触んの?』 「いや、なんていうか今更だろ」 『きたないじゃん』 「シバのなら汚ねえって思わないからなー」 『なんだよ、それ』 「お前だって俺のちんぽ平気で舐めるだろ?」 『きょうへいのちんぽは舐めたくなっちゃうじゃん』 「いや、わかんねえけど」 なんでわかんないのかな? おれはきょうへいのちんちんすきだし 舐めたくなるけど。 きょうへいのいい匂いいっぱいするし 「シバ、お前のシャワー終わったら俺もそのままシャワー浴びちゃうから先でておむつ履いてられるな?」 『おむつなの?もうおねしょしないよ?』 「お前はしばらくおむつだよ。まだおしっこよくわかんないだろ」 『……ちょっとわかってきたけど』 「じゃあ今日1日失敗しなかったらまた昼間用のパンツに戻そうな」 『おねしょはセーフ?』 「おねしょはセーフ?まぁ、そうだな?」 『わかった』 「よし、じゃあ体よく拭いておむつ履いたらちゃんとスウェットも着とけよ。湯冷めするから」 『大丈夫、わかってる』 と、きょうへいに言われた通り 身体を拭いたらパンツタイプのおむつをおへそまで上げた もっかい寝るかな、 多分2時間ぐらい2度寝出来るけど 『きょうへい、もっかい寝る?』 と、バスルームのドアを開けて聞いてみると 「…あー、ねるかな」 と、きょうへいはすぐにおれに背中を向けた けど、 『きょうへい、ちんちん大きくなってるよ』 「……見るなよ、あっち行ってろ」 『きょうへい1人ですんの?』 「…しねえから。あっち行ってろ。俺もすぐ行くから」 と、さっさと身体に付いた泡を流すきょうへい そして、きょうへいが言っていた通りすぐに 新しいパジャマを着たきょうへいは頭を拭きながらリビングに来る きょうへいの股間はパジャマ越しでも もっこりしていて抜いてないんだろうなってわかる きょうへいって、オナニーいつしてんのかな 『きょうへい、ちんちん舐めていい?』 「舐めない。お前は俺がちゃんと服きて待ってろって言ったの聞いてなかったのか?」 『だって。ちんちんは?』 「ちんちんじゃねえ。服着る」 と、すぐにスウェットを頭の上から被らされて 下も履かせてくれる 「っふ、」 と、何故かきょうへいは笑っていて首を傾げる 『なに?』 「いや、おむつ丸出しでシバ恥ずかしいなって」 『…ばか、』

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