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第64話
「また出てんな、」
朝になって目を覚まし
シバのおむつをチェックするとおむつがパンパンに膨らんでしかも横漏れしていて
スウェットまで濡れている
『んん、』
「シバ、朝だけど起きねえの?今日旅行の準備と大掃除だぞ」
『んん、や、』
とりあえずおむつ脱がそうと
スウェットから引っ張って脱がす
「シバ、なんかおしっこいっぱい出てるけど」
と、枕元を見ると
インサートカップが置いてあって
俺が寝ている間に水がぶ飲みしやがったな…しかも冷たい水だろ
『んん、おしっ、こ、』
おねしょはスウェットに納まったようでシーツは大丈夫か、でも今日大掃除するからシーツも洗濯するかなと、考えながら
シバのおむつを開く
「シバ、シャワー浴びてパンツ履く?新しいパンツ履きたいんだろ」
『んん、』
軽くおしりふきでおしっこを拭いてやって
零さないように気をつけておむつを引き抜くが
シバは眠そうに
下半身が裸のままゴロゴロと転がる
「シバ、起きな。なに、お前あの後起きてた?」
『んん、おきない、』
「起きな」
『んん、だって、きょうへい、』
「ほら、おしり見えてんぞ」
『おしり?おむつ、おしっこ、きょうへい、』
「なに?」
『はーとおくって、』
「お前寝ないでゲームやってたろ」
と、枕元にある携帯を見てため息を吐く
寝れなくてゲームやってたのか?
『んん、おなか、』
「なに?腹痛いの?」
『いたい、』
と、ゴロゴロと転がりながら
少し腹の下の方を摩るシバ
「どうした?冷えた?つか腹の痛いなら早く服着るか」
昨日夜中エアコン下げたから寒かったかな
しかも水をがぶ飲みしたようだしな
「痛い?大丈夫か?」
と、シバの腹の上に手を乗せる
『きょうへいのて、きもちい、』
と、シバの身体から少し力が抜ける
よしよし、と摩ってやると異変に気付く
痛い、とシバが抑えているところ
よく見るとお腹の下の方で一部が
パンパンに張っていて
そして、
しょわ、とシバのちんちんの先っぽからおしっこが零れ
白い濡れていなかったシーツの上に零れる
「うわ、」
『んん、おなか、きもちぃ、』
と、そのままごろっと転がり横を向き
シーツにおしっこをちょろちょろと流していく
「ちょ、シバ、おしっこ」
『んん、おしっこしてんの、』
「ばかだろ…」
はぁ、とおもわずため息がでてしまう
更に動くから
ベッドにちんちんの先っぽを押し付け
じゅううう、と音をさせシーツに直接おしっこを染み込ませていく
被害を広げないように
毛布を避けシバのおしっこが終わるのを待つ
「シバ、おしっこきもちいい?」
『きもちいぃ、』
「お腹は?痛くねえの?」
『ぱんぱんだったの、なくなってきもちぃ、』
と、おしっこが終わりそうなタイミングで
もぞもぞと目を擦りながら起き上がり
ぼーっと自分のちんちんを見るシバ
『?……おしっこ?』
「おしっこ気持ちいいんだろ?」
『んんっ、』
ぷるっと身体を震わせ
ちょろっとおしっこを出して終わらせた
『なんで?おしっこ……おむつは?』
「おむつは?じゃねえよ。溢れそうだったから脱がしたら寝ぼけてそのままおしっこしたんだろ」
『……おしっこ、でちゃった』
と、びしょ濡れの股間とシーツを見て
くしゅ、と少しシーツを握ったシバ
ほら、とタオルでさっさと濡れた所を拭いて立たせて
腰にそのままタオルを巻く
「シャワー浴びといで」
『眠かったからわかんなかった、』
「お前いっぱい水飲んだろ?」
『……喉乾いて寝れなかったんだもん』
「喉乾いたら飲んでもいいけど、水じゃなくてお湯と半々にしてゆっくり飲むっていつも言ってるだろ?」
『ごめんなさい、』
「次から気を付けるか?」
『うん』
「よし、じゃあシャワー浴びといで」
『あ、シーツ、ぐしゃぐしゃにしちゃった……おれ、洗うから』
「いいよ、俺後でやるし。どうせシーツ洗濯しようと思ってたしな」
『でも、』
「今日大掃除だから洗う予定だったんだよ。シバも大掃除手伝ってくれるか?」
『うん、おれ窓やる』
「ほら、じゃあまずはさっさとちんちんキレイにしとで」
『あらってくる!』
と、ようやく起きる気になったのか
さっさとシャワー浴びに行ったことにとりあえず安心をして片付けを進めた
濡れたものを持って
洗面所に向かい
濡れたスウェット、
おしっこ拭いたタオル
おねしょシーツをばしゃばしゃと流して
バケツに入れ漂白剤に付けておく
すると
バスルームのドアが開き
シバがシャワーを浴び終わり出てきたからタオルを渡す
『きょうへい、新しいパンツどこ?』
「……ええ、」
『なに?』
「今日はやめとけば?」
『寝る前にいいって言ったじゃん』
「だってシバさっきベッドでおもらししちゃったじゃん」
『だって…ごめんなさい。おもらし気をつけるから』
「でも濡れちゃったらシバ悲しいだろ?」
『んんん、だって、』
「明日にすれば?明日旅行だし。車の時はおむつ履いて向こう着いたらかっこいいパンツ履けばいいじゃん」
『……じゃあ、そうする』
と、いささか納得のいっていない様子だったが
渋々俺が渡したおもらしパンツに脚を通したシバ
「シバ、言うこと聞いてえらいなー」
よしよし、と頭を撫でてやる
『おれ今日おもらししないからな?』
「おお、いいよ。頑張れよ」
『うん。きょうへいパンツ履かせてあげればよかったって思うかもなー』
そうなったらいいけど、と
シバに新しいスウェットを着せてやる
『朝ごはん食べたくなっちゃった』
「そうだなー、朝ごはん食ってから大掃除一緒にしような」
『うん』
やったー、とすりすりと俺にくっついてくる
くっそう、
朝からあんなおもらししたのにかわいいやつめ
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