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第73話

『きょうへい、だっこ』 だっこだっこ、と 部屋にはいるとすぐにシバが抱きついてきた 『だっこ、だっこ』 「わかったからちょっと待てって、荷物置くから」 と、荷物を置いて手を洗っている間もシバは後ろを着いてきていて 「シバ、シバもおてて洗いな」 『だっこ』 と、首を振るから シバの手も一緒に洗ってやる 「シバ、俺腹減ってんだよ。一緒に食お」 と、テーブルに食べ物を並べて座ると テーブルと俺の間に無理やり座ってきた そこで気づく 「…シバ、おむつ替えようか」 と、座ったからモコモコのおむつが強調されていた いつの間にしてたんだよ、おしっこ出てるんじゃねえか 『出てないもん』 「出てねえの?じゃあおむつ替えない?」 『うん、出てない。おしっこ漏らしてない、』 と、あきらかにおむつはもこもこになっているがシバは漏らしてないと首を振る 『はやくごはんたべよ。きょうへいお腹すいてるでしょ?』 「うん、腹減ってる」 『たべよ』 と、シバは俺の上に座ったまま買ってきたものを開封していく 『きょうへい、あー』 と、食べさして欲しそうに口を開けるから 食べさせてやると シバも腹が減っていたのか 結構食っていて 俺が自分で食ってると我慢ができないのか 自分でも食い始めていた 腹が減って甘えてたのか、と納得して 昼ご飯というには遅すぎる軽食を済ませて 机の上を片付ける 「なんか飲も」 と、コーヒーメーカーでコーヒーを入れようとするとシバが後ろをちょろちょろと歩き出す 「シバもコーヒー飲む?」 『のむ』 と、いうが もぞもぞと居心地が悪そうに 股間を弄る 濡れてるから気持ち悪いんだろうな 『んん、』 「どうした、シバ」 『んん、なんでもない、』 と、おむつが濡れている事は言わずに もぞもぞと腰を動かす 「はい、シバ」 と、コーヒーをいれてシバの前に置き 自分のコーヒーも飲む やっぱりドリップうめえな コーヒーメーカー買うかな テレビをつけ座椅子に座ると シバはまたすぐに隣に座ってきて すりすりと寄ってくるが やっぱりおむつが気持ち悪いのか もにゅもにゅとおむつを自分でも揉む 自分から言い出さないという事は また俺が聞いても無駄だろうと シバが自分から言い出すのを待つことにする 「シバ、ちょっと俺がおしっこ行ってくるから待ってて」 『きょうへいおしっこすんの?』 「うん、するぞ」 『おれもいっしょにいく』 「ええ、俺シバにおしっこ見られんの恥ずかしいんだけど」 『やだ、一緒にいく』 と、着いてきたから 仕方なく俺がトイレに入っている間は後ろに立たせて待たせる 『おしっこしてる』 と、覗き込みながら言ってくる 「シバ、恥ずかしいから見なくていいんだけど」 『おれのいっつも見てるじゃん』 「お前が自分で見せてくれてんだろ」 こんなん見てもなんも面白くねえだろ 『おれがきょうへいのちんぽ拭いてあげる』 「そんなんしなくていいって」 『やだ』 と、全て出し終わったタイミングで トイレットペーパーをとって先っぽを拭いてくれる 「シバは?おしっこしないの?」 と、トイレを流してから聞いてみるが ふるふると首を振る 「じゃあシバのちんちん見せて。シバだって俺のちんぽみただろ?」 『やだ、』 「なんで?見るだけでいいから見せてよ」 『だって、』 向こう行こ、とシバを連れてテレビの前まで戻り 畳の上にオムツ替えマットを敷く 「シバ、ごろん」 『なぁ、きょうへい』 「どうした?」 と、ズボンに手をかけた所で 小さな声で言うシバ 『えっと、おれ、』 と、そのままズボンを下ろすと もこもこに膨らみに おしっこ出たよサインが浮き上がっているおむつが姿を現す 「シバ、おむつもこもこになってる」 『……なってないもん』 「おしっこでちゃってんな」 『でてない、』 「出てねえの?」 『でてない…ちんちん、見るんでしょ?』 「うん、シバのちんちん見せて」 と、おむつを開くと 全体的に薄黄色に染まり 中もおしっこを吸ってもこもこに膨らんでいた 『中見ないで』 「おむつ濡れてんな」 『ぬれてない』 「これは?」 『……あせ、汗だから』 「へえ、」 と、すんすんと鼻を動かすと おしっこの匂いがして笑ってしまう 『におい、嗅がないで』 「なんで?」 と、聞いてもふるふると首を振って おむつを自分で閉じて隠すシバ 「シバ、おむつ濡れても言えないのは赤ちゃんだぞ」 『赤ちゃんじゃないし』 「だって、おむつにおしっこしちゃっても替えてって言えないんだろ?」 『ちがう、赤ちゃんじゃない、』 「じゃあシバ。教えて」 『……おれ、おしっこしたから、』 「教えてくれんの?」 『…うん、』 「いつおしっこしたの?」 『きょうへいが、ロビーで鍵もらってる時。きょうへいにバレないようにギュッてしたのにあふれた』 「いっぱいでたの?」 『……うん、おしっこ、我慢してたのに、いっぱいでた、』 「おむつ気持ち悪くなかったか?」 『…気持ち悪かった』 「俺聞いただろ?おむつ替えようって」 『だって、言いたくなかったんだもん』 「なんで?怒られるから?」 『…だって、きょうへいに言うの恥ずかしいから』 「へえ、恥ずかしいんだ。だから秘密にしてたのか?」 『…うん、』 「でも俺はシバに教えて欲しかったけどなー。おしっこいっぱいのおむつのままだと気持ち悪いだろ?冷たくなるし痒くなっちゃうし」 『おむつの中、最初おしっこいっぱい出てあったかかったのに、時間たって、冷たくなった』 「嫌じゃなかったのか?」 『やだった、さわるとぐしゅぐしゅしてた』 「いやなら早く言えばよかっただろ?」 と、おしりふきでちんちんを包んでシコシコと拭いてやる 『だって、言えなかったんだもん』 「わざとおしっこしたんじゃなきゃ俺怒んねえから次からは早く言おうな」 『……おしっこ漏らしたけど、赤ちゃんって言わない?』 「シバがちゃんと自分で言えたらな」 と、脚を上げさせて おしりの方も拭いてやる 『じゃあ言うから』 「…シバって赤ちゃんって俺に思われたくねえの?」 『思われたくねえもん、おれ大人だし』 「でも甘えたいんだろ」 『甘えるのは大人でもするじゃん』 いや、そうか? シバの甘えたいは赤ちゃんとは違うのか、と 俺もわからなくなってきて シバって甘えん坊だから赤ちゃんみたいに甘えたいんじゃないのか? とりあえずシバに新しいおむつを付けて上まで上げてやる 「ほらできた。ズボン履こ」 『うん、おしりすっきりした』 「気持ちいいだろ」 『きもちいい』 赤ちゃんは満足したようで だっこ、とまたすぐに俺の上に乗ってきた 赤ちゃんじゃねえんだよな?

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