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第77話

昨日きょうへいと話した芦ノ湖の上の鳥居の所に来ていた パワースポットらしいから 湖のギリギリの所まで行ってきょうへいに写真を撮ってもらう 『きょうへい、次、交換しよ、きょうへいの写真撮る』 と、きょうへいの所に行こうと歩き出した時だ びちゃ、と足元で水の音がして 驚いて下を向くと いつの間にか湖の水の中に入っていて しかも水位が上がってきて 歩くと足元が冷たい水で寒くなって びちゃびちゃと音が鳴る 『わ、きょうへい』 「シバ!」 と、きょうへいが俺の事引っ張ってくれて 何とか湖から抜け出せたけど 体の半分くらい湖の中に浸かってしまったから びちょびちょになって悲しくなると きょうへいが頭を撫でてくれた 『きょうへいぃ、』 「大丈夫、きれいにしてやるからな」 と、外なのにズボンを脱がされて 外なのに下半身がおむつだけの姿にされてしまった ◇◆ 『きょうへい、ズボンぬがしちゃや、そとだから、はずかしいから、』 「シバ?どうした?」 『おむつ、はずかしいから、や、はやく、ズボンはくから』 と、ズボンを手繰り寄せようとしてもズボンがなくて はずかしいから近くにある布で下半身を隠した 「シバ?どうした?」 『きょうへいがそとなのにズボンぬがしたから、』 「は?」 と、言われて起き上がり当たりを見回すと 旅館の昨日お泊まりした部屋で 今がベッドの上だと言うことに気が付く 「外?どうした?寝ぼけた?」 『……きょうへい、おはよう』 「おはよう、夢見た?」 『…みた、』 「なんの?」 『湖の、神社のところに行った夢』 「へえ、それでズボン脱がされたの?」 『きょうへいがぬがした、』 「へえ、なんで?」 『…湖の水で、濡れちゃったから、』 「夢でよかったな」 と、よしよしと俺の頭を撫で 下半身を隠していたシーツを取られる 『ぬれてる?』 と、聞いてみたけど ぐじゅぐじゅする感じがするから聞かなくてもわかる 「うん、いっぱいおしっこでてる。お前が起きる前に替えようと思ったんだけどな。昨日寝る前お前もちょっと酒飲んだから結構出たな」 お風呂の後、きょうへいがお酒を飲むから羨ましくて1杯だけもらったけど 地酒、って大人の味すぎてよく分からなかった …結局多分お酒のせいでおねしょしちゃったし ちらっとはずかしい下半身を見たら パットを入れてもこもこにされていたおむつの中はびっしょびしょにぬれてる 夢で水浸しになったからだ… パットもおむつもぷにゅぷにゅになってる 「パット入れといてよかったな」 『……おしっこじゃないもん』 「おしっこじゃねえの?」 『湖で、びしゃびしゃになったから…』 「今日初詣でお願いしとくから。シバのおねしょ治りますようにって」 『だから人に言ったら叶わなくなるから言っちゃダメだって!』 「シバ毎年何お願いしてるか教えてくれないよな」 『叶えたいから教えてあげないもん』 「ええ、そろそろ教えてよ。毎年何お願いしてんの?」 『やだ。教えない』 ちんちん拭いて、と脚を開くと きょうへいはお尻拭きでさっさと拭いてくれて 「シバ、後で朝ごはん来るからその前にちゃっちゃと風呂入っちゃお」 『朝ごはんゆっくりなんだね』 「あぁ、朝ゆっくりしたいからゆっくりの時間でお願いした」 『へえ、お風呂気持ちいいかな』 「朝だから景色よく見えるぞ、きっと」 と、脱ぐからいいや、と下半身は何も着ないで すぐに上も脱ぐ 『お風呂いこ』 「脱ぐの早え」 と、笑われたけど 「タオルとか色々持ってくから先行ってな」 と、言われて 先にお風呂に向かって おねしょしちゃったから先にしっかり頭のてっぺんから足の先まで身体を洗ってる事にして きょうへいを待っていると 案外すぐにきょうへいは来て 「身体自分で洗えたか」 『きょうへいおそい。体洗うの自分でできるし。早く入ろ』 「そうだな」 と、言ったのに何故か俺がお風呂に入るまでじっとみてるきょうへい 『なに?』 「シバ、こっち向いて」 と、言われてなんだ、ときょうへいの方を見ると カシャリ、と何かの音 『うわ、おれはだかなのに写真とった』 「いいじゃん。昨日ハメ撮りすんの忘れてたし」 『そんなんすんなよ』 「ほら、景色いいぞ」 と、写真を見せてくれて 確かに景色は良かった 『ちんちん写ってない?』 「よく見ればお湯の中に写ってる」 『やだ、消して』 「いいじゃん、俺しか見ないし」 と、きょうへいが入ってきて2人で並んで外を見るとすげえきょうへいが言った通りすげえキレイだった 『こんな景色いいの、昨日気付かなかった』 「昨日暗かったからな…それに、」 『それに?』 「お前昨日とろとろだったし、俺の事しか見てなかったじゃん」 『…そうだっけ、』 「抱っこって、向かい合って俺の膝に座ってたろ」 『………わすれた、』 きょうへいに言われてだんだん昨日の事を思い出してきた 昨日きょうへいとえっちなことした後に 全部きょうへいにやってもらいながらお風呂に入ったんだった 「忘れちゃったか。残念。まぁシバは赤ちゃんだからしょうがないな」 とにやりと笑われて 恥ずかしくなる 『赤ちゃんじゃねえって、』 昨日、気持ちよすぎて お腹の中も身体中も全然力入らなくなっちゃったんだもん… やば、朝なのに、 昨日の事思い出してちんちんむずむずしてきちゃった 『きょうへい…カメラ貸して。きょうへいのちんぽ写真撮るから』 「は?バカかよ。そんなもん取らないで景色撮れって」 『おれはきょうへいのちんぽのがすきなんだけど』 「じゃあ後でお前の携帯で撮れ」 と、カメラは貸してくれなくて お風呂に入ったおれをカシャカシャ撮るから ちんちん写らないように少しだけ場所を移動して脚で隠した 携帯できょうへいのちんぽ写真撮るのはなんか違うよな?

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