94 / 212

第94話

『きょうへい、飲み物のむ?ほら、おちゃ』 「おう、シバ、ありがとなー」 と、シバは蓋を開けたペットボトルを渡してきたから1口飲んで返すと シバもそのままぐびぐびとちょっと飲んでフタを閉めた 寝てる間に車のエアコンで乾燥したのかもな すぐ着くからいいや、と好きなだけ飲ませる事にした そして着いたのは 「シバ。着いたぞ」 と、道の駅の駐車場に車を停める 『道の駅?さっきと一緒じゃん』 「さっきとはちげえって。これから行くところあるんだよ」 と、後ろから少し荷物を取り出して 車の鍵を閉めた 「ちょっとだけ歩くけど」 『うん、』 と、シバは車を降りる前に 少しだけ自分のちんちんを触った 「おしっこ行っとくか?」 『ううん、大丈夫。パンツ……もぞもぞするから触っただけだし、』 「そんなもぞもぞするか?ちゃんと履かせてやろうか?」 と、やっぱりブリーフはお気に召してないらしく直してやろうとシバのズボンの中に手を突っ込もうとしたが 『いい!いいから、そんなん』 と、シバはおれの手を掴んで止めて さっさと車から降りて 今度は尻の方のくい込みを直すようにもぞもぞと弄る やっぱり履き心地気に食わねえのな まぁ汚さなければ、もしくは汚してもちゃんとその都度報告できるようになったらすぐ普通のパンツに戻してやるつもりだ シバがパンツを汚さなくなるのが先か、パンツの履き心地になれるのが先かというような感じだが。 あとはもうパンツ隠したりしなくなればいいんだけどなぁ 『きょうへい、なにすんの?』 「足湯」 『あしゆ?』 「ここら辺にあるんだよ、足湯スポット。お前温泉好きだろ」 『すき、温泉も』 温泉も、ねえ 「よし、行くぞー」 と、シバの腰をぽんと叩いて着いてくるように促す 『おれ足湯初めてだ』 「俺もそんなねえなぁ、足湯」 あった、と目的地に付き 案内に従って靴と靴下を脱ぎ シバは先に嬉しそうに脚をつけたのを見て 足の先をつけた時だ 『きょうへい、……おしっこ』 「あぁ、おしっこしたくなっちゃったか」 最近たまに風呂でおしっこするからな、こいつ 足が濡れた事でおしっこしたくなっちゃったんだろう 「ほら、あんよ拭きな」 タオルを出してやり、渡すが きゅ、と自分の中心を握って受け取れない 急におしっこしたくなっちゃったんだろうな 「あんよだして」 『…あんよじゃねえもん、』 「……じゃあなに、脚?」 『うん、』 おずおずと脚をだすから 拭いてやって そのまま靴を履き始めたから 俺もすぐに少しだけ濡れている足の先を拭いて靴を履く 「間に合うか?」 『大丈夫、』 ほらこっち、とシバを連れてトイレに行かせて シバが戻ってくるのを待つと もぞもぞ股間の辺りをいじりながらでてくる あの顔…… 「シバ、おしっこちょっと出ちゃったか?」 『…でてない、』 「本当に?手離して見せて」 と、手を掴んで離させるが ズボンは濡れている気配は無い 『でてない、』 「パンツも見せて」 と、そのまま腕を引き多目的トイレに連れていく 『…きょうへい、やだ、早く足湯いこ』 「ズボン下ろすぞ」 『やだ』 と、逃げようとするシバをトイレの端っこに追いやって 『きょうへいにパンツ見せたくない、』 と、首を振るから 「見せて」 と、よしよしと頭を撫でてキスをして 意識を逸らしてから ズボンを下ろしてやると 白いブリーフの前部分が10センチほどじんわりと湿って薄く黄色くなっていた しかも何度かちびったようで真ん中のところの色は濃くなっていた しかしシバは 『漏らしてない、』 と、ふん、と目をそらす 「でも濡れてるぞ」 『…ぬれてない、』 「濡れてるだろ。ちんちん気持ち悪くねえの」 『……ぬれてるけど……ちがう、』 「へえ。じゃあここなんで濡れてんの?ちょっと黄色くなってるけど」 と、濡れている所を人差し指でくるくるとなぞるとひんやりした感じが人差し指から伝わってくる 『……それは、』 「それともこれからせっかく足湯入って気持ちよくなんのにその冷たくなったパンツのままでいるか?」 『…や、意地悪いうなよ、』 「シバ、じゃあちゃんと教えて。お前のパンツ、なんで濡れてんの」 『足、……お湯についたら、ジュワッてちょっとパンツにでちゃった』 「へえ、それでここ濡れてんの?」 と、シミの縁をくるくるとなぞりながら聞いてみると うん、と頷いたシバ 「それだけ?」 と、少し色が濃いところ ちょうど先っぽが当たっているだろう所を つん、と突っつくが シバはちょっと目線を彷徨わせる 「ここ、色濃いけど?おしっこ出ちゃったの今だけ?」 『………さっき、寝ちゃった時……起きたら、パンツ湿っぽかった』 寝た時に少量おねしょをしてしまっていたのだろうか、 「シバ、俺パンツ濡れたらすぐ言えって言ったよな?」 『……だって、汗だと思ったんだもん、』 「そっか、」 よし、とシバのズボンを上まで上げてパンツを隠してやるとシバは少し迷い ズボンの中にもぞもぞと手を入れたから 俺は気付かないフリをする 『……きょうへい、』 「どうした?」 『パンツ、替えてくれないの?』 「替えて欲しいのか?」 『……だって、』 「なんで?」 『え?』 「パンツ替えて欲しいの?俺が聞かなかったらそのままでいるつもりだったろ?」 『えっと……おれ、おしっこちびってパンツ…染み付いてて冷たくなって気持ち悪いから、』 シバはもうパンツを替えてもらえると思っていたようで さっきまで隠そうとしていた湿ったパンツが我慢できなくなったようでもぞもぞと引っ張って肌に触れないようにする 「パンツ気持ち悪くなっちゃったのか?」 『うん……きょうへい、パンツ、おしっこで濡れてて嫌だから替えてください、』 「濡れてて気持ち悪いか。じゃあ替えてやろうな」 と、言い直すと恥ずかしいのか顔を真っ赤にした もう一度ズボンを下ろしてやって 濡れたパンツも下ろすと中側の方がシミが大きいのがわかる 「おしっこの匂いする」 『におい、やだ、嗅がないで』 「キレイにしような」 と、脚からパンツを抜いてやり 袋の中に汚したパンツを入れるとぺちゃりと音がした 結構濡らしてんな、これ ウエットティッシュでちんちんを拭いてから 新しい白ブリーフを履かせようとするが 『またブリーフなの?やだ、』 「今これしか持ってないし。つか約束しただろ?シバがパンツにシミ付けなくなったら大人パンツ返してやるって」 シバはむむ、と眉を顰めながらも 抵抗できずにパンツを履かされる 「シバ、ちんちんの毛ちょっと生えてきたな」 『生やしてんのに全然伸びねえ』 生えかけの子供ちんちんみたいだな、それ 生えかけの子供ちんちんにブリーフ履かされるなんて余計恥ずかしいだろう まぁサイズはそこそこあるのにアンバランスだ そこがまたかわいいけど 「ほら、できた。もうおしっこ大丈夫か?」 『うん、』 「じゃあ足湯戻ろうな」 と、手を洗い足湯に戻ることにした 『足湯さっきちょっとはいったの、きもちよかったからたのしみー』 と、意地悪された事はもうすっかり忘れたような態度をとるからちょっと心配になる こいつ、騙されたりしないだろうな……

ともだちにシェアしよう!