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第98話

「おお、なんだこれ」 2時間ほどで仕事を終わらせて家に帰ると 玄関にシバの抱き枕と毛布にくるまった物体があり ちらっと毛布をまくって中を覗くと ちゅぱちゅぱと指しゃぶりをしながらシバが眠っていた まさかずっとここにいたんじゃねえよな? 床とか硬ぇし寒いだろ 無意識とはいえ指しゃぶりをしているという事は寂しかったのだろうか 「シバ、ただいま」 『んー、』 「寝るならベッドかソファいきな。床だと体痛くなるぞ」 と、起こすと少しぱちぱちと瞬きをして 俺の事を見てから ちゅぽ、と口から指を抜く 『きょうへい、おかえり、』 「うん、ただいま」 『きょうへい、つかれた?』 「いや、まぁそんなに」 『そっか、』 と、自分で起き上がったから 枕を持ってやるとそのまま毛布をずるずると引きずりながら着いてくる 「腹減ったか?なんか食う?」 『ホットケーキ、』 「いや、今ホットケーキミックスねえから。じゃあ後で買い物一緒に行ってホットケーキミックス買ってこよ」 『うん』 まだ眠そうだな、こいつ そしてシバはこの前食べて以来ちょっとホットケーキを気に入ったらしい 「パン焼くか。ジャム付けてやるから」 『うん』 俺もコーヒー飲も、と シバをソファに座らせて 自分のコーヒーとシバのココアを入れながら シバのトーストを焼く マーマレードかな、今日は いつもいちごとかブルーベリーのジャム付けてたけどマーマレードも最近シバは気に入ったようで嬉しそうに食うし さて、とジャムを塗ったパンと 飲み物を持ってシバの前に行き こたつのローテーブルに置いてやると こたつに入るためにシバは立ち上がって そこでようやくあることに気付く 「……シバ、お前なんかスウェットシミになってねえ?おねしょしたの?」 と、シバの中心部分に既にかわいているが汚した跡があることに気付いた ちょっと待て、とこたつに入ろうとするシバを止める シバは少し首を傾げてから スウェットの中を覗いた そして、 『ううん、おねしょしてない』 と、ぱちん、とゴムを離して そのままこたつに入ろうとするけど 「いやいや、濡れてんだろ」 『ええ、おしっこじゃないもん。…汗。パン食べる』 と、ふん、と嫌がって こたつに入ってパンにかじりついた いや、汗でそんな濡れかたしねえだろ まぁ、量はそんな出てないのか パンツからちょっと溢れてるくらいの量だろう 食事が終わったらトイレ行かせてパンツ替えてやろ、と思いながらコーヒーに口をつけた 『またコーヒーのんでるの?』 「あぁ、なんで?」 『きょうへいはコーヒーばっかり飲むからなー。コーヒーもいいけどココアのがおいしくない?』 「俺あんまり甘いの元からそんな食わないし飲まない」 『へえぇ、』 ココアうま、とシバはココアを飲み パンを食べ終わったらすぐに横になった 「シバ、俺が会社行ってる間トイレ行ったか?」 『行ってない、ずっと寝てたし』 「じゃあそろそろトイレ行きたくなってねえの?」 前湿ってるし 『んー?どうだろ、そんなしたくない』 「じゃあ1回おしっこ行くか。俺も一緒に行くから」 『ええ、やだよ。こたつ温かいし』 「じゃあもうこたつ片付けるぞ。まだ寒いけどこたつおしまいにするぞ」 『ええ、やだ、なんでそんな意地悪いうの?』 「意地悪じゃねえよ。トイレいこ」 と、シバの腕を引っ張ってこたつから出すと シバは嫌そうな顔をしながら着いてくる 『おしっこちょっとしたいけどめんどくさい』 「お前はそれでいっつも漏らすからな」 『…漏らす前にトイレ行けるのに』 行けねえだろ、6割くらいは トイレの前に付き 一緒にトイレに入ってついでにシバのパンツチェックをしようとしたが 『…きょうへいは外で待っててよ』 「は?なんで?」 『だって、トイレは普通ひとりでするじゃん』 まぁ、そりゃそうだけど 朝させてやったことは忘れたのだろうか 「じゃあちゃんとおしっこしろよ」 『わかってるから、』 と、シバはトイレのドアを閉めて 間もなく中からしょろろろ、とおしっこの音がしてきたからちゃんと出せたようだ そしておしっこの音が終わると トイレを流してシバが出てきた 『たくさんでたよ』 「よかったな」 『うん』 「じゃあパンツ替えるか」 『……なんで?間に合ったから漏らしてないよ、』 「でもさっき汗かいたんだろ?替えとこ」 『やだ、ちゃんと今トイレでも拭いといたし、』 「でもシバ汗で濡れてるパンツだと後で痒くなるだろ?」 『な、なんない、もう、大丈夫』 「大丈夫じゃない、替えるぞ」 と、シバのスウェットに手をかけるが シバはぎゅっとウエストのゴムを抑えた 『やだ、』 「じゃあどうすんの、パンツ湿ってて気持ち悪くねえの?」 『かわいたし、』 「乾いたって事は濡らしたんだろ?」 『…そ、れは、』 「シバ、なんで隠すんだよ」 『平気だし、』 「ふーん、じゃあもういいよ。後でホットケーキミックス買いに行くの、シバはおもらしの染み付きパンツで買い物行こうな」 『…ちがうもん、』 「違くねえよ。シバのパンツおもらしした恥ずかしいパンツだけど今日はそのままにしような」 さて、着替えるか、とシバをおいて そのまま俺も着替えに向かうと 心配になったのか シバはそのまま俺の後ろをとぼとぼと着いてくる 「シバはもうちょい向こうで寝てていいぞ。お着替えしないもんな」 『…だって……おれ、おもらしじゃねえもん』 「だからそのままで大丈夫なんだろ?」 『……大丈夫、でも、お買い物行くから着替えるし、』 と、シバは俺の隣にならんで スウェットの上を脱ぎヒートテックを着る 俺はシバをほっといてそのまま先に着替えて戻った 『きょうへい、』 と、しばらくして ひょっこりとこちらを覗くシバ 「どうした?」 『えっと、パンツ、』 「うん、パンツが?」 そう聞くと ゆっくりこちらにきたシバは パンツを履いてなくて 恥ずかしそうに前を手で隠して近寄ってくる そして右手にはしっかりと布が握られていた 「シバ、パンツ履いてねえじゃん。どうしたの?おもらしパンツ」 『だって、…これ、みて、』 と、シバは手に握りしめていた布をゆっくりと開き汚れた所を見せてきてようやく気付く カピカピしてるし、 そんな黄色くなってない そしてふんわりと漂ってくるのはおしっこじゃない雄の匂いだ 「シバ、そのパンツなんか汚れてるけどどうしたの?」 『…おれ、おしっこもらしてないから、きょうへいに言いたくない…』 「へえ、でも汚れてんじゃん」 『…これは、白いの、出したから』 「どうやって出したの?」 『きょうへいがいねえからわるいんじゃん、』 「さびしかったか?」 『……うん、きょうへいが寂しくしたから、子供パンツの中にすりすりした』 「子供パンツ気持ちよかったか?」 『ふわふわで、気持ちよかった、なぁ、もういいだろ』 パンツちょうだい、とシバの手からパンツを受け取って確認するとたくさん出ていた事がわかる 『なぁ。見ないで、恥ずかしいから』 「シバは子供パンツ気持ちいいんだなー」 『だって、』 ほら、と新しい子供パンツを出して 足元に広げてやると少し嫌そうな顔をしながら脚を通したシバ 「シバもうずっと子供パンツかもなー」 『やだ、』 「だったら汚したらすぐ言えよ。ほら、シバが隠すから洗ってもキレイにならなくなっちゃうだろ?」 『おもらしじゃねえからいいたくなかったんだもん、』 と、不機嫌な顔で言った 「おもらしじゃなくても言おうなー」 ちんちん拭いてやろ、と膝の辺りでパンツを1度止めて おしりふきでちんちんを拭いてやると だいぶ毛が伸びている事に気づいた もうちんちんじゃなくて大人ちんぽみたいになってきてんな、これ 『なんでそんな見るの?』 「大人ちんぽだなって」 『やだ?』 「やじゃねえよ。かわいい」 『大人ちんぽなのに?』 「うん。シバのはなんでもかわいい」 かわいい、と少しだけつまんでふにふにと指でいじってから下着を上げた さて、買い物行くか

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