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第99話

「シバ先に帰るの?」 『うん、寄りたいところあるし。きょうへいまだ仕事だろ』 「いいけど気をつけろよ。お前今日車じゃないだろ」 『うん、大丈夫。タクシーにする』 と、仕事が先に終わったから きょうへいとちょっと晩御飯だけ食べて 買い物をして帰ることにした 「気を付けろよ。…やっぱりおしっこしてから帰りな」 と、きょうへいはちょっと心配しすぎで 一緒にトイレいって タクシー乗るまで一緒に来てくれた 銀座に行ってすぐに調べたお店に向かう 閉店時間まで後ちょっとだったからちょっと急いだ えっと、携帯で調べたやつ、と 店内で探してカゴに入れるけど、 『………えっと、』 これはどれがいいんだろ、 きょうへいが好きそうなやつ、とちょっと迷ってと、説明書きをじっくり読む 『………?、』 「何かお探しですか?」 『…あ、え、えっと、こーひーまめ、』 話しかけられたのは店員さんで なんて言えばいいか分からなくて コーヒー豆を見ているのに コーヒー豆、と言ってしまった 「どのような味がお好みですか?フルーティーな物や深入りで苦味がしっかりとしてるものもありますが」 『えっと、にがいやつ、』 「酸味は強くない方がいいですかね?他にご希望とかは」 『えっと、おちつくやつ、が、いいです、』 おれはコーヒーあんまり飲まないからどんなのがきょうへい好きかわかんなかった でもきょうへいはきっと苦いのの方がすきだし、と頑張って説明する 「それでしたらこちらの豆はいかがですか?深いコクがあり苦味も少し強めですがまろやかなのでゆったりしたい時とかにオススメですよ」 『じゃあ、それにします、』 と、コーヒーのセット一式と 選んでもらった豆を購入し、 淹れ方を教えてもらって、 少しだけ試飲したらおいしい感じがして ちょっと閉店時間が過ぎてしまって申し訳無くなったけど満足して ありがとうございました、とお礼を行って急いで家に帰った よかった、きょうへいまだ帰ってない、 何時に帰るの?ときょうへいに連絡してみると あと1時間くらい、とすぐに返事が来たから 急いで1度練習してみる事にした 『えっと、たしか、』 お湯を沸かして、 分量は、と説明書を見ながら 豆をミルに入れてゴリゴリする うん、結構固いけどいい音する、 ごりごりすんのちょっとたのしいかも、 フィルターをセットして 最初が大事、と教えて貰ったやり方で そっとお湯を入れる すごい、コーヒーのいい匂いする、 コーヒーっていい匂いすんだ、 できた、と少し飲んでみると うん、おいしい気がする、 けど、おれコーヒーよりココアの方が好きだからよくわかんないな? おいしくできてんのかな? でも、苦いコーヒーでも普通に飲めるからきっとおいしいんだ ちょっとおいしくいれられたかな? でもやり方はだいたい覚えた、と 時計を見ると きょうへいが帰ってくるまであと15分位しかなくて 明後日きょうへいと一緒にお休みの時にしよ、と急いで片付けて コーヒーも全部飲んで バレないように 一式袋に入れて バレないところ、と棚の奥の方に隠す きょうへいどこに隠してもすぐ見つけて来るから大丈夫かな、 おれがパンツ隠してもすぐ見つけるんだよな… でもここら辺はあんまり見ないかな、 みなちゃんがキッチン周りはよく整理してるし… まぁ、別に見つかってもいいか、と 戸棚を閉めた時だ ガチャッと鍵が開く音がして 急いて玄関まで向かう 『きょうへい、おかえり!』 「ただいま。シバまだ着替えてねえじゃん」 『これから着替えるから』 「いつぐらいに帰ったの?」 『えっと、ちょっと前』 と、きょうへいと会話をしながらリビングに向かう 「ん?コーヒー飲んだ?リビングコーヒーの匂いすんな」 『きょうへい、仕事大変だった?つかれた?』 とりあえず話を逸らそうと きょうへいとお着替えしにクローゼットに向かう 『きょうへい、おふろはいろ。お風呂』 「一緒にはいるか?」 『やだ?』 「やじゃない」 『じゃあ入ろ』 と、きょうへいとお風呂に行くと 「シバ、パンツ」 と、忘れていたパンツチェックをされる 『……今日はいいじゃん、』 「良くねえの、見せて」 『…おれパンツ見られんのやなのに』 「でも最近シバおもらししてなくて偉いだろ?あとちょっとなんだって」 そっか、確かに、そうかも 前までパンツは1日に3回くらい替えてたのにここ3日くらい 替えても1.2回だった あんまり見たくないけど パンツを脱いでそっと中を覗くと …5センチくらい、丸く黄色くなってる所がある いつでちゃったんだろ、 そういえば、会社出る前におしっこ行った時かも トイレの前でちょっとだけパンツじわってしてたかも、 あんまりおしっこしたくなくても トイレの前に行くと急に出そうになって パンツじわってしちゃうことあるからかも 「シバ、パンツどうだった?」 『……なか、ちょっとだけ、』 「どうなってる?」 『ちょっとだけ、おしっこで、よごれちゃった』 「そっか、正直に言えて偉いな、シバ」 『…うん、』 「シバ正直に言えて偉いから洗ってやるから貸して」 『あんまり、みないでね』 「わかってるよ」 「シバちんぽも洗ってやろうか?」 『ちんぽは自分であらえるし、』 「じゃあシバのパンツ洗ったらすぐ俺も入るから先に入ってな」 『…うん、』 きょうへいに洗って欲しかったけど おしっこついてるちんぽ洗えない赤ちゃんたと思われたくないからばしゃばしゃと先に全身洗ってお湯に浸かった ふいぃ、気持ちいい、 お湯に浸かるとねむくなる、 仕事のあと慣れないこと色々したから疲れてたのかも、 おれのパンツを洗っていたきょうへいも入ってきて 「シバ、湯船で寝るなよ。あと身体温まって気持ちよくてもおしっこすんなよ」 『わかってるしそんなん、しないし』 「ならいいけど」 赤ちゃんじゃないからそんなすぐおしっこでないし、とふぅう、と気持ちよくて息を吐いてうとうとしていると きょうへいも身体を洗ってからお風呂に入ってきて 抱っこしてよしよししてくれる 気持ちいい、寝そう、 「シバ、風呂で寝ると溺れるぞ」 『もうねむい』 「じゃあちょっとだけ温まったらさっさと出て今日は早く寝ような」 『うん、』 「シバ、今日どこ行ってたの?」 『んんん、ちょっとだけおかいもの、 』 もうだめだ、気持ちよくておしっこでちゃいそう、 おしっこでちゃう前に上がろう、と 立ち上がってお風呂から出たけど ちょろろ、と少しだけおしっこが零れた 「うわ、急に何してんだよ」 『お湯のなかでしなかったじゃん、』 「お湯の中でも外でもお風呂でおしっこしねえの。お前それでこの前足湯行った時漏れそうになったじゃん」 『…でちゃったんだもん』 「気を付けろよ」 『…うん、』 「もう出るの?」 『うん、ねむくてげんかい』 と、いうときょうへいは漏らしたおしっこと身体を流してくれて すぐに2人で一緒にお風呂から出た 身体を拭くときょうへいは足元に もこもこのパンツを出してきたけど 『おれ、普通のパンツにする』 「お兄さんパンツやなの?」 『だって今日漏らしてないし、ちょっと汚したの自分で言えてえらかったじゃん』 「えらかったじゃんってお前自分で言うなよ」 と、きょうへいに少し笑われてしまった 「じゃあ今日はこれにするか」 と、白いパンツを履かされてちょっとやだったけど もう少しで大人パンツに戻してくれそうだから我慢して履くことにした 「ちゃんと歯磨きしておしっこして寝ろよ」 『んんー、きょうへいはまだ寝ないの?』 「ちょっとだけ仕事の資料探してから寝る」 と、おれの服を着せたら仕事部屋の方に行ってしまって 『早く来てよー』 と、きょうへいに伝えて お風呂上がりで喉乾いた、とちょっとだけ水を飲んでから歯磨きをして さっさとベッドに向かった さっきお風呂で漏れちゃったからでないし ベッドの前で一応あひるに座ってみたけど ちょぴ、とほんの少しだけおしっこは垂れて あとは出なかったから諦めた 早く明後日になんないかな、 おれきょうへいにコーヒーいれてあげたいのに

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