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第112話

やべぇ、寝そう、と うとうとしてきてしまって ちらりとシバを見ると ソファーに寄りかかりながら見ていたと思っていたのにシバは眠ってしまっていた 一緒に見るんじゃなかったのか、とちょっとシバの腰のあたりをぽんぽんと撫で 眠けを覚ますために1度立ち上がり伸びをする 映画がつまらない訳じゃない、 ただ、 昨日の夜遅かったのに今朝は始発に間に合うように早起きをして戻ってきて そのまま帰って買い物行ったりと 午前中は慌ただしく動いていた どちらかといえば夜型の俺は だいぶ睡魔がきてしまっていて まぁシバは睡魔に負けているが シバももしかしたら昨日の夜寝るの遅かったのかもな さて続き、と冷めてしまったコーヒーを飲み干して もう一度ソファーに腰を下ろそうとした所で気付く もぞりと動いたシバの手が きゅっと太ももに挟まっていた そして もじもじ、と少し腰が揺れている おしっこか そう言えば結構飲み物も飲んでいたし 買い物から帰ってきてからトイレに行っている所も見ていない 起こしてやるかとシバに手を伸ばしてピタリと止めた 『んん、…おしっ、こ、』 と、寝ながらぽつりと口にして もじもじと更に脚を動かす おしっこ我慢している夢でも見ているのだろうか、 ふぅ、ふぅ、と苦しそうに息をしていた 「シバ、」 起きな、 そう言えば良いだけなのに 何故か起こそうという気にならない このまま寝ていたらきっとシバはおねしょをするだろう それかギリギリ起きたとしてもトイレまで間に合わずにおもらしをするかもしれない そしたらきっとシバは また泣きそうな顔をする そしてぐずぐずとぐずってしまうだろう それで自分で片付ける事も出来ずに 俺に甘やかされて たくさん抱っこしてやると すりすりと身体を擦り付けながら ようやく機嫌を治すかもしれない 『んっ、でちゃ、っ、…ぁっ、』 と、背筋がプルっと少し震えたが ぎゅっと脚を更に力を入れて我慢をした様だ あぁ、もうまもなく漏らしてしまうだろう 「シバ、」 よしよし、とシバの腰をなで イタズラ心 いや、シバを困らせようとしたのかも知れない 「おしっこしていいぞ、」 と、小さな声で なんとなく言ってみる すると、俺の手の下のシバの腰が ふるりと震えた そして、 『…っふぅ、はぁあ、』 と、気持ちよさそうに息を吐き 『…まにあっ、…たぁ、』 と、ぽつりとつぶやき しゅうぅ、と水の音も聞こえる そして、 じゅわじゅわ、とスウェットが濡れた所でおしっこが止まった あぁ、そういや出かける前に シバのパンツにパット付けてたな 大半はパットに吸収されただろうが 大人のおしっこはやっぱり量が多い そして横になっていた事で 前だけに収まらずに横に流れてしまったのだろう スウェットの色を恥ずかしく変えた所でシバのおしっこは止まった 「シバ、出ちゃったな」 夢の中のシバは間に合ったようだが 現実は全く間に合っていない 映画を見ながら飲み物飲んで そのまま寝てしまった恥ずかしいお昼寝おねしょだ 「シバ、起きな」 と、そこでようやくシバの事を揺すって声をかけた 『んん、…な、に?』 そう目を擦りながら起き上がり ぽやぽやと寝ぼけながら 自分の下半身を見る そして 『あれ…?』 と、濡れたスウェットを摘む 「おねしょしちゃったな、シバ」 『…なんで、んん、なんで、』 「おしっこ我慢してる夢でも見たか?」 『…まにあったんだけど、』 「そっかそっか」 この状況を見ると 何も間に合っていないが 先程の寝言と今の言葉を聞く限り 夢の中では間に合ったのだろう 「いっぱい飲み物飲んじゃったもんな」 『…子供扱い、すんなよ、』 と、いいつつもシバはぐじゅりと自分の濡れた股間を握って悔しそうだ 「シバ、ソファまでは濡れてないから。お着替えしよ」 『…映画だったのに……寝ちゃったし、おねしょした、』 「まぁ家だからな。気が抜けたんだろ」 『……でも、』 「シバ、冷えるから。シャワーしに行こうな。抱っこするか?」 と、シバの頭を撫でるとふるふると首を振る 『……じぶんで、できるから。きょうへい映画みてていいよ。もう、映画おわるし』 「いや、俺がやるから」 『できる、』 「シバ。言ったろ。今日は全部俺がやってやるって」 よしよしと背中を摩って 1度映画の再生を止めて シバの手を引きシャワーに連れていく 「スウェット脱ごうな」 と、スウェットを脱がすと もこもこに膨らんで薄黄色に染まった下着姿になるシバ 恥ずかしいなぁ、この格好 そっと下着も下ろしてやると パンツの中でパットは膨らみきって決壊し ぐしゃり、と歪んでいた 「シバ気持ち悪かったな、キレイにしてやるから」 『…うん、』 シャワーのお湯の温度を確認して ゆっくりと流してやると 気持ちよさそうにシバは少し息を吐く 「シャワー好きな、お前」 『シャワーでキレイにしてもらうの、1番好き。気持ちいい』 「そっか。じゃあこれからはシャワーしような」 『…これからはって。もう、そんなに…漏らさないし、』 「そうか?まぁ、これからもずっと俺がキレイにしてやるって事だよ」 そうだ、 シバがここを出ていきたいなんて考えないくらいずっと甘やかしてやろう 『…漏らさないように気をつけるし、』 「そうだな、シバ。偉いな」 『大人だから、できるんだよ』 甘やかして気持ちよくしてやろう シバの体は快感に弱いし我慢強くもない そうしているうちに、 ここから出るなんてこと、すっかり忘れるだろう

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