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第132話
「おいで祈織。約束したろ」
そろそろ眠そうにしていた祈織を膝の上に乗せ
昼の続きをしようとキスをしたが
『…きょうへ、い、』
反応が薄く
あんまり乗り気じゃない気がする
何度かキスを繰り返し
脚を揺らして擦ってやっても
イマイチ反応がよくない
「どうした?」
『なんでもない、』
そしてそうそうにキスをやめ
ぎゅっと抱きついてくる
「どうした?しねえの?」
たってねえな?
『…えっと、』
「眠くなっちゃったか?」
『うん、…眠くなった』
「そっか、じゃあ今日は寝ような」
気分じゃなくなってしまったか
まぁしたがってたの朝とか昼の話しだしな…
もしかしたら見ていない間に自分で抜いたのかもしれない
俺は帰ったらゆっくりするつもりだったから
残念ではあるが…
まぁ明日も仕事だし
「…今日は寝るか。また今度しよ」
と、ベッドに入れてやり毛布をかけ背中を撫でる
『…ごめんね、きょうへい』
「いいよ、早く寝な」
と、よしよしと背中を撫でていると
しばらくして寝息を立て始めた祈織
なんだか今日はずっと元気が無かった祈織
またよくわかんねえ事考えてなければいいけどなぁ…
◇◆
しょおぉ、という水の音に
脚に温かい水が染み込んでくる感覚で目を覚ます
やられたか
そういや昨日もおねしょしちゃってたんだった
忘れて普通のパンツ履かせていた
おしっこをしながらもまだ眠っている祈織だが
違和感は感じているのか眉間にはシワを寄せていた
これ以上被害が広がらないように
パジャマの上を脱いで祈織の股間に当ててやる
『んぅう、』
とりあえずタオル、とそっとベッドから抜け出して
ベッドの下のカゴからタオルを出す
俺のパジャマがだいたいおしっこ吸ったからシーツはまぁ無事か
このまま着替えさせてやろうとおむつ替えシートを敷いてびしょ濡れのパジャマとパンツをまとめて脱がせてやる
貼り付いてくるくるに丸まって
裏返ってしまったパンツを見た時に気付く
「あ?夢精してんじゃん」
おしっこと違うぬるぬるした物が
パンツの中についていた
なんだよ、やっぱり溜まってたんじゃねえか
見てない間に抜いたと思ってたのに
夢精するほど溜まっているって事は
自分で抜いたりしなかったのか
なんで乗り気じゃなかったんだ?
いつもこんな溜まっていたら
眠くてもやりたがるのに
不思議に思いながらもとりあえず拭いてやるが
『ん、ふぅう、』
と、もぞもぞと動いていて目を覚ましそうだ
「…祈織、」
タオルでびしょ濡れになっている太ももから拭いてやると
ふにゃふにゃで祈織の中心で転がっていたちんぽがぴくりと動く
祈織のちんぽかわいい、と
タオルで包んでそれも拭いてやり
脚も持ち上げ
恥ずかしいところを丸見えにして
そこもタオルで擦ってやる
『んぅ、っ』
「祈織、起きな」
起こさないつもりだったのに
あまりにかわいくてもう少しイタズラをしたくなってしまった
タオルで包みもみもみと少し弄ると
ふにゃふにゃだった物が少しずつ硬くなるが
『んっ、や、ぁ、っらめ、』
と、寝ながらも首を振る
「祈織、えっちしよう。ほら、起きな」
『ん、ぅ、やぁ、っ』
やっぱり起きねえかなー
ちんぽ硬くなってきてんだけどな?と
祈織のちんぽをしこしこしながらも諦めようとした時だ
『や、ぁ、ぁき、ら、くん、らめ、ぁっ』
と、泣きそうな声で言って
硬くなりはじめていたのに
萎えてしまい
じわじわとおしっこが溢れ出す
「…は?」
なに今、あきらくんって言った?
なんだ?いじめられている夢でも見ているのだろうか
「…片付けるか」
と、俺もなんだか気分が逸れてしまった
ぽつりと独り言を呟き
とりあえずおむつだけ履かせて
濡れてしまったパジャマやらを洗いに向かう
俺のパジャマと祈織のパンツとスウェットのズボン
あと身体をふいたタオルと
結構洗うものが多くて
朝まとめて洗濯機で回そうと決めて
とりあえず軽く濯いでバケツで付けておく
おしっこかけられたから、と
軽く身体をシャワーで流していると
『きょうへぃい、』
と、祈織の情けない声が聞こえてきて
バスルームのドアを開ける
「祈織ー、起きたか?」
と、聞こえるようにちょっと大きな声で言ってやると
足音がこちらに向かってくるのがわかる
『きょうへい、』
「起きたか?ごめんごめん。1人でびっくりしたな?」
と、俺の姿を見つけるなり
抱っこと手を伸ばしてくる
「ちょい待て、体拭くから」
『シャワーしたの?』
「あぁ、ちょっとな」
『起きたらきょうへいいなかったじゃん』
「びっくりして泣いてんの?」
『泣いてねえもん』
「情けない声出てたじゃん、きょうへぃいって」
『出してねえし』
と、強がって言ってみせるが
どう見ても情けない顔をしていた
『…おれ、おねしょした?』
「あー、うん」
『…ごめんなさい、』
「明日は一応寝るとき用のパンツにしような」
と、頭を撫でてやると
少し落ち込んだ顔をして頷く
服を着るなり祈織はすぐに抱きついてきて
抱っこ抱っこと脚を絡めようとしてくる
「なに甘えてんだよ。どうした?あきらくんにいじめられた夢でも見たか?」
からかってやろ、と聞いてみるが
『…え、ぁ、えぁ、なんで?』
と、予想以上に驚いた顔をして俺から離れた
「いや、寝言であきらくんって言ってたから」
『…あ、ぁ、寝言』
「なんで夢バレたのかって驚いた?」
『えっと、…うん、そう、』
「そっか。祈織、向こうでちょっといちゃいちゃしよ」
と、手をつなぎ
祈織をベッドに連れていくことにした
『えっと、なんでいちゃいちゃするの?』
「なんで?したくねえの?」
『…そうじゃないけど、』
「だって約束してたのにお前乗り気じゃねえから俺がムラムラして寝れねえんだもん」
『…きょうへい、』
「なに?」
『ごめんね、』
「何が?」
『…なんでもない、早くいちゃいちゃしよ』
と、祈織は少し申し訳無さそうな顔をしていた
大人げなかったかなー
年甲斐もなく俺だけ盛っている気がして少しだけ恥ずかしい気もした
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