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第141話
シャワーのあと
裸のまま俺の上に乗ってきて
そのままセックスになだれ込んだが
「勃ってねえな」
と、祈織の好きな所を弄っているのに
ふにゃふにゃなままで進めないでいる
『…んん、なんで、』
と、祈織ももどかしいのか自分でこすこすと擦っているが一向に勃たない
「今日はやめておくか、」
『やだ、する』
「やだって気持ちよくねえんじゃねえの?」
『でも…うしろ、くちゅくちゅしたら入れられるじゃん、』
「お前気持ちよくなかったら意味ねえだろ」
『やだ、するって、』
と、眉間に皺を寄せ
自分で後ろを弄り始めるが
やっぱり気持ちよくなれねえのか
辛そうに息を吐く
「なぁ、祈織。今日はやめとこ。お前も疲れてるんだって、また明日しよ」
『やだ、きょうへいとしたいのに、』
「無理にしなくてもいつでもできるから」
と、手を止めさせて拭いてやり
背中を撫でていると落ち着いたのか諦めたのか
俺の胸元に擦り寄ってすんすんと鼻をすする
このまま寝ちゃいそうだな、
「祈織、おしっこしてから寝よ。おねしょしちゃうから」
『や。やだ。きょうはおむつでいいから』
と、ぐずぐずしながらも眠そうに首を振った
今日はもうおねしょだな、と
諦めておむつを付けてやる
「祈織、ちゃんとトイレ行かないとおねしょ治らないからな?」
『いいもん、』
良くねえだろ、と頭を撫でてやるとすりすりと寄ってくる
『きょうへい、』
「どうした?」
『もう、ねる、』
「あぁ、おやすみ」
『…うん、おやすみ、』
しかし、眠ってからしばらくしてから
もぞもぞと祈織がうごいて目を覚ます
「…ん、どうした?起きた?」
『んんんぅ、きょうへぃい、』
と、寝ぼけてるのか
俺のパジャマの中にもぞもぞと頭を突っ込んでくる
「なに、何やってんだよ、寝ぼけてんのか?」
『んんぅ、ぅ、』
と、暫くもぞもぞと動いていたから背中を撫でてやるとようやく落ち着いたのか
俺のパジャマの中に入ったまま動かなくなる
「どうした、」
『きょうへぃ、』
「どうした?」
『おきる、』
「起きんの?まだ夜中だぞ」
『おきんの、』
と、もぞもぞと今度は俺のパジャマから出て行く
「なに、どうした?」
『きょうへい、腹減った』
「は?こんな時間に?」
『だって、』
「晩飯あきらくんと食ってきたんだろ?」
『ハンバーグ、』
でも腹減った、とこちらを見てくるから
しかたなく起き上がると
祈織もすぐに起き上がってついてくる
「何食いたいの?」
『カレー、』
「…作んねえぞ」
何かしら出してやるか、と
とりあえず冷蔵庫に向かうと
祈織もついてきて一緒に冷蔵庫を覗き込む
「あ、ほら。プリンあるじゃん」
『うーん、』
気分じゃねえのな
ある程度ガッツリ食いたそうだな、この雰囲気
「ラーメンならしてやるけどどうする?」
棚の下から袋麺を取り出すとようやく頷いたから
『きょうへい起きんのやじゃなかったの?』
「は?何が?」
『夜なのに、起きんの』
「だってお前腹減ったんだろ?」
『でも起きんのやじゃん』
「だってお前が腹減って寝れない方が嫌だろ?」
『きょうへいってやさしいよね』
「なんだよ唐突に」
『おれきょうへいのそういう所好き』
「だからなんだって、それ」
『べつに。そう思っただけ』
ほら、と作ったラーメンを出してやると
嬉しそうに早速食べ始める祈織
なんか俺もくいたくなってきたなー、と
祈織の隣に座ると1口ラーメンを差し出してくれる
「こんな時間に食うの体に悪いよなー」
『たまにはいいじゃん』
と、食べ続ける祈織
そう言えば、と祈織の尻をさり気なく触ると
「あ、おねしょしてんじゃんお前」
『…今食べてんだからそういう事言うなよ』
「食べる前に言えただろ」
『…だって』
「食べ終わったら歯磨いておむつ替えな」
『わかってるよ、もう』
祈織はまた1口くれて
汁まで全部飲み干しぐびぐびと水を最後に飲んで満足したのかふぅう、と息を吐いた
「満足したか?」
『うん、うまかった』
「よかったな」
と、頭を撫でてやり
一緒に歯磨きを済ませる
さてじゃあおむつ替えて寝るか、と
祈織を寝させてスウェットを脱がせる
「もこもこになってんじゃねえか」
『だって』
「いっぱい出てんな。寝る前行かなかったからだろ」
『今日は行きたくなかった』
「眠くても行かなきゃダメなのわかるだろ?」
『そうじゃなくておむつがよかったんだけど』
と、ぱかりと恥ずかしそうに脚を開く
まぁ今日はちょっと寝る前色々あったからぐずってたしな
「おむつする前おしっこ行っとくか?」
と、念の為に聞いてみるが
やっぱり首を横に振った
「寝れそうか?」
『うん、ねむい、』
と、おむつを付け終わるとすぐに眠そうにまた擦り寄ってくる
『きょうへい、』
「どうした?」
『ごめんね、』
と、祈織は何故か謝って眠りについた
なんの謝罪だ?
夜中に起きてラーメン作らせた事か
いや、おねしょした事か?
まぁいいか、と俺もそのまま眠りについた
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