157 / 212
第157話
「寝る時おむつ?どうする?」
『んー、今日はおむつにしとく』
と、ちょっと迷ってからベッドに横になった祈織
「おしっこは?してきた?」
『してきた、』
と、目を逸らしながら言うからきっと嘘だろう
まぁいいか、と
スウェットと下着をまとめておろして
腰の下にオムツを敷く
『なに?』
「パットも入れておくからちょい待って」
『ええ、もこもこになるじゃん』
「おむつからおしっこ漏れたら嫌だろ」
『…いやだけど、』
「あ、でもおねしょしたら明日会社でもおむつだからなー」
『やだー』
と、眠そうにあくびをしていて
昼寝いっぱいしたから寝れないと言っていたが
既に眠そうだった
疲れが溜まってたんだな
おむつをつけ終わる頃にはほとんど目が開いていなくて毛布をかけてやるとすぐに眠りにつく祈織
寝れないかもって言ってた割にあっさり寝たな
逆に俺はほぼ1日ゆっくりしていたから
体力が余ってしまって寝れそうにない
暇だ、としばらくは祈織の事をよしよしと撫でていたが眠れそうになく
ベッドサイドの電気をつけ本を開いた
寝る前に本を読むと
ついつい夜更かししてしまうからいつもは避けていたがたまにはいいか、と上半身を起こし読み進めていたが
隣に俺が横になっていない事が気に食わないのか、寝ながらすりすりと寄ってきて脚を絡めてくる祈織
よしよし、と背中を撫でながら本を読み進める
そして、しばらく経った時だ
じわじわと祈織がくっついている所が温かくなるように感じる
「あ、」
おねしょか、と布団をまくって確かめると
俺の脚にぎゅっと股間を押し付け
そのままおしっこをしているところだった
『ん、ふぅ、』
じゅうぅ、と勢いの良い水がおむつに当たっているのがわかる
そして徐々にそれも吸収され
おむつがどんどんもこもこに膨らんできていて
特におしっこをいっぱい吸っている前部分は大きく膨らんでいて
脚が少し開いてしまっていた
たくさんしてんな、これ
やっぱり寝る前におしっこは行かなかったのだろう
時計を見ると寝始めてまだ1時間半ほどしか経っていなかった
全部出たのだろうか
はぁあ、と無意識に気持ちよさそうに息を吐くから呆れてしまう
「おしっこいっぱいでたなー、祈織」
よしよし、と背中を撫でてやって
結構時間も遅くなってたから
祈織のおむつを替えてから俺も寝る事にして
ベッドの下からオムツ替えセットを取り出す
『んん、』
最近は眠りが深くなってきたのか
おむつの性能が上がっているからか
おねしょしても滅多に目を覚まさない
「おむつ替えようなー」
と、ちゃんと声をかけてからスウェットを下ろしておむつを見ると
パットを入れていたのに表面からも濡れているのがわかってたくさん出ている事がわかる
シャワーの時俺に怒られながらおしっこしてそこからトイレ行ってなかったとしてもまだ3時間は経っていないだろう
「お前本当にいっぱいおしっこでるよな?」
と、寝ていて返事は無いが
おむつを開いて様子を見ると
中に入れていたパットはぐしょぐしょになっていて余すところなく濡れていたが
おむつ自体はまだおしりの方は濡れていなくて
まぁ俺にくっつきながらうつ伏せ気味で寝てたからだろう
おしりふきでちんちんとおしりを軽く拭いてやって
またパットを入れてからおむつを閉じる
そして濡らしてしまったおむつは袋に入れるとずっしりと重くなっているのがわかる
こんだけおしっこしてしまったんだ、
明日は会社でおむつだな。病み上がりだし
起きててわかったが
寝てすぐおしっこ出ちゃうんだな、こいつ
眠りが深くなったぐらいのタイミングで出るのだろうか
今度あらためていつ頃出てしまうのかちゃんと調べてみるかな
さて、寝よう、と改めて祈織の隣に横になると
『ん、きょ、』
と、祈織がもごもご言っているのがわかる
俺の名前呼んでる、と微笑ましくなり
またよしよしと背中を撫でてやる
おむつキレイになって気持ちよさそうだな、こいつ
「祈織、おやすみ」
◇◆
『きょうへい、朝マック。起きて』
ゆさゆさ、と揺すられて目を覚ますと
寝癖がついてぐしゃぐしゃな頭の祈織が覗き込んでいた
「あぁ、おはよ、」
『おはよう、あさまっく』
「朝マックな、」
昨日から言ってたもんな…
本を読んで夜更かしをしてしまったから
起きるのが少しつらい、とそのままごろごろとしていると
むにゅ、としたものが俺の腹の上に跨る
むにゅむにゅ、と擦り付けられながら
揺すられる
『きょうへい、朝だよ』
「あー、起きるから」
と、むにゅむにゅの正体を確かめるべく
俺の上に跨る祈織のおしりに手を伸ばす
うん、おしりの方までもこもこになってる
『朝マック』
「その前にお前はシャワーだろ」
『…やだ、』
「やだじゃないだろ?髪もボサボサだし。それに、」
『……会社でおむつはやだ』
と、自白した所で起き上がって
ぽんぽん、と軽くお尻を叩いてやる
「外してやるからシャワー浴びといで」
『…うん、』
と、頷き
バスタオルを敷いてやると
すぐにごろん、と横になるから
スウェットを下ろしておむつを開くと
夜中に替えた時より明らかにたくさん出ていて
全体が薄く染まってもこもこのむにゅむにゅに膨らんでいた
「いつおしっこ出ちゃったかわかるか?目覚めた?」
『んー、朝、5時くらい。1回目覚めた時出てた…そのまま寝たけど』
「そんとき冷たかった?」
『んん、ぬるかった?』
ということは出てからそんな時間は経っていなかったのだろう
最近よくおねしょの量が多い事があるから
大体寝てすぐと朝方にしてるのだろうか
『そんなこと聞くなよ。恥ずかしい』
シャワーの前に軽く拭いてやって
敷いていたタオルをそのまま腰に巻いてやる
「おねしょいやだろ。濡れたまま寝てると風邪ひくし痒くなるだろ?」
『…そうだけど。しない時もあるじゃん、』
「まぁ、俺は祈織がおねしょしてもしなくてもいいけど」
『しない方がいいじゃん。おれはしたくないし』
「…じゃあ今度おねしょの病院行ってみるか?」
『…やだ、』
「まあ、お前がいやならいいけど」
『…きょうへいは?行った方がいいの?』
「俺はどっちでもいいって。祈織が行くの嫌ならやめとこ。ほら。朝マックだろ、早くシャワー浴びといで」
と、ベッドに座っていた祈織の腕を引いて立たせシャワーに送り出す
さて、俺は履くタイプのおむつでも用意して待ってるかなー
ともだちにシェアしよう!