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第159話
「あーもうトロトロになってんのな、」
『きょうへいのせいじゃん、』
きょうへいが車でいきなりえっちな事言い出すからきょうへいのせいで我慢ができなくなって
きょうへいに触られるだけでおれは全身気持ちよくなるって事とか
それはきょうへいの事をおれが大好きなせいってことも
全部自覚させられて
何故かそれが嫌じゃなくて、うれしくて
でも悲しくて
我慢できなくなって
何故か泣いてしまった
泣くときょうへいの事を困らせるってわかってるのに
1度でた涙はどうしようもできなくてよけい悲しかった
そのままベッドになだれ込み
きょうへいは俺のスーツの前を見て少し笑って
「ほら、祈織。どこがいい?」
と、おでこにキスをしてくれる
『くち、口にキスして』
「キスも好き?」
『すき、』
口にキスしてって言ったのに
きょうへいはおでこにも瞼にも
順番にキスしてくれて
これ甘やかしてくれるやつ、とおれの身体は覚えてしまってるから余計期待してしまう
「何震えてんの?」
『だって、』
「気持ちいい?」
うん、と頷くと
ボタンをひとつずつ外されて
おれだけどんどん脱がされてしまう
『きょうへい、』
「美味そうな顔してんな」
『うまそうなかお?』
「あぁ」
おれが?うまそうなの?
なにが?と首を傾げていると
ちゅ、ちゅ、と顔だけじゃなくて
首からキスをしてくれる
きょうへい、いっぱいキスしてくれて好き、
「乳首だけでいってみるか」
と、恥ずかしいコ 言葉と共に
ぢゅっと強めに乳首を吸われる
『っ、やっ、やだ、いっしょに、』
きょうへいと一緒にいきたいのに
「ちんぽ?大丈夫だよ、あとでそっちもするから」
『ち、っ、が、』
そうじゃないって言いたいのに
乳首をじゅるじゅる吸われて
もう片方は指先でスリスリ撫でられ
『っぁっ、や、ぁっ、』
「祈織、乳首だけだ。腰動かさないで」
と、耳もとで言われると
さらにパンツの中が湿るのがわかる
うごかしてるつもり無かったのに
かってに腰が動いて
きょうへいにスリスリしてた、
「乳首どうすんのが気持ちいい?スリスリすんの?それとも」
と、急にピリッとした痛み
『ひゃ、ぁっ』
きゅっと先っぽをつままれて
そのままひっぱられる
「いたいのが好きか?」
知ってるくせに、いじわる、
『や、っ、すき、』
「どっちだよ」
と、きょうへいは少し笑って
指先でまた乳首を転がして
むずむずしてきた頃にキュッつままれて
舐められてとろとろになって
きょうへいが気持ちよくしすぎてよくわかんなくなってきた
『んんっ、ぁうっ、』
そんなタイミングでぢゅっと強く吸われるから
背中から身体の中がビクビクして
ぶるっとふるえた
「お、いったか?」
と、顔を上げおれの顔を見てから
何故か少しだけおどろいた顔を上げるされて
直ぐにまた瞼にキスをしてくれる
「何泣いてんの?」
『ないて、な、』
泣いてない、と言おうとしたけど
いつの間にか濡れていたほっぺたを手で拭いてくれて
おれも息苦しくてずびっと、鼻を啜ると
いつの間にか自分が泣いていた事に気づく
『きょうへいが、おっぱいばっかりだからじゃん』
「今日は乳首だけでいくって言ったろ?」
なんで泣いていたかわからなくて
適当な事をいうと
きょうへいは頭を撫でてくれて
『やだって、言ったじゃん』
「でも出来ただろ?」
と、ぐしょ濡れになったスーツのズボンの前を開かれパンツの中を覗かれると
白くてドロドロになっていた
『…おれ、えらい?』
「あぁ。上手にイけたな」
と、またキスをしてくれた
いじわる、言うくせに
なんでそんな優しいキスしてくんだよ
『だいじに、しろよ』
どろどろでもう嫌だからぬぎだい、と
脚だけでスーツとパンツをぬごうとすると
きょうへいは手伝ってぬがせてくれて
暑いから、引っかかってただけの上の服もまとめてぬぐと
きょうへいはまだ服を着ているのにおれだけ裸で少し恥ずかしくなった
「今日はおもらししなかったのにパンツ汚しちゃったな」
『きょうへいのせいじゃん、』
「シャワーするか、そのあと続きやるから」
『や、このままする』
と、起き上がりたかったけど
まだ体から力が抜けてるから
足の先でちょんちょん、とベルトを触る
「行儀悪いなぁ」
『はやく』
「ちょい待って、」
と、きょうへいもようやく服を脱ぎ始めてくれて
シャツもボタンを外したから
はやく、とシャツの裾から手を入れて抱きつく
「ちょい待て、くすぐってえ」
きょうへい、いいにおいする
すきすき、とそのままシャツに頭を突っ込むと
きょうへいのにおいでいっぱいになって幸せだったのに
「こら、伸びる」
と、怒られて服を脱いでしまった
「ボサボサになってる」
と、笑って頭を撫でて治してくれる
『はやく、つづき』
と、そのまま下も脱ぐきょうへいをじっと見てるとスーツの太もものところにおれの精液ついてどろどろになってる事に気付いた
きょうへいの高いスーツも汚しちゃった
はやくはやく、と我慢できなくて
きょうへいの物に手を伸ばすが
「今日は祈織が気持ちよくなろうな」
と、指を絡め取られ
そのままベッドに転がされる
『きょうへい、』
「なぁ、なんでずっと泣いてんの?」
『ないてない、』
「泣いてんじゃん」
と、ぺろ、と涙を舐められる
『そんなんより、はやく、』
と、自分の脚を片方引き寄せて
はずかしい所をきょうへいに見せると
「あぁ、こっちな」
『ちんぽ、』
「気持ちよくしような」
『うん、きもちよくする、』
一回出して、どろどろになっていたおれのちんぽをきょうへいの手が包む
『んっ、は、ぁっ、』
こしゅこしゅされんのも、
先っぽすりすりされんのきもちい
「ぬるぬるになってる」
『すき、っ、ぁっ、おなかのなか、ほしい』
「ちんぽは?」
『だって、んん、っ、ぅ、』
「また泣いてる」
と、きょうへいは俺の頭を撫でたあと自分の指を舐めて
おれのちんぽからでているトロトロと、
さっき出した白いのをすくって後ろを撫でた
「後ろやるから自分で触っててな」
と、自分の手をちんぽにもってかれるから
「ほら、後ろ俺がやるから自分でくちゅくちゅしな」
うん、と頷いて覗き込むと
涙がじゃまで見えなかったから
腕で涙を拭ってからゆっくりとちんぽを上下に擦る
『ぁっ、ん、』
気持ちよくて
夢中で手を動かしていると
こり、っと中で動いたきょうへいの指が
うらがわ?わかんないけど、
中のちんぽのうらがわのとこ、コリコリされるとぴゅくぴゅくと白いのがちょっとずつこぼれてしまう
白いの出す度に、後ろも締まってきょうへいの指をぴったりと感じてしまう
『ぁっ、だめっ、んん、』
「あぁ、漏れてんな」
『おもら、し、してなっ、ぁっ』
「白いのでてるだろ?」
もう我慢できないんだ、
早くきょうへいのほしい
『うしろ、っ、もうきょうへいのはいる?』
こしゅこしゅ擦ってた手の中、もうぐちゃぐちゃだ、
「まだちょいキツいかも」
『はやく、もう、いれる、っ、』
「もうちょい待ってって」
泣きすぎて息出来ない、と
鼻をぐしゅっとすすると
おれの鼻の下の鼻水を拭いてくれる
『…きもちよく、してくれんでしょ?ねじ込んでよ、おれのだいすきなやつ』
と、腰を浮かして
きょうへいにおねだりする
「泣き虫のくせに煽ってくんなって」
そう言いながらも
先っぽを後にあててくれて
ゆっくりと押し込んでくるから
やっぱりきょうへいが言っていた通りきつくて
入りにくかったけど
きょうへいが優しすぎていやだったから
「あ、こらっ、ゆっくり」
『んっ、ぃ、っ』
いたい、と思いながらもそのまま腰をうごかして押し付けて
きょうへいの腰に脚を絡める
『んんっ、ぅっ、いれて、はやく、おくまで』
と、手を伸ばすと
おれのためにきょうへいはゴツ、と奥まで一気にいれてくれる
『ぁぅっはっ、ぁっ、』
身体を勢いよく切り開かれるピリッとした痛みと勢いよく奥に当たる熱くておれがだいすきなものの感覚に目の前がチカチカして
息もうまくできなくなる
「祈織、気持ちいいな、」
と、俺の目を見て言ってくれる
うん、と頷くとなんとなく分かった
おれ、気持ちよすぎて
きょうへいに触ってもらえるのが嬉しくて
この先のこと考えるのがこわくて
泣いてたのかも
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