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第163話

『…ごめんなさい、』 と、ようやく我慢から解放され 落ち着いたタイミングで 意地を張ったことを謝った祈織 「間に合ったからいいよ。でも言うこと聞かなかったから自分が辛くなったんだろ」 『だって』 「まぁとりあえずさっさと着替えよ」 と、社長室に連れていき さっきスウェット嫌がったから着替えのスーツを出すが 『…自分で着替えられる、』 と、目を逸らした 「でもちんちん、おしっこついてんだろ?ちゃんと拭かなきゃ痒くなるぞ」 『ついてないもん、』 「…わかったから着替えな」 と、伝えるが何故かもじもじとしてなかなか着替えない祈織 「なんだよ、着替えねえの?」 『…着替えるけど、』 なんかおかしい、やっぱりパンツ汚れてんだろうな、と背中を向ける祈織の腕を掴んでこちらを向かせると きゅっと、ワイシャツの前を握っていて 目をそらす 『なに、』 「お着替えさせてやろうかと思って」 と、ベルトに手をかける 『じ、ぶんで、できるって』 「いや、俺がやる」 と、そのままベルトを外して行くと 不安そうな顔で俺を見てくる 「あぁ、やっぱり濡れてんな」 と、ズボンを下ろすと 下着も雨で全体的にしっとりしているが 明らかに前のところだけ濃いシミができていた 『…雨、』 「雨で濡れたの?」 と、聞くと恥ずかしそうに頷くが 「でも前のところ濃く濡れてるけど」 『雨だもん』 「本当か?あれ?おしっこのにおい、してるけど」 と、前にしゃがんで聞いてみると 耳まで真っ赤にさせる 『…だって、』 「おしっこでちゃったか?ちゃんと教えて」 『……くしゃみした時に……パンツに、出ちゃったかも、』 「じゃあ拭いてキレイにしなきゃなのに嘘ついたらダメだろ?」 『だって…、ごめんなさい』 と、恥ずかしそうにもじもじと隠すようにちんちんを触っていて これなんか悪いことした時の仕草だなと気付く という事は何かまだあるのだろうか とりあえずパンツも脱がして タオルウォーマーから取り出した蒸しタオルで拭いていく すると 「お、」 『あ、』 タオルに包まれて気持ちよかったのか 温かかったからか しょろろ、と残っていた物がタオルの中に零れる こぼれないようにタオルを少し先っぽの方にずらしておしっこを受け止めると 残っていたのは本当に少しだったようですぐに止まる 「もう無い?」 『ない。もう無いと思ってたのに』 「タオル気持ちよくてでちゃったか?」 『恥ずかしい事ばっかりいうなって』 「じゃあ恥ずかしくならないように気をつけような」 と、新しいタオルを取り出して まずは手を拭いてやってからまた股間を拭き直すがすぐにまたもじもじとちんちんを触り出す 「祈織、ちんちん触んな」 『だって、恥ずかしい』 「赤ちゃんみたいにちんちん触んのが恥ずかしいだろ」 『…赤ちゃんじゃねえもん』 「自分のちんちん触んのおむつ替え中の赤ちゃんと同じだぞ」 『ちがうって、言ってるのに』 「最近赤ちゃん卒業してそういう事しなかったのにどうしたんだよ今日は。何が嫌かちゃんといいな」 『…だって、おれがきょうへいの言うこと聞かなかったからパンツ濡れたし、』 「自分でダメなことしたって思ってんの?』 『…言うこと、聞けなかった』 「なんで今日は言うこと聞けなかったんだ?」 『恥ずかしかったから』 「そんなん今更だろ。体冷えたからおむつにするか」 『やだ、会社でおむつは嫌だって』 「…」 帰るだけだから履かせときたいんだけどな まぁ後でにしよ、ととりあえずパンツを履かせてやってそのままワイシャツのボタンに手をかける 『あっ、う、上は自分で着替えるから』 と、何かを思い出したように背中を向けた祈織 「は?なんで?」 『そ、れは、』 またイヤイヤ期か、とため息を吐くと そのため息に怒られると思ったのか だって、と下を向いた祈織 「何隠してんの?祈織、ちゃんと俺に話しな」 すると、ようやくといった感じで おずおずと自分でボタンを外す祈織 『だって、恥ずかしいんだもん』 そして、シャツの裾を胸の上までゆっくりと捲りあげ 「…なるほど、」 両乳首に絆創膏を貼った胸を俺に見せてくれる 「かわいいじゃん。それどうしたの?」 これが恥ずかしくてずっと隠してたのかと納得したのと同時に乳首に絆創膏という恥ずかしくてかわいい光景にイタズラしたくなってしまう 『きょうへいが、いっぱいいじったから』 「俺が昨日いっぱい弄ったらどうなっちゃったの?」 『…むずむず、』 「むずむずすんの?」 『…うん、シャツに擦れてむずむずすんの、』 「へえ、だからこんな絆創膏なんて貼ってんだ」 と、絆創膏の端っこを少しだけくすぐる 『見られたくなかったのに』 「どうなってんの、これ」 『先っぽのところ、ちょっと赤くなって…少しだけぴりぴりする』 「俺が弄りすぎちゃったからだな、ごめんな」 『ちょっとだけだから、』 「絆創膏貼ってたらむずむずしねえ?」 確認しようと絆創膏越しにくるくると乳首の周りを撫でる 『っ、や、っ、さわんな、』 「なんで?絆創膏貼ってたら触っても大丈夫だろ?」 と、そのままくるくると周りを撫で カリッと先っぽを引っ掻くが 絆創膏で滑ってあんまり刺激できない 『んっ、っ、』 あぁ、かわいい声出てる もうちょいいじめてやろ、と くにゅくにゅと更に先っぽを潰すように押していると ぴくぴく、と少し反応しながら緩く腰が揺れていて 物足りない刺激に指を噛みながら耐えている祈織 『なぁ、っ、さわって、』 「でもむずむず嫌だから絆創膏貼ってんだろ?触ったら治らなくなっちゃうぞ」 『でも、やだ、』 耐えられなくなった様子で 自分の胸元に手を持っていき 絆創膏を剥がそうとするから 「祈織、ダメだ」 せっかくかわいいことになってるんだから と、手を捕まえてやって 指を絡め取る 『きょうへい、さわって、』 「どこを?」 『ここ、』 と、少し胸を突き出しながらいう祈織 「触ってるだろ?」 『ちょくせつ!っ、やだ、もどかしいから』 と、うるうると涙を溜めた目で見つめてくるから 「じゃあ祈織、ちゃんとどうして欲しいかいいな」 『だって、』 「ちゃんと言えるだろ?教えて」 『…おれの、ちくび、』 「うん」 『ちょくせつ、さわって、っ、』 「どうやって?シバ前はもっと上手にオネダリできただろ?」 と、聞いてやると シバ と呼んだからか ぐい、と涙をぬぐい ゆっくり俺の前にお座りをして すり、とおれの手に頬ずりをしてくる 『コレ、はがして、ちょくせつさわって下さい。きょうへいの指でおれの勃起ちくび、ぐりぐりしてぎゅって、ひっぱってください、」 と、更に俺の指をガジガジと甘噛みをして上手にオネダリをする姿がかわいくて舐めやすいようにそのまま少し口の中に指を入れてやる 「かわいい、祈織」 『んっ、かいいぬに、手をかまれてるんだよきょうへい』 と、必死にちゅぱちゅぱと指をしゃぶりながら伝えて来るのがかわいくて面白い 「おしゃぶりだけどな。祈織、お前が気持ちいいように俺の指トロトロにして」 『んっ、ぅ、ん』 と、おしゃぶりで気持ちよくなってしまってるのか腰を揺らし、喘ぎ声を漏らしながらしゃぶっていてどうもこのアングルは下半身に来る そろそろいいかな、と 指を抜いて腕を引きソファに横にさせる 「上手にオネダリできたから乳首触ろうな」 と、左側の絆創膏に指をかけると それだけで期待から喉が少し震えて声が漏れ始めている 『はぁ、っ、さわって、』 「乳首気持ちよくしような」 と、絆創膏の端っこをカリカリと引っ掻いてゆっくりと剥がしていくと 半分くらい剥がした所で ピンッと立ち上がった乳首は自ら絆創膏を押し上げていてぺろり、とすぐに絆創膏がめくれてしまう 「すげ、祈織の乳首びんびんじゃん」 『だって、んっ、はやくぅ、』 と、期待ともどかしさでトロトロになった顔で見つめてきて ご期待通り祈織の涎でトロトロになった指で くるくると周りを撫でてやる 『はぁっ、ぁっ、もっと、っぁ』 「ぐりぐりしてやらなきゃだよな」 と、先っぽを指先できゅっと潰してやると ビクッと腰が揺れる 『んんっ、』 「これきもちいいな、祈織」 『ん、うん、すき、もっとっ』 と、コクコクと頷いて 快感に耐えているのか口元に自分の左手を持っていき噛むから口の端から気持ちよさそうな息が溢れてしまっていた 「シバ、お口さびしいか?」 と、聞きながらも 乳首を指先で転がしてやると 『ぁッ!んんっ』 喋ろうとして声が我慢できなかったのか 少し大きめの喘ぎ声が出る 「かわいい、祈織」 『おくち、さびしいっ、んん、きょうへい、たべてくださいっ、おれの、くち』 先程拭っていたのに また目には涙が溜まっていて 潤んだ瞳で言ってくる 「今日の祈織オネダリ上手にできるな」 と、口元にあった手を退けてキスをすると すぐに首に腕を回してちゅぱちゅぱと必死に吸い付いてくる かわいい、泣いているからちょっとしょっぱいけど。 乳首だけでイケそうだなと キスに夢中になっている間に反対側の乳首の絆創膏も剥がしてやる 先程替えたばかりのパンツには もう先っぽの所にシミができてしまっていて 抱っこしてやると俺の膝にすりすりと腰を擦り付けていた かわいい、なんもわからなくなっているのがかわいい、と 右の乳首は親指で潰して 左の乳首はきゅっと摘んで引っ張ってやると ビクッと腰が大きく揺れ 『んむっ、んんっ、はぁ、ぁ』 と、口の端から息が漏れ 腰から背中を震わせて脱力する 祈織が腰を擦り付けていた俺の太ももがじわりと温かくなるのも感じる 「祈織、上手にイけたな?」 と、キスを終わらせて顔を見ると 気持ちよさからか顔は涙でぐちゃぐちゃで まだ余韻で力が入っていない 一応確認、と下着のゴムを引っ張って中を覗くとちゃんとイけたようで ぬるぬるとした白いものがまだ少し芯を残した祈織のちんぽにまとわりついていた 『きょうへ、』 このまま続きするか、 ローションないけど祈織の精液いっぱい出てるから大丈夫だろう、と下着を脱がそうとした時だ さっきまで身体中熱くしてたのに腰周りが妙に冷えている事に気付く そういやびしょ濡れになって着替えている途中だった、 「祈織が乳首に絆創膏貼ってエッチだったからしょうがねえよな?」 『なにが、?』 と、これからさらに気持ちよくしてもらえると思っている祈織の目が俺の事を見ていたが 「…着替えよ、雨で冷えてるし」 と、すぐに頭を撫でてとりあえず目をそらすことにした 『つづきは、?』 「家帰ってから、」 『ええ?なんで?きょうへい勃起ちんぽ、』 「勃起ちんぽじゃねえし」 『嘘だもん、』 と、納得いかない祈織は 俺の股間に手を伸ばし、服越しに勃起ちんぽを触ってくるけど 『きょうへいの服も濡れてるね?雨で』 「だから言っただろ、」 『…勃起ちんぽ、ほしかったのに』 と、さっきのオネダリよりエッチな言葉を口にしながらも諦めたようで俺の上から降りた祈織 『くしっ、』 「あ、」 やっぱり冷えてんじゃねえか… 『早く帰って一緒にお風呂入ろ、パンツのなかぐちゃぐちゃになっちゃったし』 なんでそうエッチな言葉を言っちゃうんだよ、こいつ 「帰ったら続きしような」 と、泣いたせいでズルズルになっていた鼻水を拭いてやると うん、とうれしそうな顔で頷いた とりあえず着替えたら何か温かいもの飲ませるかな

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