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第170話
『…きょうへい、おれ、ちょっと』
「なに?」
『トイレ、』
「あぁ、トイレ。間に合うか?行っといで」
そういやさっきもじもじしてたな
また居心地悪そうにもぞもぞと股間をいじっている祈織
『…あの、パット。新しいのほしい』
「え?ちびった?そしたらまだ出るだろ。先トイレ行ってな。帰ってきたら替えてやるから」
『…じゃなくて、』
「何が?」
『…もう、トイレ行きたくない』
「え?もうパンツに全部出ちゃったか?」
『ちがう!ちゃんとトイレでできた…けど…ちょっと間に合わなくて、パンツに出た、』
「いつでたの?」
『送迎の帰り道…戻って急いでトイレ行ってからここきた』
「あー、それでパンツに出ちゃったのな?送迎行く前トイレ行ったか?」
『それは、わすれた』
「最近ちゃんとできてたのにな。惜しかったな。まぁトイレでもできたんだろ?」
朝も失敗してるけど
それは言わない事にしておく
『うん、ちょっとパンツに出たけど、あとはトイレにできた』
ちょっとチビったようだが間に合ったようで安心する
スーツも濡れてないしな
つかずっともじもじ股間触ってんの
漏らしちゃって気持ち悪かったからかと納得する
「じゃあ早く替えような。もうトイレは大丈夫なんだな?」
『…でも、パットちょうだい、』
「は?なんで?」
『トイレで自分でやるから、』
「なんで?タオルで拭いた方が気持ちいいだろ、お前も」
『…じゃあタオルも、』
「どうした?ここですればいいだろ」
『…だってきょうへいに送迎前にトイレ行けって言われてたのに忘れてパット濡れたし…それに、さっき、おもらししても知らないって、』
「…ごめん祈織。俺がさっき八つ当たりして怖かったからだよな?知らないとか言ってごめんな?俺にさせて」
おいで、と腕を引いて
スーツのジャケットを脱がせてからベルトに手をかける
『…自分でできるよ』
「俺にしてもらう方がすきだろ?」
『…わかってるなら、漏らしても知らないとか言うなよ。おれ、嫌だったし』
と、ぷん、と膨れて言うから
申し訳なさとかわいさでよしよしと頭を撫でる
「ごめんな。もう言わねえから。こらからもずっと俺がやってやるし」
『おれ、大人だからずっとはおもらししないし』
「そうだったなー、練習中だもんな」
と、ズボンを下ろすと
予想に反してぷくぷくに膨らんでいる股間
そして上のゴムのところと脚の付け根の所まで少し湿っていた
パンツに少し出たと言っていたからちびった程度だと思っていたが結構漏らしてしまっていたらしい
『これ、ぐじゅぐじゅになって気持ち悪い、』
「お兄さん用だからなー」
ゆっくりと下着を下ろすと
中は全体的に黄色くなって余すところなく濡れていた
おお、
「いっぱいおもらししてる」
『おもらしじゃない、半分以上はトイレでできた、』
ふにゃん、となさけなく垂れ下がっているちんぽもずっとびしょ濡れのパットの中にいたせいで湿っている
ずっと蒸れ蒸れの中にいてかわいそうだったし
やっぱり明日からトレーニングパットじゃなくてふつうのサラサラのパット入れてやるかなと考えながら
蒸しタオルを取り出して熱くないか確認してからふにゃりと包んでやる
「祈織のおもらしちんぽかわいい」
『おもらしじゃないって』
…口に出したつもりはなかったが
思わず口に出していたようで
じとっと睨まれる
「ごめんごめん」
『おもらししてねえもん、』
と、俺の手を避けて
隠すようにちんぽを触る祈織
「拭き終わってないから触るなって。赤ちゃんじゃないんだから」
『…赤ちゃんじゃねえし。大人だから…さっきちょっと間に合わなかったけど』
「そんな急いで大人になんなくていいって」
『おれはもう大人だし…早く大人になりたいのに』
「急がなくていいよ」
大人になんかならなくていい
このままずっと俺のそばにいればその必要もない
けど祈織は納得していない顔をしていて
早く大人になりたがっているようだ
なんで最近そんな急いでんのかな
「いっぱい出てたからパンツも替えような」
と、脚からパンツも抜いてやって
新しいパンツに普通のパットをセットする
『それ、いらない。このあとは気をつけるから。お昼の後は会社にいるし』
「1回失敗したから今日は俺の言うこと聞こうな」
『……うん、』
納得できない、という顔を少ししたが
横に置いてあるびしょびしょのパットをちらりと見てから渋々頷いた祈織
「おしっこもう全部出たか?残ってない?」
『残ってない、』
「本当?抑えててやるからちょっとお腹の下力入れてみ」
と、タオルでちんぽを包んでお腹の下を撫でてやる
『でない、』
「ほら、出るから。してみ」
と、抵抗を見せたが
目を見て言い聞かせスリスリと先っぽを触ってやるとちょろちょろ、とほんの少しだけおしっこをした祈織
『はぁ、』
ふるふる震えながら
お腹の中に残ったおしっこを俺の手の中でする祈織に堪らなく満足感を覚える
「上手にできたな」
しかし祈織はちょっと困った顔をした
『嘘じゃねえのに、もうおしっこ無いって言ったやつ…ごめんなさい』
おしっこもう出ないと俺に言ったのに
出てしまった事を気にしているのだろう
「嘘なんて思ってねえよ。偉かったな。俺の言うこと聞いておしっこできて」
と、もう一度軽く拭いてからパンツを上げると
少し嬉しそうな顔をしてうなずいた
『おもらしじゃねえよ、きょうへいの言うこと聞いただけ』
「あぁ、偉いなぁ祈織」
『きょうへい、それ恥ずかしい』
「なんで、いいだろ?祈織が偉かったんだから」
と、パンツを上げたあと
少しだけ祈織のちんぽを触ってパットがゴソゴソしてないか確認して整えてやる
『ちんちん触んなよ。たっちゃうじゃん』
「ごめんごめん。祈織のちんぽ触り心地いいから癒されんだよ」
『癒されんの?』
「あぁ、かわいくて触りたくなるし」
『…ふーん、』
と、少し何かを考える祈織にズボンも履かせる
『なぁ、きょうへい』
「どうした?」
『きょうへいが疲れた時とかおれのちんぽ触っていいよ』
「は?なんで?」
『だって癒されるんだろ?』
いや、そう言ったけど。
俺そんな疲れてそうに見えんのか?
歳かな?気を付けよ…
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