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第173話

祈織は ここ1週間おねしょをしなくて おもらしも5日ぐらいしていない 完全なおもらしじゃなくても少し下着を濡らしたりすることもあるが ここ5日間は完全にそれもない このまま治るかもとうきうきしている祈織は 今日は普通のパンツで寝ると言い張り まぁいいかとそれを許したが なんとなく腑に落ちないでいた いや、おもらしやおねしょが治るのはいいことなんだろうけど なんていうか 完全に治ったら 最近よく言う大人になるっていう言葉に近付くんじゃないかと 妙な焦りが出る いや、大人になったって変わらない むしろもう年齢的には大人だ ただ、俺はそれが堪らなくいやだった 祈織が焦って大人になろうとしているのも嫌だし なんでそんなに大人になりたがっているのかもわからないのも嫌だ そして翌朝、 先に目が覚め 祈織の下のシーツを確認したが濡れていなく 今朝もおねしょをしなかったようだった このまま本気でおねしょしなくなんのかな、と思いながら祈織を起こそうとした時だ もじ、と足を擦り合わせているのがわかる おしっこしたいのかな、と下腹部を軽く触ってみると下腹当たりが張っている感じがする おしっこ溜まってんだな、いっぱい そして大人になり始めたと自分で意識がある祈織の膀胱はそれをこぼさないように必死に耐えているんだろう 軽くそこを撫で そのまま手を移動させ 朝立ちしているちんぽを軽く擦る 『ん、んん、』 と、少し身動ぎをしたが起きる気配はなく 下着の中に手を入れても濡れていないことがわかる 今日もおねしょはなしか、と 軽く先っぽを触って確認すると なにやらもやっとした物を自分の内に感じて 「……祈織。おしっこしていいよ」 と、寝ている祈織に 小さな声で伝えてみる すると、 『…ん、ふぅ、』 と、祈織は気持ちよさそうに息を吐き ぷしゃっと祈織のちんぽをいじっていた手に温かい液体がかかる そしてそれは最初は勃っていて出にくそうだったがしだいに勢いを増し瞬く間に広がり 下着やズボンを突き抜けシーツにシミを広げていく あぁ、おねしょした 俺のせいで祈織がおねしょをしたのだ たまたまタイミングが重なっただけかもしれない ただ、俺に言われ 我慢していたおしっこを無意識に、呆気なく排泄してしまった祈織に 堪らなく安心感となんとも言えない満足感を覚えた まだ、こいつは俺の言うことをちゃんと聞ける はぁあ、と無意識に気持ちよさそうに息を吐き プルりと身体を震わせた祈織 「まだ大人になれなかったな」 と、頭を撫で気持ちよさそうな顔をする祈織のおでこにキスを落とす 「…祈織、ほら、朝だぞ。起きな」 と、そのまま祈織の肩を軽く揺すって 今度こそ起こしてやる 『んん、きょうへい、』 と、まだ眠そうに目を擦り 俺の名前を呼ぶ祈織はまだ寝ぼけていて 自分の下半身の状況に気付いてないようだ 「祈織、起きてまだ時間あるからシャワーして会社行こうな」 『…しゃわ、…あっ、』 と、俺の言葉で気付いたのか さっきまでほとんど起きていなかったのに がばりと身体を起こして 下半身を触るから びしゃっと出したてのおしっこを触ってしまう 『あー、…』 と、落ち込んだ顔をするのがかわいそうでかわいくて 「いっぱいおしっこ出たからシャワーでキレイにしよ」 『…びしゃびしゃ、』 「あぁ、びしゃびしゃになってる」 と、濡れているところを触ると   しばらく祈織はびしょ濡れの自分の股間をみてうつむき 『…だっこ、』 と、小さく呟く 「抱っこ?」 『きょうへい、だっこ』 と、びしょ濡れのまま 隣りに座る俺の上に跨り 首に腕を回してすんすんと小さく鼻を鳴らす ショックだったんだろうな、俺のせいで じわ、と祈織の出したおしっこが 俺のパジャマにも染み込んでくる 『治ったと思ったのに、』 「大丈夫だよ、祈織。そのままでもいい、」 『やだ、おれは、やだから、』 「シャワーしに行こ。俺も祈織のおしっこでびしょびしょになったし」 『…シャワー、して、』 「うん、一緒にシャワーしような」 と、そのままシャワーに連れて行ってやり 服を脱がすが ぐすんぐすんと鼻を啜っていて目が潤んでいる 「シャワーかけるぞ」 と声をかけてからゆっくりとお湯をかけてやる 温まったから余計鼻水が出るのか ぐいぐい鼻と目元を拭うが止まらないようで 鼻を垂らすから手で拭ってやる 泣いてんなぁ 落ち込んでるんだろう かわいそうで、たまらなくかわいい シャワーをかけて洗っていると ふるっと、太ももの内側が少しだけ震えた事に気付く 「シバ。おしっこでるか?」 『…うん、といれ、』 「いいよ、しちゃいな」 『でも、』 「すぐ流してやるから」 こくん、と頷き 俺に言われた通りちょろちょろと残っていたモノをその場で出す祈織 『…でた、』 「そうだな、気持ちよかったな」 と、おしっこを流してやって 体を洗っていく 『おれも、きょうへいのこと洗ってやるよ』 「お、洗ってくれんの?」 『うん』 と、手にボディーソープを出して にゅるにゅると両手に広げて 俺の腹辺りにペちゃ、とそれを付けてくる 『おれのおしっこいっぱいついてるから洗ってあげる』 「そうだな」 ちょっと元気になってきたかな、と好きにさせてたら俺がいつもやるように にゅるにゅるとそのまま股間にも手を伸ばしてくる いや、俺が漏らしたわけじゃねえけど 『ちんぽもあらってあげる』 「いや、いい」 『いつもやってくれんじゃん』 「それは祈織がおもらしするからだろ?」 『…してない時も洗ってくれんじゃん』 「だって俺に洗ってもらうの好きだろ?」 『きょうへいはおれに洗ってもらうのすきじゃねえの?』 「…いや、うん、洗ってもらったことねえからな」 『じゃあ洗ってきもちよくしてやるよ』 と、ようやく機嫌が直ってきたか 好きにさせてるとにゅるにゅるとちんぽに手を這わせて 完全に洗う目的とは違う こしゅこしゅと手を動かして大きくしようとしてくる 「こら、イタズラ」 『洗ってるだけだし』 「嘘つけ」 『大きくなってきた、』 と、嬉しそうにイタズラを続ける そして目の前にしゃがみ あ、と口を開けるから 「あ、こら」 と、頭を抑えて止める 『…なに、大きくなってるじゃん』 「ちがう、苦いだろ」 『おれきょうへいのなら苦くてもすき』 「じゃなくて、ボディーソープ。そのまま舐めんな」 『…そっか』 と、シャワーをかけてきて流してくれるけど 『もうおわろー』 と、飽きてしまったようで そのまま自分の身体も流して風呂から出ようとする 「は?」 『…つかれたからやめとく』 「つかれたの?なんで?」 『つかれたりもするだろ?』 と、よくわかんないまま中途半端に勃起させられ放置されなんとも消化不良だが 俺も祈織にイタズラしておねしょさせた罰かもしれない

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